鯖の味噌煮を辛くする

平穏な日だった。
ただし、帰宅前に寄った病院で、酷い肩こりに対し処方してもらった薬を飲んでから、頭が変な感じ。ぼうっとする。
それだけなら良いのだけれど、“ほぼ無意識での動作”が記憶に残らない状態となっている。つまり、トイレで鍵をかけたのかどうか、あるいは廊下のライトを消したのかどうか、そんなほんの数秒前のことを覚えていないのだ。特に精神に影響する薬では無い筈なのだが。
車の運転などが必要無い状況だから今回は良かったものの、これでは自宅で、しかもあとは寝るだけ、という時にしか使えそうにない。
そして悲しいことに、肩こりにはまるで効いていない。少し良くなったような気がする、でも具体的に何が楽なのか全くわからない、そんな状態。もう、寝るしかないだろう。

 

そういえば今日は、帰宅したら家族が全員出かけていて(温泉に行っているらしい)、冷蔵庫に鯖の味噌煮が出来上がっていた。
僕はこの料理が、それほど好きではない。
特に今使っている味噌が美味しくないので(母の知人が手作りしていて、かなりの量を譲ってくれた)、味噌煮の味付けがちょっと苦手。

煮切ったみりんと、ごく少量の豆板醤、油でさっと炒めた鷹の爪を入れて煮直してみたところ、それなりに美味しい品になった。しっかり辛い。
こうなると、鯖の味よりも煮汁(?)の味付けが勝った料理になってしまう。せっかくだからと焼いた葱も入れて、ようやくバランスがとれた一品に。しかし居酒屋っぽい味になってしまった。普通に七味唐辛子を振ったほうが、簡単かつ夕食としては美味しかったかもしれない。

ともあれ寝ます。その前に本を読む。しかしこのぼうっとした頭で楽しめる小説があるだろうか。

北アルフ?ス国際芸術祭 公式ガイドブック  JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017 OFFICIAL GUIDEBOOK 信濃大町 食とアートの廻廊 2017.6.4-7.30

そうだガイドブックだ。芸術祭のガイドブックは、最初から4割くらいが「難しくてよくわからない説明文」だから、こういう時でも大丈夫だろう。新しい読書体験ができるかもしれない。

 

北アルフ?ス国際芸術祭 公式ガイドブック  JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017 OFFICIAL GUIDEBOOK 信濃大町 食とアートの廻廊 2017.6.4-7.30

北アルフ?ス国際芸術祭 公式ガイドブック JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017 OFFICIAL GUIDEBOOK 信濃大町 食とアートの廻廊 2017.6.4-7.30

  • 作者: 北川フラム,北アルフ?ス国際芸術祭実行委員会,岡澤浩太郎,中村志保(ブックインブック),原游,山本康平
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 2017/04/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
ARTcollectors'(アートコレクターズ) 2017年 7 月号

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やることが増えた

日曜日の夜といえば、部屋の片付け。
今週はそれほどでもないが、趣味の工作や読みかけの本、その他さまざまなものが散らばっている状況から、平日に向けて整理された状態に戻していく。

服やかばんも、平日にもクローゼットや引き出しに入れてはいるが、週に1回はきちんと並べ替えたい。

いずれもやる必然性が高いわけではないが、きちんと整理しておくと平日が過ごしやすいことは確かなのだ。

 

E-Value (イーバリュー)  ツールワゴン ETR103R

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そして片付けをしながら、ふと思ってしまった。
「部屋に収納庫兼作業台があると便利ではないか?」

こういう思いつきに関しては、なぜか節約思考(指向?)になるのが僕の性分。節約嗜好、と言い換えてもいい。ケチだとは言いたくない。

というわけで、とりあえず頭の中で図面を引いてみる。素材は決まったが、今から揃えるのは危険。一晩寝かせて、明日改めて妥当性を考察したい。なにしろ通信販売で様々なものが買えるから、思いつきから購入、そして無駄になる、といった流れがどんどんスピーディーになっていく。

 

やりたいこと、そして工作関係といえば、前にこの日記に書いたかばんの発注を受けたのだった。ずいぶん高い価格を提示したら、それでもいい、と言ってくれた。
そのまま作るのも面白くないし、いわゆる“初号機”である僕のかばんは無駄も多い。量産型へのブラッシュアップは必須だろう。
ともあれ楽しい仕事になりそう。

