海を見に

昨夜はびっくりした。
夜中に目覚めたらすごい汗と、弱い頭痛。解熱鎮痛剤を飲んでも眠れない。
明け方まで微睡んで、しっかり寝たのは朝日が登るころ。

かなり寝坊した。
ただの時間の無駄では済まないのが中年の寝坊。身体がだるくなる。

ただしワクチン由来の不調は、ほとんど感じない。夜遅くのあれは何だったのか。

大事をとって静養したら、生活が滅茶苦茶になりそう。
なので車に自転車を積んで、駿河湾を眺めに外出した。

 

 

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波は程々。
海水浴場や公園ではないから、釣り客やビーチコーミングの人しかいない静かな浜辺。
眼前はテトラポットで塞がれているし、流木やゴミは多いし、あまり散策向けではないのだ。

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でも気楽に散歩ができるという点で、このうら寂しい浜辺はうってつけである。
四国だと瀬戸内海を眺める人のいない浜辺や岩場はいくらでもあったけれど、堤防の裏側まで生活圏のこの辺りだと、わざわざ選ばないと静かな場所にはたどり着けない。

適当に歩いたあとは、折り畳み自転車を出して、付近を少し散策。
港をぐるりと巡ってみたが、廃墟みたいな倉庫が目立った。真新しい「販売中」や「管理地」の看板が物哀しい。

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自転車に乗るまで気づかなかったが、注射をした側の腕は少しむくんでいるようだ。見た目というより、ハンドルを握る感覚が違う。
といっても大したことはない。
帰宅してシャワーを浴びてから、試しにハンドルを握ってみたら、もう普段と変わらなくなっていた。

これでワクチン接種第一回目は(副反応も含め)完了といったところか。
免疫は数日かけて除々に増えていくという。もちろん2回目の接種としかるべき期間の後に期待される免疫が獲得できるわけだが、それでも今日より明日、明日より明後日に「ほんの少しリスクが高い外出」は後回しにしたくなるのが人情というもの。
そこまで気にするのなら外出なんて諦めてしまうのが一番なのだけれど、常に最善手を選べないのならば誤差レベルでも安全側を選びたくなってしまう。
具体的には髪の毛を切りたい。

 

 

ゼルダの伝説」は楽しい。
弓で動物を射り、キノコやハーブを摘んでいるだけで時間が過ぎていく。どうやら無理に戦う必要はなくて、敵を見つけたら一目散に逃げているだけでメインのシナリオは進んでいってしまう。しかも寄り道も自由。
絶対に世界を救える気がしない。「もう一刻の猶予もない」と脳内のお姫様は語りかけてくるけれど、主人公(僕の分身)は今日もキノコとリンゴを料理している。
まあ、ドラゴンクエストの勇者も、ファイナルファンタジーの光の戦士達も、世界の危機を尻目に他人の家のタンスを漁ったりしているので、今作の主人公だけが悪いわけではない。むしろスローライフというか、丁寧な生活を実践できている。

しかし先日書いたとおり、ある日突然に「あなたがキノコ採取に夢中になっていて規定の日数が経ってしまったので、世界は終わりです。ゲームオーバーです」となりそうで怖い。住人の大半が、ほぼ滅びた世界に適応していて、世界を救う騎士たる主人公のリンク君を急かさないのも怖い。
良いゲームです。

 

 

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