てんとう虫のハンバーグ

先日の代替で今日は休日。
友人と食事をしてきた。

といっても昼のランチを一緒に食べただけ。僕は酒を飲まないし、相手は夕方には家にいなくてはならない。それでも(十分な配慮の元で)会食が可能になったので、数年ぶりに会うことになったのだった。

 

 

 

そんなわけで、焼津市の洋食屋さん「てんとう虫」に行ってきたのだった。
昔からある地元の人には人気のお店らしい。自分は土地勘も何も無い土地だけど、名前だけは聞いたことがある。

「ここではハンバーグ」という友人の言葉に従い、ハンバーグのランチを注文。
ちなみに友人はサンドイッチやフライや鶏肉を選べるセットという、ハンバーグ要素の無い注文をしていた。

ハンバーグはデミグラスソースや和風など数種類から選べる。追加料金で煮込みハンバーグ等への変更も可能だった。
周りの席を見て気がついたが、基本的にソースもしっかりしたものの様だ。トマトソースはラタトゥイユなみに野菜がごろごろしているし、和風ハンバーグには薄切りの玉葱が山盛りになっている。

このランチセットでは主食(炭水化物)も選択できる。
ご飯orパン、というのでパンを選んだ。
飲み物はコーヒー。今日は涼しいので、ホットコーヒーを選ぶ。

それ以外はサラダとスープとデザートが付く。
平日の昼間ということで老夫婦と女性ばかりでほぼ満席だが、味だけでなく、色々と選べて全てがきちんとしている、そういうお得感も人気の秘密ではないだろうか。

実際、どの品もおいしかった。
ハンバーグは合い挽き肉のやわらかいもの。昔風ではあるけれど、とても食べごたえがある。今回は(友人の勧めに従い)カレーソースにしたのだが、完全にハンバーグ用に設計されたような素敵なカレー味だった。素揚げの野菜やグラッセがたくさん添えてあって、満足感が高い。

 

満足感…というか実際に満腹になる。
なにしろサラダはきちんと一食分の量があるし、ハンバーグは巨大で、その下のスパゲティも0.7人分くらいはあって、しかもきちんとアルデンテ。
一般的な「洋食屋の平日ランチ」らしいところはカップに入ったスープだけだった。そのスープだって、たっぷりと具が入っている。

ハンバーグの大きさもすごかったけれど、パンのサイズには驚いた。
パンはいわゆるトーストである。こういう店でトーストは珍しいと思っていたら、4枚切りの食パンが来た。8枚切り派としては、2日分の朝食分である。
切れ目の入れ方が、昨今あまり見かけなくなった感じで懐かしい。これにたっぷりのバターとジャムを付けて食べる。

先ほど書いたように付け合わせのスパゲティだけでも多いのだ。
でも、周囲のお客さん達はごく普通に食べている。焼津市民は大食漢なのかもしれない。

ちなみに食後のデザート(カスタードプリン)も、単品でも満足できる量と味のしっかりした手作りプリン。

 

総じて、ランチセットらしからぬ、全ての要素が「フルサイズ」の店だった。
友人の注文した、数種類を組み合わせるセットは各々の品がいくぶん小さくなる。後で気づいたが、注文時にハンバーグを"Sサイズ"に変更する事も可能らしい。それにしても、質と量をとにかく高める方向性が、この店の特徴のようだ。

これで「大食いの店」ではないのだからおもしろい。
食べ終えたあとに「世界は広い」と友人に伝えたところ、とてもうれしそうに笑ってくれた。なによりである。

そういえばこの数ヶ月は「そのつもりはなかったのに、大盛りの店に遭遇」が多い気がする。
今日は完全に不意打ちだった。
夕食はレタスとレモンのサラダ、大根とイカの煮物、焼津で買ったカツオの刺身というめちゃくちゃな内容になった。それでも「食べ過ぎた感」が今も残る。

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そんな火曜日だった。
友人とは海を眺めながら沢山の話をした。世の中は色々あったけれど、友人が元気で本当に良かった。

 

さよならのかけら

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