自主的に、もうひとつ革仕事も手がけている。
こちらはまだ基本デザインすら決まっていない。ペンケースを作るつもりだが、なにしろペンケースというものは形もサイズも多種多様。なかなか仕様が決まらない。

https://www.instagram.com/p/BVvsufxnmD8/

ところで今日の朝ごはんは、榛原郡の「MAHOROBA」でバインミーを食べた。とても美味しい。車ではるばるお店まで行って、良かった。

でもあと10分も待てば、バインミー以外のメニュー、例えば汁無しのタイ風米麺なども注文できた。次はぜったい、そちらを食べる。

お店から自転車ですぐのところで、マルシェ的なマーケットが開催されていた。知人がお店を出しているから立ち寄ってみたが、友人のお店以外は「肌が合わない」感じで、早々に退出した。雨も降ってきたし、まあ、長居しなくて良かったと思う。

 

静岡 至福のランチ

静岡 至福のランチ

 

 

早起き自転車散策の後に美味しいものを色々

かなり寝不足な筈なのに、朝早くに目覚めてしまった。加齢とは思わぬ変化を身体に及ぼす。二度目が上手くできないから、覚悟して朝から活動する。具体的には、サンドイッチを持って自転車で遠出してきた。

とはいえ折り畳みの小径車、山は無理で、長距離走行だって楽しくない。海沿いの平らな道を走り、岬をぐるっと巡り、灯台の下で朝食を食べる。

 

https://www.instagram.com/p/BVtQ66oHfcw/

昼はいつもの「ALLEE RESTAURANT」で、パスタのランチを。

厚切りベーコンと、フライドポテトを使ったジェノベーゼ。これがとても美味しかった。フライドポテトがかりっとしていて、面白い組み合わせ。
スパゲティに関しては、自分で茹でてもきちんとアルデンテにできる自信がある。でも、お店で食べるそれは、もっとしっかりアルデンテを極めているので、不思議だ。僕が茹でると、本にあるような「中心に針の先ほどの硬い部分」が残り周囲は柔らか、お店では「全体が均一に歯ごたえがある」状態となる。どちらも単純な強度試験では同じかもしれないけれど、食べた時の複雑な評価では、まるで違う。
鍋か、塩か。よくわからない。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BVttJdHHrVg/

おやつは「MARIATHANK」の、桃のタルト。

今年度初の桃を使った甘いもの。桃は良いですね。悪いところが見つからない。
一年中、強制的に食事に組み込まれたら嫌だけれど(学校給食の牛乳みたいに)できるだけ多く、長い間食べていたい果物だ。石油王になったら、超大型の温室(バイオスフィア2、みたいなやつ)で、好きな時に好きなだけ桃を収穫できるようにしたい。

MARIATHANKのスイーツはどれも華やかさが持ち味。桃は実に“合っている”と思う。静岡市の市街地で桃を食べたい時は、MARIATHANKか、あるいは「笠井珈琲店」のピーチメルバがおすすめ。

 

 

それともうひとつ、今日はALLEE RESTAURANTの近くにある「フォセット」で手ぬぐいを買ったのだった。

sometae てぬぐい展、という展示販売をやっていて、好奇心から覗いてみたら、もうこれは買うしかないでしょう、という柄があったので購入。魚好きの知り合いにあげたい絵柄。自分でも使いたいが、でも我慢。知らない作家さんだが、これはとても良いものだ。

 

Fosset

静岡市葵区鷹匠3丁目20-11

 

明日は「ユーカリと太陽」という焼き菓子屋さんの品が並ぶという。明日行けば良かったかなあ。素朴で、とびきり美味しいお菓子なので、買えると(あるいは貰うと)とても嬉しい。 

 

 

今日はさすがに、映画は止めておいた。
たぶん寝てしまう。
夕方、家に帰る時は、ちょっと頭痛がしたくらい。帰宅して夕食を摂ってから、1時間と30分ほど、熟睡してしまった。

これは良くない傾向。
とりあえず今から寝ます。まず睡眠、それが若さを取り戻す第一歩。

 

ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫

ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫

 

 

