それは餃子か、と言われると困ってしまうが、丸い餃子というものを作ってみた。
帰宅したら、餃子の餡(と料理本には書いてあった。いわゆる具・タネと呼ぶ店もある中身のこと)が入った容器が、冷蔵庫に置かれていた。市販品の皮は、袋が開けられただけの状態。
全体に片付いていない状態で、家族が消えている。
最近、県内に住む親類が体調を崩していて、突然その対応で外出することが増えている。今日もそういう事らしい。夕食の支度をしている時に、急遽出かけることになった。
というわけで、これを夕食に仕上げなければならない。
疲れて帰宅して、餃子をちまちまと包むのも面倒。以前、友人の家でご馳走になった「ホットプレートのタコ焼きプレートを活用したシウマイ」を作ってみた。
ホットプレートに付属のタコ焼き器を熱し、油を塗る。なんとなく、多めに使ってみた。特に理由もなく、白絞めの胡麻油。
そして餃子の皮を穴に敷き、スプーンで餡を丸めて入れる。自然と皮も丸まってくるので、フタをして火を通す。
なにしろ野菜が多めの餃子餡(おそらくは浜松餃子を想定している)だから、シュウマイ味にはならなかった。
が、辛子醤油で食べると、妙な美味しさがある。ふと思いついて、スイートチリソース(MAHOROBAで購入)をつけてみたところ、どこかの国の郷土料理みたいな感じ。
我が家のホットプレートは40個近く「穴」がある。1人分の丸い餃子を焼くにはオーバースペックであり、仕方が無いから空いた部分にはモヤシや葱を入れた。
まあ、悪くない夕食だったとは思う。
ひとりリッツバーティー、という言葉が頭に浮かんだが、急いで打ち消したからもう大丈夫。大丈夫、マイフレンド。
全然関係無いけれど、今日は仕事帰りに「村松珈琲店」へ寄った。
少しコーヒーの種類が変わったような。相変わらず美味しい。
皆が夕食を食べ始めるくらいの時刻に、他人の淹れたコーヒーをゆっくりと味わう贅沢。飲む時間なんて10分もかからないが、でも本当にリラックスできる貴重な時間。
この焙煎機、欲しい。自家焙煎なんてしないけれど、このたたずまい、機能とデザインの調和は素晴らしいと思う。数年前の「ku:nel」に載っていてもおかしくない、しかも表紙に。
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