お弁当はひと区切り

今日のお昼ごはんは、こんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B9GFEaYpbNP/

  • 麦ごはん
  • 豚肉の唐揚げ
  • 新ジャガのオーブン焼き
  • 青菜のおひたし
  • 金柑の蜂蜜煮
  • さつまいもとレモンの蒸し煮

昨日に引き続き、金柑がおいしい。どんどん減っていく。今もシロップと、少し崩した実をお湯に入れたものを飲んでいる。また作らねばならない。

ところでこのお弁当生活も、今日で一応の区切りとなる。
半年ほど通っていた社会人向けの学校が終わった*1。しばらくは勤め先を探しながら、在宅の請負仕事を細々とやっていくことになる。つまりは求職者だ。

とはいえ、お金と手間を節約するために、今後もある程度のお惣菜の作り置きは続けていくだろう。そういう習慣ができているし、やはり便利なので。

 

作りおきそうざい

作りおきそうざい

  • 発売日: 2013/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
常備菜2

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  • 作者:飛田 和緒
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

そして明日からの「暇だけは余るほどある」状況で、せっかくなので旅行でもしようかなと考えていたのだけれど、この新型コロナウイルス騒ぎである。昨晩、「パリかロンドンかドイツのどこか」と漠然とした行き先について旅行巧者の知人に聞いてみたのだが「語学が苦手な一人旅では、今の西欧諸国はちょっとむずかしい」とのこと。なんてことだ。
ではアジアをと考えてみたのだが、台湾だって中国だって韓国だって、「同じ『感染国』だから自由に観光させてね」といっても通じないだろう。みんな必死に、感染者数のピークを抑えている。

予約していたイベントは、あれもこれも中止になった。下手をすると、そのへんの観光施設でさえ、遊びに行けなくなる。

もちろん就職活動にも影響は大きい。こんな状況で、わざわざ新しく人を採る会社は少ない。

もっと切実な境遇の人達も多い。だから「旅行に行けない」なんて悩みは贅沢かもしれない。しかしこれでは、お金も自由もなく暇だけが続いてしまう。困った状況ではある。

ああそうだ、しばらく遠ざかっていたレザークラフトを再開しよう。それがいい。あれは時間がかかるし、面白いし、お金もそれほどかからず、手元に物が残る。

 

 

*1:資格試験が、あと1つ残っている。

映画の招待券が当たったり、金柑を煮たり。

夕方に、イオンシネマから荷物が届いた。
映画の招待券が3枚。有効期限は5月末。
手元に別件でいただいた無料券があるので、4回も映画を観ることができる。そういえばスタンプ・サービスでも1回の無料鑑賞ができる。
見たい作品よりも招待券のほうが多い状況。

しかしこの3枚の理由がよくわからない。
同封の挨拶状によれば、キャンペーンに当選したとのことだが、まるで覚えが無い。キャンペーン自体は終了しているのでWebサイトを検索してもわからない。
同じイオンシネマ系列で、同名のキャンペーンは多く行われている。どの映画館でも「有料会員になった時にエントリーする→抽選で100名様に、特別招待券を2枚プレゼント!」だ。3枚というのは見つからなかった。

まあいいや、ありがたいことである。キャンペーンにエントリーをしてメルマガがたっぷり送られてきたら嫌だが*1今のところ大丈夫。

 

 

 

そんな今日のお弁当は、こんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B9DhRW5pquS/

  • 五穀米と緑豆ごはん
  • 青梗菜のおひたし
  • 豚肉唐揚げ
  • キャベツのアチャール
  • さつまいもの蒸し煮
  • 金柑の蜂蜜煮

金柑がおいしい。
お弁当箱に、ごはん・金柑・金柑、と詰めても良かった。電子レンジだとあっという間にできる。煮詰めなくても大丈夫。

キャベツも上手くできた。晩ごはんのカレーにも添えてみた。カレーにカレー風味のマリネが妙に合う。カレー味といっても2つの味は全く違うから成立する組み合わせだと思う。

