遠方の友人からリンゴが届いた。
御歳暮でもあるし、お礼でもあるという手紙が添えられている。そういえば夏の終わりに、パソコン関係のトラブルを解決していたのだった。

自分では買わないサイズと品種の立派なリンゴである。
そのまま食べてもいいし、薄切りにしてトーストに挟んでサンドイッチに仕立ててもおいしいと添付のパンフレットにはある。
ただしサンドイッチにするにはクリームチーズが必要となる。そんな結構な品は冷蔵庫に無いため、今日は焼くことにした。
バターを塗った食パンにスライスチーズを乗せ、薄切りにしたりんごを並べたら蜂蜜を少しだけかける。トースターの「上面のみ」モードでじっくりと焼いて完成。
アップルパイやタルトほど火は通らず、半生の状態。その食感が楽しいし、チーズの塩気とリンゴの甘みが合わさっておもしろい味になった。
このリンゴ・チーズ・トーストと、切ったリンゴ、それにサラダと牛乳が今日の昼ごはん。外で仕事をしていたのだが、ちょうど昼に帰宅できたので、簡単かつおいしい昼食を作ることができた。
こういうものは、なかなか外では食べることができない。
でも最初に食べたのは、長野のカフェだったと記憶している。ほぼ全てのメニューが「森の仲間のコンサート・ピッツァ」みたいなメルヘン名称だったお店で、そこそこ穏当な名前の品を選んだ。それがこのリンゴ・チーズ・トーストだったはずだ。
「名前のわりに家庭料理だな」という感想や店の場所は覚えているのだが、肝心のメニュー名を忘れてしまった。「グランマ」という単語が使われていたはずだが、それ以外を完全に失念した。
仕方がない、もう10年以上も前のことである。
とにかくそんな火曜日だった。
仕事も家事も忙しいが、全体的に起伏が乏しくつまらない、そういう日。高負荷かつ平和なことは喜ぶべきことなのだろうか。まあいいや、もう寝ます。おやすみなさい。





