雨とクリスマス

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ここ数年、クリスマスには丸鶏のオーブン焼きが届く。
両親の知り合いが届けてくれるのだ。自分には事情がいまいち掴めないけれど、食い道楽の知人が贔屓にしている鶏料理専門店から買っているものを、我が家にも届けてくれる。鶏1羽分とは豪勢だが、何かしら良い食べ物があるとおすそ分けする人らしい。

しかし老夫婦と僕の生活では、1羽はいささか多い。
どちらかといえば兄家族のほうが喜ぶであろう、ということで彼らの家に届けてきた。
食べざかりの甥姪も、「トムとジェリー」に登場しそうな丸焼きは嬉しいはず。
自分も、この鶏の丸焼きや、ミカンや白菜を巨大なバックパックに詰めて兄の家に自転車を走らせていると、なんだか楽しい気持ちになってくる。
途中で書店に寄り、甥姪のプレゼントも買う。
サンタクロースと笠地蔵を合体させたような気分になれた。

 

旅ドロップ

旅ドロップ

 

 

そんな自分は、今日も鯛焼きを食べた。
今年は鯛焼きばかり食べているような気がする。
自転車での散策が増えたこと、店内での滞在を避けていること、なんとなく和風の気分であることが理由。フルーツタルトやパフェやマカロンばかり食べていた時期に比べると経済的ではあるけれど、やや彩りに欠ける。とはいえ、それで困ることもない。

 

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遠くの友人から届いたクリスマスのお菓子ブーツはとてもかわいらしい。
中にはアイシングクッキーやグミキャンディが入っている。こんなブーツを貰ったのは何年ぶりだろうか。

 

きらきらひかる (新潮文庫)

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彼女たちの場合は

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  • 作者:江國 香織
  • 発売日: 2019/05/02
  • メディア: 単行本
 

 

しかしなんとも不思議なクリスマス気分。
いつもより敬虔というか、近くの人や遠くの人達の無事を、改めて祈る気持ちが強い。気持ちがすうっと静かになってしまう。
別に(アブラハムの宗教の)神様にお祈りするわけではないのだが。
ケーキやカフェが好きだから、クリスマスには何かしら関わることが多いのだが、こんな過ごし方をするとは予想外。そして、あと少しで、この予想外だらけの2020年も終わる。どうか知っている人も知らない人も、健康でいて欲しい。

 

去年の雪

去年の雪

  • 作者:江國 香織
  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: 単行本
 

 

お題「ささやかな幸せ」

お題「わたしの癒やし」

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