さて明日が(たぶん)お弁当の最終日。
今まで社会人向けの学校に通っていて、明日で終わりなのだ。自分だけのお弁当なら楽なものだ。この無印良品の分離式(というか数サイズを自分で組み合わせるタイプ)は便利。少ないおかずでも成立するし、洗えば小さく片付く。普段使いの密閉容器にも使えそう。

 

Café&Meal MUJI 野菜レシピ

Café&Meal MUJI 野菜レシピ

 

 


今日はすっごく不愉快な事があった。でも書けば長くなるし、考えても自分にはどうしようもない災害みたいな不愉快だったので、とりあえず放置。理不尽が過ぎると分析の取っ掛かりもなくて、反省も反論もできない。
しかしねえ、雑談の後に廊下でいきなり「おい○○(←名字)、お前もう少し空気を読めよ!!なんで若い連中に愛想良いんや。それに標準語も生意気だ!」と怒鳴られても困るのですよ。普段はクラスでいちばん真人間なおじさんなのだが、たまーに変なところで沸騰する。今日はその対象が僕だった。雑談するくらいの間柄なら、敬語とさん付けは珍しくないと思う。
ちなみに僕は親しくない人達とは、静岡弁に三重弁が加わった敬語で話します*2。年齢はそれほど気にしません。

それでは(とにかく)おやすみなさい。
寝る前に金柑(生)を1つ食べます。それで今日はおしまい。

 

ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)

ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)

 

 

お題「これって私だけ?」

 

*1:いま僕は楽天の話をしている。

*2:もうずいぶん経つけれど、学生時代に友人たちから感染った関東弁も混ざる。

手を洗ってうがいをして、キャベツを食べて。

家を出る時は曇り空。でも地面が濡れていたので車を使った。
泥除けは買ったが、取り付けてみたら格好悪い。
泥除け付きの小さな折りたたみ自転車もあるけれど、速度が出ないので遅刻が怖い朝は使いたくない。車の場合はコインパーキング*1を使う。
せっかくなので帰路に寄り道をしてきた。自転車では運びにくい玉子やヨーグルトや植木鉢を買うことで、「駐車場代の元をとったぜ」という気分を誘導した。

 

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

 

 

 

ところでドラッグストアやスーパーマーケットではマスクが品切れのようだ。ヤンキー寄りの中高生が行くような雑貨店で、黒字にショッキングピンクの薔薇模様のマスクが売られていたけれど(クロムハーツっぽいものもあった)さすがに買う気はしない。似合う服が無いのだ。

当面のところ自分はマスクを必要としていないのだけれど、花粉症の知人から「見つけたら買ってくれ」と頼まれているのだ。知人は花粉症とは別の理由で遠出ができない身体になっているので、これくらいの依頼は受けることにしている。

しかし自分の観測範囲でもこんな声がよく聞こえてくる。

「罹患者がウイルスを広めない為には有効だけれど、健康な人間がマスクをしていても効果は見込めないそうだよ」
「なるほど。でも、そうはいっても少しはあるでしょう」
「確かにね。これだけみんなが買っているものね」
「つい買っちゃうよねー」

花粉症の人達や、何らかの理由で免疫が落ちている人、万が一の肺炎で確実に命を落とす人*2にとっては、たまったものではない。

思うに、こういった「理屈はわかる。でも気分としては…」という雑な考え方こそ、東日本大震災原発事故では巡り巡って多くの人を傷つけたのではないだろうか。今回のウイルス禍において、ずいぶんみっともない状況になっているな、と思う次第である。

人それぞれの考え方も大切だろう。でも、やはりここは科学や医学や社会性に則って「本人にとってもそれほど深刻ではない感情」は我慢して欲しいなあ、と考える。相手はウイルスであるのだから。

 

ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)

ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)

  • 作者:藤井 太洋
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: 文庫
 

 

 

今日のお昼ごはんはこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B9BCifpJOoQ/

  • 五穀米ごはん
  • よくわからない青菜のおひたし
  • 新ジャガと豆とベーコンのオムレツ
  • キャベツとクミンシードの漬物
  • プチトマト

よくわからない青菜は、本当に名前が不明だった。スーパーマーケットの「地場産品朝市コーナー」にあった。ラベルもレシートも「葉野菜」としか書いてない。青梗菜の葉だけ水菜に接ぎ木したような雰囲気。そして茹でたらほうれん草のように柔らかくなった。

