小説に書かれていたとおりに紅茶を淹れてみた。全然上等なやり方ではなくて、しかし妙に気に入ってしまった。
魔法瓶に熱湯を注ぎ入れ、糸を切り離したティーバッグの袋を放り込んで、あとは蓋をして放置する。そのまま飲んでもいいし、必要に応じてお湯で薄めてもいい。とにかく濃くなって、普段のものとは別物の味わいになる。
なんというか、海外旅行で飲んだ味、あるいは学生時代に上野公園でトルコ人の屋台(だと思う)から買ったチャイに似た記憶の味がする。ちなみにチャイには胡麻菓子がついて100円だった。
今日はこのチープな紅茶をちびちび飲みつつ、色々なところを訪れた。すっかり身体が冷えてしまって、今は少しだけ風邪気味。といっても寒気だけで、おそらく温かくすれば治るだろう。
思惑通りに行かなかったことがひとつ、でも今は別にそれでも良かったかなと思っている。今日は執着に振り回された日。
先日観た「ゼロ グラビティ」のスピンオフ動画がYouTubeにあった。
観た人ならわかる話。