外から見た日本のかたちと、親切を強要する僕達と、玄米茶のルリジューズと。

職場に来ている外国の人達と雑談をする機会があった。
日本に長く滞在していても未だに慣れないこと、が主な話題。というか僕が質問した。

皆が、口を揃えて2つの“慣れないこと”を語ってくれた。


まず一つ目は、「気配り、マナーをルールとして定めようとする」、そんな風潮。例えば「あいさつ」を学校や職場で、「活動」として行うことがそう。
場が明るくなる、知らない人と話すきっかけになる、といった効能(?)があっても、しかし挨拶というのはごく個人的なものだから、ルールにするのはそぐわない、と彼らは言う。
言い換えると、「決まり事にした時点で、持ち味を喪う」という事らしい。それらは「家でやれ。子供相手に」とも。

これは、僕も多いに同意する。
地元では、バイパスの合流路などで「前に入れてもらったらハザードランプで謝意を示す」という風習(ローカルルール)がある。あれをやらないと腹を立てる人がいるけれど、赤の他人に親切を強要するというのは、同質な(あるいは、そう思い込んでいる)社会の、残念で幼稚な部分だと考える。

必要ならばルールにすればいい。ただしその目的や基準、場合によっては逸脱した場合の対応まで決めなければ、それは人を縛るに値しないし、「みんな」ではない人達を磨り潰すことになる。
それくらいは歴史から学んでもいいんじゃないかな、と僕は思うのだけれど。

 

2つ目は、「マジョリティーがルールに無頓着なこと」だと言っていた。民主主義の世界においては、多数の側が力を持ちやすい。ならば、だからこそ、多数決で勝つ側が、弱い側のことも考慮すべき、と考えるのが善き大人ではないか、と言っていた。「だって、政治家には立派でいてほしいでしょう。だったら、選挙で勝つ側の俺達も、立派でいなければ駄目だよ」と、至極真っ当な意見。

政治や法律に限らず、あるいは性的指向や人種に限らず、日常生活や仕事の場でも、確かに当たり前のように、そんな傾向があると感じる。
こうして言葉になると、あれもこれもと形を持って浮かんでくる。
そして、上に書いた「あいさつのルール化」なんてものを、誰もが納得しないままにとりあえず取り組む流れも、きっと同じ根っこがあるとも考える。

 

 

彼らとの会話で面白かったことが、もう一つ。
「『日本人は八百万の神々を信じているから、他宗教に寛容』って、“から”の部分を疑わないのが不思議。それに、他国に比べて寛容さは平均程度ではないか」と。
なるほど確かに。そもそも僕達は暮らしのなかで、この目の前のiMacや、先ほど使ったトイレや、晩ご飯に開けた炊飯器に、いちいち神性を感じ敬虔な気持ちになるだろうか。
そして、近所に引っ越してきた黒い肌のイスラム教徒の見馴れぬ行動に「ええのええの、神さんは遍在するけん。気にせんよ儂らは」と寛容になっているだろうか。イスラムの神を理解したうえで。

僕は「日本人は宗教に寛容」という言葉に対しては、「つまりは無関心なのだ」と考えることにしている。上に書いた2つの社会性についての分析(?)からすると、“みんな”の状況によっては、笑顔で不寛容になれるし、もっと怖いことだってピュアな心でやり遂げるだろう。そう、ここは「イジメ」の国でもあるのだから。

 

ともあれこういう多国籍茶飲み話はとても楽しい。
仕事帰りに近所のドトールで安いコーヒーをおかわりしながら長話をしてしまった。ドトールで2杯目を注文するなんて人生初かもしれない。

 

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BVrW_OsnaaH/

まるで関係無いが、それから帰宅する途中で、藤枝市のスイーツ店、「ボクゥボクゥ」で甘いものを食べたのだった。

玄米茶のルリジューズ。抹茶でも緑茶でもなく玄米茶というのが素敵。落ち着いた色合いも、他ではなかなか出会えない。

甘党紳士としては、ただ味わうだけでなく、綺麗に食べ進むスキルも求められる。シュー菓子は難易度が高めだけれど、思い切りと機転があれば突破できる。大切なのは勇気。
そして、美しく食べれば、それだけ美味しさも増すというもの。今日はかなり上手くできた。

 

静岡県 藤枝市 天王町2-9-53

beaucoup beaucoup 

 

 

パンの耳で作ったかりんとう #灯心

帰宅時に寄り道。明日の朝ごはん用に、パンを購入。なんとなく変わったものが食べたくて、いつもは行かない「焼きたてパンの店」に行ってみた。

 

 

トングとトレーを使う、あのタイプのお店。
閉店前ということで多くの品が値引き中。そのおかげで、明日の朝食はいきなりカツサンドやクロッカンを食べることになった(嬉しい)。