今週もキャベツが安い。なので、塩もみして各種の短期間保存食にしてある。今日はクミンと酢とオリーブオイル味。

たんぱく質のおかずが皆無と朝に気づいた。急いで、冷蔵庫にあったものに卵液を加えてオムレツにした。作り終えた頃に、冷凍庫に小さなハンバーグがあった事に気づいた。人生に似ているな、とふと思った。

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

 
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 

お題「今日の出来事」

 

*1:250円。ちょう安い。

*2:母がいまそういう状況。薬の影響で免疫が落ちているのだ。

髪の毛が乾いたら、寝ますね

https://www.instagram.com/p/B8-WHYiJPGm/

今日のお昼ごはん。

  • 五穀米ごはん
  • 牛蒡と鶏肉の味噌煮
  • チンゲン菜のおひたし
  • 鶏肉甘酢あんかけ
  • 新ジャガとベーコンとプチトマトの焼いたもの

薄めの醤油味で煮た根菜や肉は、甘辛い味噌味に煮直すことができる、となにかの本で読んだ。牛蒡と鶏肉がそれ。煮物を作ると独り暮らしでは余らせがちなので、これは良い工夫だと自画自賛。もう少し味噌を多めにしても良かったかもしれない。小豆島で食べた「醤:ひしお」を使った煮物みたいになってしまった。

 

外は雨。いま、とても眠い。なので今日の日記はこれでおしまい。
おやすみなさい。

 

僕の心に街ができて

僕の心に街ができて

 
ねむり

ねむり

  • アーティスト:空気公団
  • 出版社/メーカー: Coa Records
  • メディア: CD
 

お題「今日の出来事」

 

高松市 水道資料館

高松市の市街地からちょっと西、香東川沿いを自転車で散策してきた。
おにぎり型の瀬戸内的な山をひとつ挟むだけで、中心街とはまるで雰囲気が違ってくる。
山には柑橘の木々が育ち、斜面には別荘じみた家が建っている。午後の明るい時間ということもあって、ぽっかりと明るい、まるで春が来たような雰囲気だった。

 

 


今日の目的地は水道資料館。
明治大正期に上水道施設として作られた建物群が、水道局の敷地に残されている。昨年に修復とリニューアルが完了し、一般公開された。
建物は古いが、ペンキは塗りたて、そしてリフォームされて研修や会議にも使えるようになっている「半ば現役」の事務所と、使われなくなった設備や解説パネルがあるポンプ室、そして倉庫がある。
古びた趣は感じないけれど、とてもかわいらしい、良い場所だった。洋館やレンガ積みの建物が好きな人だったら楽しめると思う。

なにしろ水が貴重な高松市
上水道が整備されるまでは、チフスコレラといった伝染病を一通り経験している。年表を見ると凄まじさがわかる。文明開化と並行してここまで衛生状態が悪化していたとは。
僕が住んできた土地は、基本的に水資源が豊かな場所だった*1。だからこの高松市の展示を見てから、上水道の切迫感はより強く感じることになった。
説明をしっかり読んでも20分もかからない小さな展示だが、それでも知らない土地の近代化遺構は面白い。

近くの河原では、ラジコングライダーの飛行が行われていた。
ラジコン飛行機とは違う優雅な飛び方。いかにも“滞空”な、風を捉えた飛行は見ていて飽きない。あれは自分でできたら気持ちが良いだろうなあ、と思う。

 

二宮康明の紙飛行機集 よく飛ぶ競技用機II (切りぬく本 新10機選 4)

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ライト兄弟 (新装版) (講談社 火の鳥伝記文庫)

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海まで到達してから同じ道を引き返して車に戻り、帰宅。
途中で寄ったドラッグストアでは、マスクや消毒用アルコールに加えて、洗濯機の洗浄剤や漂白剤、ポカリスエットやビタミン剤までが「特設売り場」に積まれていて、便乗商法が凄まじい。「コロナウイルスフェア」とは明示されていないけれど、つまりはそういう事だろう。

 

世にも危険な医療の世界史

世にも危険な医療の世界史

 

 

