ようやく梅雨の本番、といった感じの強い雨が朝から降り続いていた。
いつもより早く家を出たのに遅刻しそうになるし、仕事中は敷地内を歩くだけであちこち濡れてしまうし、なかなか大変な1日だった。
最先端イノベーションナントカ拠点、とご立派な名前がついた仕事場でも、実のところ作業をするのは大昔に建てた町工場みたいな建物をリフォームした建物なので、こういう日は基本の部分でぼろがでる。つまり、雨樋から溢れた雨がそのまま屋根伝いに室内に流れ込んだり、側溝の排水能力がまるで足りなかったり、といったトラブルにあちこちで遭遇した。
幸い、僕の仕事は順調。でも全体にざわついた感じの落ち着かない日ではあった。
今はもう、雲の向こうに星さえ見えている。
今日は夏至。夜が短い。

- 作者: 森見登美彦
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