レジの横に置かれたいた「パンの耳で作ったかりんとう」を、なんとなく購入。なんとなく、というか職場でちょうど「パンの耳を揚げて砂糖をまぶした、懐かしいおやつ」の話をしたので、それが手に取った理由。
僕自身としては、そのパンの耳を使った手作りおやつは、“存在は知っているが我が家の思い出ではない”という認識。少なくとも母も父も作らなかった。友人宅でご馳走になった事が何度かあって、いいなあこれ、と思った記憶はある。子供心に、「あったかい家庭の味です」みたいな良さを見出していたのだと思う。

 

パンの耳の丸かじり (文春文庫)

パンの耳の丸かじり (文春文庫)

 

 

さてこのお店の「パンの(略)かりんとう」は、原材料は、「パンの耳、砂糖、シナモン」である。植物油も使っている筈だが、書いていない。

というか、重量の半分くらいが植物油ではないだろうか。
芯まで油がたっぷり染みこんでいる。
試しに、作り方を推測してみる。

  1. パンの耳を5cmほどに切りそろえる。
  2. 油で揚げる。
  3. 色づいたら取り出し、砂糖をまぶす。油は切らなくて良い。
  4. バットに並べ、ひたひたの油を注ぐ。
  5. 堅さがあるうちに取り出し、砂糖を再びまぶす。
  6. 4.5を繰り返す。全体にずっしりとした重みを感じたら、砂糖をまぶし完成。
  7. カップに入れて売り場に並べる。

たぶんそれほど間違ってはいない、と思う。
ドーナツとかサーターアンダギーが大好物の自分でも、これはちょっと手強い。
食べ物ではあるが、灯心として活用するほうが正しいのではないだろうか。

今、6本ほど食べて、そして気持ち悪さに苦しんでいる。
残りはどうしよう。
明日が晴れならば、庭に来る鳥にあげようと考えたのだけれど。しかし明日は雨だというし、鳥は以外と嫌なものは見向きもしないから、とりあえず冷凍して、後のことはまた考えよう。
ただ捨てるのも癪だ。畑に埋めて「油かす」としての活用ができるのでは、と今は考えている。インターネットで「かりんとう 肥料」で検索してみようと思う。

しかし気持ち悪いなあ。困ったなあ。百草丸飲もう。

 

【第2類医薬品】御岳百草丸 4100粒

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【第3類医薬品】御嶽山 日野百草丸 4180粒

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【第2類医薬品】百草丸プラス 1200粒

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 へー目薬もあるのかー。

 

【第3類医薬品】百草目薬プラス 15mL

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今年度最初の強い雨

ようやく梅雨の本番、といった感じの強い雨が朝から降り続いていた。
いつもより早く家を出たのに遅刻しそうになるし、仕事中は敷地内を歩くだけであちこち濡れてしまうし、なかなか大変な1日だった。

最先端イノベーションナントカ拠点、とご立派な名前がついた仕事場でも、実のところ作業をするのは大昔に建てた町工場みたいな建物をリフォームした建物なので、こういう日は基本の部分でぼろがでる。つまり、雨樋から溢れた雨がそのまま屋根伝いに室内に流れ込んだり、側溝の排水能力がまるで足りなかったり、といったトラブルにあちこちで遭遇した。
幸い、僕の仕事は順調。でも全体にざわついた感じの落ち着かない日ではあった。

今はもう、雲の向こうに星さえ見えている。
今日は夏至。夜が短い。

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 
映画「夜は短し歩けよ乙女」日めくり ([実用品])
 

 

ぶどう糖のラムネ

仕事は順調、やや寝不足気味。晩ご飯は刺身とけんちん汁と茹でた豆。まずまずの1日だったと思う。

先日購入した「ぶどう糖のラムネミックス:無印良品」が、なかなか美味しい。1個ずつ個包装されたラムネ菓子が大きな袋に入って、数百円。ラムネなんて滅多に買わないし、なんとなく数百円も出して買うものでも無い気がする。

