深夜の電話

夜中に携帯電話が鳴った。
夜に呼び出し音が鳴るように設定してあるのは、いくつかの電話番号だけ。
家族や高齢の親戚といった、緊急を要する連絡のみを受け付けるようにしている。
もちろん夜中に緊急で嬉しい連絡なんて来ないから、夜中の電話は緊張する。

今回は間違い電話だった。相手の操作ミスのようだ。
電話に出たときには、ぷつりと切れていた。念の為にLINEで問い合わせたら、「寝ぼけて通話履歴を押してしまった」と朝にお詫びの返信があった。

なるほど安心。
とはいえ、熟睡していたところを起こされた自分の脳は完全に覚醒している。
結局、うとうとしているうちに、朝を迎えてしまった。

昼間、おそろしく眠くて困ってしまった。
仕方がないから道の駅みたいな場所で15分だけ仮眠をとった。それだけで一時的にすっきりするから不思議なものだ。

数年ぶりにエナジードリンクを飲んでみたけれど、こちらは大して変化がない。「好きな味じゃないな」と思っただけ。でも、昔に比べて、味はとても良くなっていると思う。

帰宅してから、夕食の準備をする前に、再び仮眠をした。今度は20分のタイマーをかけてみた。昼間ほどすっきりしないけれど、取り急ぎ夕食の支度にとりかかって、食事をしていたら眠気は消えていた。

そして今に至る。
今日はひたすら、眠気に向き合っていた。車の運転は可能な限り控え、急激な血糖値の上昇は避け、集中力の低下を感じたら小休止する。冷たい空気に触れるために外に出る。目薬をさして、洗面所で顔を洗う。
断続的にフリスクを食べ、作業の合間に水筒のコーヒーを少しずつ飲んだ。そして上に書いたように、慣れないエナジードリンクも飲んだ。

ようやく、今から何の心配もなく眠ることができる。
深夜の電話は本当に心臓に悪い。そもそも、昼間だって携帯電話の呼び出し音は緊張するのだ。

 

お題「気分転換」

 

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