実際、いつのまにか「風邪にはポカリスエット」が僕たちの国では当たり前になった。
「風邪には水分を摂らないとね」ということで、お見舞いや、寝込んだ時の飲み物の定番になっている。
しかし普通の風邪で、水分の吸収速度なんて問われることはまず無い。熱を出して寝込んでいても脱水症状にならない。普通の水で十分なのだ。
ある意味で、経済的に小さなマイナス、つまり無意味な無駄とも言える。
しかし医者はそんな事は指摘しない。水分摂取のきっかけにはなるし*2、身体に悪いわけでもない。
全体的にはわずかにベネフィットがあるから、大塚製薬の戦略が定着したのだろう*3。平成-令和の時代にもこんな「土用の丑の日には鰻を食べよう」みたいな話があるのだ。22世紀の民俗学者が面白がると思う。

経口補水液」はその上位版だ。大塚製薬は、本当にそういった宣伝が上手い。

 

クレオール主義 (ちくま学芸文庫)

クレオール主義 (ちくま学芸文庫)

 

 

 

さて、明日以降の常備菜も作ったし、洗濯物も畳んだ。
いくつか印刷しなければならない書類があるが、プリンターの調子が悪い。こういう時は寝るに限る。

 

 

映像研には手を出すな!(5) (ビッグコミックス)

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映像研には手を出すな! (1) (ビッグコミックス)

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お題「もう一度行きたい場所」

*1:水を多く使う=工業地帯。

*2:たぶん中年以上の人達には、水分を定期的に多めに摂る習慣が無い人がいる。

*3:ホメオパシー酵素ドリンクやEMとは有害さが違う。

さっぱりした鶏の天ぷらとビオランテ。

ずいぶん暖かくなったので、久しぶりに自転車散策。
高松市の海岸線、大きな造船所や工場がある埋立地を走ってみた。風はまだ寒いが楽しい。

 

遅めの朝ごはんは、地元の人に教えてもらった讃岐うどんの店「あさひ」で。ここはいつも昼時に混んでいる。

 

 

 

推薦するポイントは「イオンに近いこと」「鶏天がさっぱりしていること」だった。
こういうグルメガイドから外れた平熱の感覚は、生きている郷土食ならでは。皆、聞けば麺の特徴なども語るけれど、基本的には「どれもおいしい、人それぞれ好みもあるしな」って感じである。

確かにイオンは近い。徒歩2分。
そして鶏天は、大きくてさっぱりしていた。

鶏の天ぷらでさっぱり、というのはつまり「脂が少ない胸肉」ということだ。鶏肉を褒める時は「やわらかジューシー」が最近の定番だけれど、僕はこの繊維質で脂っ気が無い胸肉は、わざわざ柔らかくしなくても良いと思っている。
そういう点で、たしかにこの店の鶏天は、良いものだ。

サイズも嬉しい。丼の口径(開口部の径)とほとんど同じ。胸肉1枚を平らに切り開いているのだろう。

讃岐うどんの店は、外観だけではその“クラス”がよくわからないことがある。この「あさひ」は、看板も立派で見た目は和風っぽく設えてある。だからテーブルで注文をして、800円〜1200円くらいするタイプのお店だと思っていた。
それが入ってみたら、普通のセルフ式だった。肉ぶっかけうどん(冷 小サイズ)と鶏天で400円台。まあ安い。壁に沿ってぐるりと一人客用のカウンターがあって、テレビがつけっぱなしで、手打ち作業をわざわざ見せたりもしない。実に庶民的な店。

そういえば、未だにこういう「ローカル讃岐うどん店」の、店員さんたちの会話が聞き取れないことがある。4年前に観光で丸亀市観音寺市を訪れた時に「お店のお婆さんたちの会話が全くわからん!ぜんぶ符丁か?沖縄みたいだ!」と興奮したものだが、いま香川県に住んでも同じ状態になる*1
四国の讃岐弁といえば古くて独特のアクセントで有名らしいが、確かに他の「西のことば」とは、ちょっと違う。

 

ゴリラの森、言葉の海

ゴリラの森、言葉の海

 
生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

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ゴジラvsビオランテ コンプリーション

ゴジラvsビオランテ コンプリーション

 

