Romuska Palo Ur Laputa

休日出勤。
上司やベテラン社員が尽く休んでいる為に、自分が全体の指揮を取ることになった。
仕事が順調に進めば何という事も無いが、やはり緊張する。
この職場では(年齢は上のほうだが)経験は一番浅いのだ。
まあ、出向者ということで、形式的に階級が上げられている(暫定的2階級特進!)ので仕方が無い。
給料分は仕事をしなければならない。

 

昨晩は久しぶりにテレビ番組を観た。
テレビは持っていなくて、何となくパソコンのテレビ機能を立ち上げたところ、“天空の城ラピュタ”がやっていた。
宮崎駿作品の中でも、“ラピュタ”はとても好きなものの1つ。
特に、金曜ロードショーで観るラピュタは素晴らしい。
サブ・ディスプレイに表示させながら仕事(副業のほう、フライヤー作り)をしていたら、最後まで観てしまった。

特に“ラピュタ”は、どの登場人物に感情移入するかで楽しみ方が違ってくる。
僕は“ムスカ大佐”が大好きなので、もちろん彼を応援する。
メガネで紳士で、モールス符号だって打てる。悪の魅力に満ちた素敵な大人だ。

台詞自体は全て覚えているので、手を動かしながらでも鑑賞は出来る。
それでも、ロボットさんが大砲の直撃を受けたところと、最後のラピュタ崩壊シーンは思わず手を止めてしまった。
酔っぱらっていたら、きっと泣いていただろう。良い映画だ。

 

良い映画を見た次の日は、決まってアタマの中に登場人物が憑依する。
今日の僕は、少しだけ“ムスカ大佐”風味だ。
どんなトラブル(実際、トラブルの多い日だった)が報告されても、慌てず、冷静に判断を下す。
部下(本当は同僚)達が慌てていても、てきぱきと紳士的に対応できる。
大声も出さないし、何故か難しい問題にも即答できてしまう。歩き方だって代わってくる。
今日はメガネだって丸縁のものを装着したので、より“大佐”的だ。

気分良く仕事をこなしていたが、午後になっても交代予定の人員が来ない。
体調不良で数人が休んだらしい。
結局、深夜まで残ってしまった。

なんだか良く判らないが、とても疲れた。
今から眠る。

 

 

工場で働いている時に、最も“憑依して”欲しいのは、“バック・トゥ・ザ・フューチャー”のエメット博士(通称ドク)。
特に技術的なトラブルに直面した際には、あのハイ・テンションが役に立つ。
2人組みで機械を弄る時などは、最適だと思う(1人は“マーティ役”)。

今の職場は若い人ばかりなので“ドク”と言っても通じない事が多くて残念だ(本当に残念だ)。
静岡に居た時は、本当に年齢不詳の“ドク”っぽいおじさんがいて、機械整備の時だけ元気一杯だった。
時々、懐かしく思い出す。

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