でも、食べたら美味しかった。
シンプルな酸味と甘味。香料が控えめなのも合っていると思う。真っ白で無香料なら、さらに嬉しかったのだが。

どうしてこれを買ったのか、今はもう思い出せない。
何かしらの理由付けをして購入した、という事だけを覚えている。

ともあれ、まだたっぷり残っているし、食べるのは朝にコーヒーを飲みながら1個、といった頻度なので、しばらくはこのラムネを楽しむことができる。

ぶどう糖とショ糖のどちらが良いのかは、何しろ食べ比べていないからわからない。ぶどう糖なんて飽きるほど舐めたことがあるが(そういう仕事だったので)その時のさっぱりした甘みとすっと溶ける感覚は、残念ながら酸味料その他の要素が弱めている、ように感じる。
昔食べた「クッピーラムネ」のほうが粉っぽかった、とは思うのだが、それも曖昧な記憶だから断言できない。
ラムネのスターチ感は好きなのだけれど。

 

 

 そういえば、数年前に「ぶどう糖は吸収が早いので脳の回復に良い」とか、よくわからない謳い文句で各種ぶどう糖製品が売り出されていたが、あれはいったい何だったのか。
デンプンだろうが果糖だろうが、きちんと胃腸を通過する過程でぶどう糖に分解されるし、その消化のプロセスが不要だから早く移動・吸収されるわけは無いだろうに。

ぶどう糖塩ラムネ 200粒袋

ぶどう糖塩ラムネ 200粒袋

 

たぶん受験生だったのだろう、親がそういう品を買うのを、心底嫌そうにしていたのを見た記憶がある。気持ちはわかる。 

ヨガマットを轢く

 

帰宅途中の路上に、ヨガマットが3枚、敷かれていた。
人間が寝そべるサイズのマットが3枚並んでいるわけだから、避けることは難しい。目一杯ハンドルを切ったが、たぶん踏んでしまった。

どうしてヨガマットとわかったのか。
そのヨガマット地帯を抜けた直後の書店に車を停めたところ、同様のマットが2枚、敷かれていたのだ。近くに包装兼説明書的なカラー印刷の紙とキャリングケース(?)も置かれていた。

どういう事なのだろう。
ヨガ・ブームが去って、ヨガマットが余剰になっているのかもしれない。しかしわざわざ道路に敷く必要はあるまい。


そういう種類のハードなヨガが存在する、と考えてみる。
つまりヨガの本場、インドの達人じみたそれに繋がる行動として、車に痛めつけられたぼろぼろのヨガマットを必要とする人達がいるのだ。おそらくは5人。
インドの達人は、風呂にも入らず髭も剃らず、足を頭の後ろに組んだまま、火の上をごろんごろんと転がったりする(偏見)。
その境地に近づくために、まずは空調が効いて清潔なジムやヨガ・スタジオに、痛んだヨガマットを持ち込むことから始めるのだ。
異論はあろうが、僕の中では筋が通った理論として、とりあえずこの考察はこれ以上進めない。何かこう、地方都市の闇に触れそうな気もするし、正答が得られたからといって何か良いことがあるとも思えない。

都会のお洒落な習慣が田舎町にまで浸透したら、そこからハードコアな人間が生まれるのは、世の常である。手作り発酵食品から酵素ドリンク趣味が生じ、ロハスとウルトラライトが断捨離を経てミニマリストへと先鋭化する。だから、そろそろヨガマットが不可解な使われ方をしていても、僕はそれほど驚かない。

しかし驚きはしないが、もう少し穏当なヨガ・アクティビティをして欲しいとは思う。
人間の背丈と似た物体が、たとえそれが灰色や蛍光イエローのシートだったとしても、道路に並んでいると、どきっとするものなのだ。サイズ感というのは面白いもので、それだけで、タイヤがマットを踏んだ感覚でさえ嫌な感じがしてしまう。
幸いなことに、ヨガをしている人は道路周辺にはいなかった。いたら困る。

 

Xin chao。ベトナム(シンチャオ。ベトナム) ベトナムラー油(エビ味)サテトム 100gシンチャオ 辣油 辛味

上の話とはまるで関係無いが、これがとても美味しい。
サテ・トム。ベトナムの海老入り唐辛子油、といえばわかりやすいか。香港や台湾にある海老を使ったXO醤的な旨いもの、あれと辣油を合わせたようなペースト。
茹でた野菜から麺類まで、何にでも使える。なぜか桜エビ(地元の名産品)にも合う。青菜と桜エビと生姜とこのサテトムで、夕食の主役を張れる一品ができてしまう。
最近の、買って良かったもの。夏に出番が増えそう。

 

 

 