 全然関係ないけれど、今日はAmazonの動画配信サービスで「ゴジラvsビオランテ」を観た。子供の頃に映画館で初めて観た怪獣映画。
たぶん僕が普通の「生き物好き」から「バイオテクノロジーも好き」にシフトした、きっかけの作品。
古いけれど、きちんと面白い。
技術的には「当時の精一杯」だが、映像として見せたいことはしっかり伝わってくる。ワイヤーフレームで描かれたゴジラ自衛隊の3D配置CGから現実の映像に切り替わるところなんて、今のハリウッド映画で同じことを(立地な表現で)している。いわゆる「モニターワーク」で説明を減らす試みは、この時代にもう始まっていたのだ。
なんとなく「シン・ゴジラ」に似ているところが多い。
数十年ぶりに観て気づいたが「基本的に自衛隊の作戦で対応」「政治的な制約がある」「火力では倒せない」といった部分がそれ。いわゆる「大人の鑑賞に耐える怪獣映画」は、どれも似てくるのかもしれない。「ゴジラが口以外から放射能を発する」のも、この作品が初か。

 


Godzilla vs Biollante - Japanese Newsflash/Special Announcement #1

 

では寝ます。
今日のうどんも量が多かった。お昼を抜いてしまった。
16時ころに充実したおやつ(パウンドケーキを焼きました)を食べて、夕食は白菜と焼売と椎茸の鍋。何かが足りない気がする。栄養バランスとかビタミンとかミネラルとか、正しい生活とか。

  

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

 
小箱

小箱

 

 

*1:興奮はしない。

すなぎもカレー

外は雨。今日は読書とメンテナンスと家事の日。
なんとなく外に出る気分になれなくて、でも一応は食料品の買い物だけはしてきた。

他に何をしていたのか。日記に書くような素敵な出来事はまるで無い。

先週末と同じく、柑橘類(文旦とスイートスプリング)の皮でピールを作った。もう十分に備蓄はあるのに、厚い皮が残るともったいなく思えるようになってしまった。
作り方は十分に最適化できていて、ナイフで皮を剥いて実を取り出し、お茶やコーヒーを入れるついでに下拵えまで出来てしまう。
そして最も時間がかかる乾燥作業も、オイルヒーターの上にアルミバットを置くことで*1効率を上げることができる。それでも半日はかかりそうだけれど、電子レンジで注意深く何度も水分を飛ばしたり、数日間の自然乾燥よりも確実で早く手間もかからない。

 

干し野菜百科

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季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方

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この連休用の作りおきとしてはカレーを用意した。
砂肝カレー。
作るのは2回目。タマネギ、砂肝、新じゃがは小さめに刻んで、カレールウは少なめ、つまりキーマカレー風に仕上げる。
生姜を効かせるのがポイント。
他の内臓よりも癖は無い砂肝だが、だからこそ多めのスパイスが合う。途中で加えたレンズ豆の癖*2とも相性が良い。
材料費は安く、手間はかからず、失敗が無い。
地元のB級グルメ、子供の頃によく食べた「もつカレー」よりも楽だ。あれはカレー煮であって、カレーライスのカレーではないけれど。

 

インドでレシピを聞いてきた!

インドでレシピを聞いてきた!

 

 

明日は晴れると聞いた。さてどうしよう。
何処かに行こうか。
うっかりして財布に現金がほとんど無い。普段の生活は問題無いけれど、ちょっとした観光だと現金不足が足かせになる。そろそろ動物園に行きたい。子羊や仔山羊の季節だ。

 

Iの悲劇 (文春e-book)

Iの悲劇 (文春e-book)

 
つけびの村  噂が5人を殺したのか?

つけびの村  噂が5人を殺したのか?

