諸事情あって、大変に重苦しい気分が数時間続いた。
こういう時は海だ!と車を走らせ、三保半島の突端まで行く。
ここから折りたたみ自転車で海岸沿いを走って、心のササクレを溶かすのだ!とトランクを開けたら、空だった。
先日の車検で、トランクルームの中身を倉庫に移したままだったのだ。
仕方がないから、灯台や砂浜のあたりを歩いてみた。
散歩はメンタルヘルスに素晴らしい効能がある、と本で読んだけれども、自転車を走らせるつもりだったのに仕方なく歩くことになると、残念ながら気分は良くない。
ハマボウフウや流木に躓くだけでも、自分の失敗を思い出す。具体的には、自宅の倉庫に置いてきた折りたたみ自転車一式のことを想像してしまう。
でもまあ、何もしないよりは気晴らしにはなったはずだ。
地質観測船の「ちきゅう」も見ることができたし、富士山も山頂だけは見えた。
写真には撮れなかったが、ハクビシンのような生き物にも遭遇した。
そして砂浜では「足首をくじく」という体験もできた。
漫画ではラブコメからスポーツ根性ものまで頻繁に起きる怪我(?)ではあるものの、自分の身に起こったのは人生初。それほど身体を酷使するライフスタイルではないから、今までは縁がなかったのだ。
学生時代から20代にかけては登山もしたけれど、ああいう場では足の運びに気を使うから、運が良ければ足はくじかない。
というわけで、左のくるぶしのあたりが、うっすら腫れている。
お風呂でシャワーを当てたら、少し痛い。
解熱鎮痛剤を飲めば忘れてしまうほどの痛みで、普通に歩く分には何の支障もない。ただ「今も足首をくじいているな」という感覚だけがある。
おそらく明日には回復するのではないか。
手元のキンカン(虫刺されの薬)には、こういう場合にも効くようなことが書いてあるけれど、とりあえず塗るのは控えておく。
では寝ます。
その前に、ファイナルファンタジー9を30分だけ進めます。おやすみなさい。