家族の看護と介護に関する諸々で、先ほどまで外出していた。
昨晩、寝る前に読んだ本にオムライスが登場したせいで、今日は無性にオムライスが食べたかった。
だから「よし今日の夕食はオムライスだ」と心に決めていたのだが、帰宅までの道のりでオムライスを扱う店を思いつかない。
大きな駅のビルならば、オムライス専門店などもある。
ただ、僕が住んでいるのは駅すらない田舎で*1、しかも僕は幹線道路を車で走っている。
ファミレスなどに立ち寄ってもいいが、メニューにオムライスが無かったら悲しい*2ため、おとなしく家に帰ることにした。
オムライスで面倒なのが、ライス部分の準備。いわゆるチキンライスを作る手間の問題。そこから別に鶏卵を焼く手間を考えると、一人では敬遠しがち。
だから今日は、普通の白いご飯を使う。
そのままでは寂しいから、熱いうちにバターとパセリ(冷凍)を加えてみた。
そこにオムレツを乗せる。
普段ならば薄焼き卵を作るのだけれど、今日はもう心身ともに疲れていたので、普通のオムレツにする。「今日は心と体に滋養をつけよう」と、卵をたくさん使ってみた。オムレツは卵を多くしたほうが上手にできるから、これは疲弊した状態での安全策でもある。
ともあれ、完成した手抜きのオムライスに、ケチャップをかけて食べる。
パセリを大量に入れると、これはこれでおいしいものだ。
二口くらい食べてから「ああそうだオムライスにはハムが要る」と思いつき、刻んだハムを用意して、それもむしゃむしゃ食べた。「オムライスにはタマネギが要る」とも考えて、昨晩に作ったタマネギのマリネを出してみたが、これは要らなかった。
なんだか学生の一人暮らしみたいな食事。
見た目は残念だけれど(というかオムレツにしか見えない)、でも嫌いじゃない。