 

お題「愛用しているもの」

 

*1:アルミバットには、皺を付けたオーブンシートを敷く。こうするとよく乾くし、糖を含んだ皮が貼りつかない。

*2:レンズ豆は「鉄分!」って風味がある、ように思える。

暖かな部屋に帰ってくる、ということ。

帰宅したら部屋がとても暖かかった。
なぜならば、朝にエアコンを入れたままだったから。

普段はタイマー機能を使っているのに、ばたばたして忘れてしまった。

罰として、今夜は暖房機器を使わない。
幸いなことにそれほど寒くはなかった。厚着をして、食事を作り、熱いお茶やコーヒーを飲んでいれば大丈夫。

 

 

とはいえ寝る前には部屋を温めておきたい。
なので少しだけエアコンとオイルヒーターを使った。そして熱湯を湯たんぽ(アルミの水筒)に入れた。

まずまず平和な金曜日。だから電気代の無駄遣いがとても気になる。完全無欠の1日は難しい。

 

 

バビロニア・ウェーブ (創元SF文庫)

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数学物語 (角川ソフィア文庫)

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ところで今日のお昼ごはんはこんな感じ。

  • 麦と緑豆ごはん
  • チキンナゲット
  • 鶏ハム
  • スナップいんげんのマリネ
  • キャロットラペ
  • さつまいもとスイートスプリングの蒸し煮

今週はお弁当箱の出番が少なかった。作り置きも少なくて、冷蔵庫の中は程々に片付いている。白菜とキャベツが多いのは、安いから仕方がない。

それではおやすみなさい。連休の予定は皆無。
朝になったら考えよう。

 

やがて満ちてくる光の

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  • 作者:梨木 香歩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
夢見る帝国図書館

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お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

 

牛鬼とキツツキ

日没前に牛鬼に会ってきた。

場所は「根香寺」、四国八十八ヶ所巡りの82番目。

牛鬼の像はこのサイトで知った。

 

全く「昭和」っぽい像である。
デザインは郷土史家かつ画家の「市原輝士」氏による。
寺に伝わる牛鬼の絵とも違う、再放送で繰り返し見た特撮番組を思い出させるかたちをしている。市原氏の事は偶然だが博物館の展示で知っていた。良くも悪くも地方の郷土史家、民俗学者といった感じの人である。この一見オモシロ観光寺みたいな牛鬼も、そういう「名士*1」にありがちな奔放さ(出鱈目さ)がある。

 

慈雨 (集英社文庫)

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お寺は立派なものだった。
なにしろこの牛鬼像である。他の八十八ヶ所の寺では、古刹でも現代的というか「今も現役の宗教施設」なところが多い。つまり「ぼけ封じ観音」や「癌避け地蔵」がある寺は、正直なところ古刹の趣には欠ける。京都とは違うのだなあ、と石造りのタヌキ*2を眺めながら思ったものだ。
この寺もそういう、お客さんのニーズに合わせた近代化が取り入れられている場所だと思いこんでいた。「桃太郎神社」のような「VOW」に載りそうな場所のつもりで訪れたのだった。

 

マイ仏教 (新潮新書)

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  • 作者:みうらじゅん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/05/14
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街のヘンなもの! VOW 30周年スペシャル

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2014/12/12
  • メディア: 単行本
 

 

 

でも予想に反して、しっとりと落ち着いた山寺だった。
平日の夕方でもお遍路さんの姿は絶えないが、それでも視界に誰もいない時がある。そういう時間には、本当に静かになる。
キツツキが木を叩く音と、風の音しかしない。

自分は参拝に訪れたわけではないから、ただぶらぶらと歩きながら風景を楽しむだけ。でもそれで十分。

キツツキは姿を間近で見ることができた。木をぼんやり見ていたら、高さ3mくらいのところでコツコツコツと幹を叩いていた。いるところにはいるものなのだなあとスマートフォンを構えたら遠くに飛んでいってしまった。でも何度も観察できたので嬉しい。

 

ともかく、四国といえば「牛鬼」である。子供の頃に読んだ「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪図鑑」でそう学んだ。
こうして“実物”を見ることができて嬉しい。

 

牛鬼とキツツキ、2つの「嬉しい」の日だった。おやすみなさい。

 

 

ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼 (集英社文庫)

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*1:地名や名字だけで「桃太郎のふるさと」を断定したり、アイヌユダヤ民族との繋がりを指摘しちゃう人が、地方の歴史研究を支えてきたのが昭和という時代だった。もちろん彼らの「功」も大きい。

*2:香川県は石の産地なので、何でも石で作ってしまうのだった。

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