三重から戻ってお昼寝の日曜日

三重県から戻ってきた。
今回は移動距離や訪問箇所はそれほどでもない。でも、友人宅に泊まった場合によくある状況で、やや寝不足気味だった。

かなり珍しいことだが、帰りの高速道路ではエナジードリンクを飲んでみた。
エナジーといいつつゼロキロカロリー飲料。
内容物表示を読む限りではずいぶんマイルドな品だが(普通に食事をすれば1食でこの程度のアミノ酸アルカロイド類は摂取している)でもなんとなく効いた気になるのだから身体というのは都合が良い。飲んですぐにしゃきっとするわけがないのに(どれほどの拡散速度だ…)何故か数時間は頭がクリアになる。他にも色々な“眠気覚ましの工夫”はしていたので、本当のところはよくわからないけれど、とにかく安全に自宅まで帰ってきた。

そして先ほどまで、完璧な昼寝をしていた。
夢は見た、かもしれない。たまに微睡みながら読書をして、また眠る。
前にも書いたが、最近は睡眠不足が体調不良(頭痛など)に直結しがちであり、この数時間は実に有効な休息になった。

今はクローゼットを整理したり、蔵書を並べ直したりといった、本来ならばやりたかった諸々を手がけている。暇人だが、しかし遠出した先で予期せぬ宿泊をすれば、そして土日の2日間を遊び呆ければ、多少なりとも生活に影響が出る。とにかく今は日常を復旧するに努めるだけ。そういう週末も、ある。

 

13月のゆうれい 2 (Feelコミックス FC SWING)

13月のゆうれい 2 (Feelコミックス FC SWING)

 
13月のゆうれい  1 (フィールコミックスswing)

13月のゆうれい 1 (フィールコミックスswing)

 

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BVdoR0PH-9y/

しかし今朝の朝ごはんは美味しかった。
菰野町の「Snug」で食べた、充実したイングリッシュブレックファースト。なぜかボケるマフィン。この写真の外に、コーヒーやグラノーラとヨーグルトが置かれている。
今回は柑橘のマーマレードとはちみつを選択した。
出会う機会があれば必ず選択している、この英国式豪華朝定食。味と幸福感でいえば、「Snug」は頭ひとつ飛び出た存在。天然酵母を使ったマフィンも、手作りマーマレードも素晴らしい。パンにつけるもの(2種類選べる)や飲み物や、それからグラノーラに合わせるもの(牛乳豆乳ヨーグルト)など、選択肢が多くて、いつも困ってしまう。パンはクッペとイングリッシュマフィンを交互に選択することに決めている。
わざわざ食べに行く価値のある朝食。豪華なランチや特別なディナーとは別の幸せがあります。

Cafe Snug

三重県 三重郡
菰野町菰野4727-1

http://cafesnug.petit.cc/

 

https://www.instagram.com/p/BVd1VkNHTh1/

それほど空腹ではない、しかし何も食べずにいたら数時間後には変なお腹の減りかたをすることが明白、そういう胃の状況でたまたま立ち寄った「御在所SA」で、赤福のかき氷、「赤福氷」を食した。

これはもう毎年の恒例行事といえる。
正直なところ、抹茶と餡のかき氷としては、特別に美味しいとは思わないのだが(抹茶蜜が甘すぎる)、でもこの漉し餡は他に無いし、白玉団子は嬉しいし、三重と愛知でしか食べられないのも、食べる理由になる。
白玉団子が固くなる前に上層を食べ終え、団子と餡を楽しむのがコツというか、このかき氷を十全に楽しむ方法なのだが、そういう事を考えながら食べるというのは、なんというか「孤独のグルメ」っぽいと思う。止めたいなあ、と思いつつ今日も食べ進んでいったのだが。

この漉し餡、たぶんかき氷用にチューニングしてあるわけではないとは思うのだけれど、氷の冷たさに合うのが不思議。鯛焼き屋などが夏に出す宇治金時では、主張が強すぎるあるいは存在感が薄い、といったミスマッチが多いのに、大したものである。 

三重土産 伊勢参道 福餅 (日本 三重 お土産)

三重土産 伊勢参道 福餅 (日本 三重 お土産)

 

 

三重のスロー食堂―NAGIがセレクトした食事どころ82店 (PASTO NAGI)
 
三重のスロー食堂〈2〉 (PASTONAGI)

三重のスロー食堂〈2〉 (PASTONAGI)

 

ともあれ楽しい三重県小旅行でした。
今からお風呂に入ります。三重の人達、ありがとうございました。 

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