なにもしていない2日目・ドライフルーツ・登場人物紹介

特に予定のないお正月を堪能している。
毎年、お気に入りのケーキ屋さんに行くのが正月の習慣だったのだが、今日は家を出る直前に全品売り切れの情報が入ってきたのだった。
SNSは便利ではあるが、事前に知ってしまえば外出も面倒になるからつまらない。

 

 

というわけで、遠出はあきらめて自宅の周辺を散歩することにした。
少し離れた大きめの書店に立ち寄り、スーパーマーケットで夕食の材料を買う。

スーパーマーケット横の輸入食材店では「お正月特別企画!ドライフルーツ詰め放題」というイベントが開催されていたが、既に干し芋しか残っていなかったので実質的に干し芋詰め放題イベントになっていた。ドライアプリコットやプルーンなら挑戦しても良かったが、干し芋を袋に詰めて「これはドライフルーツだ」と自分に言い聞かせるのも悲しい気がしたので、今回はパス。帰路に思い出したが、考えてみれば僕は「詰め放題」が特に好きなわけではないのだった。

 

 

 

全く関係ないけれど、古本で買った小説の、登場人物紹介のところでネタバレ的なものを喰らってしまった。
たくさんいる登場人物のなかで、おそらく問題解決の鍵となる人物のところに、細くて硬いもので筋が引かれていたのだった。その人が怪しいとわかってしまえば、SFあるいはファンタジー的な仕掛けも序盤から想像できてしまう。どうか自分の予想が外れてほしいと思いながら読む小説は、あまり楽しい読書体験とはいえない。

 

以前、図書館で借りた推理小説で同じようなものを見たことがある。幸いなことに真犯人そのものが重要ではないお話だったため(トリックや設定を楽しむタイプの本)被害は少なかったが、それでもやはりおもしろくない。返却する時に図書館員さんに伝えたところ、他の本にも同じような線が引かれていたのだと教えてもらった。
筆記用具での書き込みならばチェックも容易だが、爪や棒で筋を付けられるとわからないのだと困っていた。修正も難しそうだ。悪い人がいるものだ。

今回は古本だから、自分にも多少なり責任がある。買う前に状態をチェックしていれば気付いたのだ。古本とはそういうものだから仕方がないとはいえ、この本を手放す時にはどうすればいいのだろう。
擦ってもうまく消えそうにない。全ての登場人物の横に筋を付ければ良いのだろうか?

 

 

そんな2日目のお正月。概ね穏やかに過ごしている。

明日は自転車で街まで行くつもりだ。
信心は無いけれど、初詣をするかもしれない。初詣そのものよりも、門前町の雰囲気が好きなので。

 

お題「我が家の本棚」

 

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