手袋を洗う

先ほどまで、手袋を洗っていた。
冬の間、活躍した3双の手袋。
いちばん頻用したフリースのものは、とても洗いやすい。これ、確か学生時代に買ったのだが、まだ現役で使えている。当時はずいぶん高価だった記憶が。そして、ユニクロなどでいきなりフリースが安くなった時にびっくりした記憶もある。
フリースに関しては、生産工場を見学したことがあった。ただの化繊の織物をざっざっと棘のついたローラーで擦って毛羽立たせただけ、と知った時もまた、やはりびっくりしたのだった。なるほどこれじゃあ安いよね、と納得もした。

 


羊毛の手袋は、きちんと手洗いする。
水洗い可能な毛糸を使っているらしく、何回も洗っているが特に問題はない。むしろ、使いこんで風合いが良くなってきたように思える。

 

手袋(軍手?)も洗う。
日本野鳥の会の黄色っぽい品。色の名前はシマアオジ
手のひら側にゴムの細かい襞があり、この襞がヤモリ的なグリップの良さを発揮する。
防寒はそこそこでよろしい、しかしあちこち掴む必要がある、という状況で重宝している。自転車など、グリップが良すぎて戸惑う位。
ゴム臭さは、ようやく薄らいできた。ギフトでいただいたやたらと香りの強いボディソープが効いた。
安いし、車にひとつ放り込んでおくと便利。グリップが良くなるだけで握力が“ひとまわり”強くなった効果があるから、庭仕事にも重宝する。鳥趣味だけのものではない。

 

Wild Bird Society of Japan アウトドアグローブ M カーキ
 
Wild Bird Society of Japan アウトドアグローブ S 迷彩

Wild Bird Society of Japan アウトドアグローブ S 迷彩

 

 

 

革の手袋は洗わない。
しっかり拭いて、クリーナーを使って汚れを落とすだけ。
その後、クリームを塗り込む。
ただし使用頻度が低いから、ここまで徹底的にメンテナンスする必要があったのかは疑問だ。革の手入れは、革への干渉でもある。風合いが保てるのならば、少ないほうが良い、というのは経験則。でも柔らかい手袋にクリームが染みこんで、しっとりする一連の風情はとても良いもの。手袋のためではなくて、自分のために手入れをするのです。

 

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

 

 

 

いちごとクリームチーズのサンドイッチ

 

静岡市葵区鷹匠の「ALLEE RESTAURANT」でお昼のサンドイッチを食べてきた。
今日は「いちごとクリームチーズ」のサンドイッチ。
サラダや小さなキッシュも同じお皿に。
この店のフライドポテトは抜群に美味しい。にんにくの香りがして、何か素敵な味付けがされている。

サンドイッチは、いちごがたくさん。いちごジャム入りのクリームチーズ、そしてルッコラという組み合わせ。

 

唐突だが、僕はいちごのヘタが好きだ。
それのみ選んで食べたりはしないし、普段は取って食べるが、あの癖の無い味と、野草のような香り(青臭さ、とはちょっと違う)は、いちごの季節感を際立たせていると思う。もう少し大きければ、野菜として通用すると思う。今のままでも、集めれば山菜かハーブとして扱えば、きっと美味しい。

 

どういうわけか、このサンドイッチのルッコラは、その快い「葉野菜」の味わいがする。いちごの甘みと酸味に加えて、ごく穏やかだが、普段のルッコラとは違う風味になっているように感じた。
フルーツをドレッシングに使う、というような工夫とは別の、面白い味わいだった。

 

https://www.instagram.com/p/BS7sxqsDwmk/

 

食べて良かった、としみじみ思い返すメニューばかりのお店。
自分の生活サイクル(?)からして、ほとんどランチタイムの利用ばかりなのだが、いつか夜のメニューも楽しんでみたい。その時は上に書いたフライドポテトも単品で頼む。あれは本当に美味しいのだ。いつか山盛り食べてやる、と決めている。

ALLEE RESTAURANT

静岡市葵区鷹匠3-18-20古永家ビル2階

「4月のごはん」と「オレオのマフィン」と桜と雨と。

https://www.instagram.com/p/BS5AtVSj5o4/

お昼ごはんは静岡市の「つきさむ」で。
定食セットである「4月のごはん」を食べてきた。

高野豆腐のハムカツ、なる不思議な品がメイン。確かに高野豆腐とハムがカツになっている。面白い。

個人的にものすごく感心したのが、きんぴら。
ゴボウと蓮根の、普通の味付けのきんぴらなのだが、クミンシードかフェンネルシード、とにかくあのぷつぷつして噛むと香りが拡がる種が、控えめに入っている。
これがとても美味しい。
味付けが普通の甘辛味、根菜の香り、そしてこの香辛料の爽やかな風味という組み合わせ。
確か冷蔵庫に出来合いのきんぴらごぼうがあるので、明日にでも自分用に試してみる。
こういう工夫はこの店ならではのもの、だと思う。

 

そしておやつは、「オレオのマフィン」と「チャイ」を「Atelier petit Calin」で楽しんできた。
このマフィンは実に楽しい。アメリカンな味と見た目(ピーナツバター風味)、でも嫌な感じがしない。同じようなものをスタバかどこかで食べたことがあるけれど、その時は美味しいけれどもくどくて、飲み物をがぶがぶ飲む必要があった。なるほど丁寧に作ると違うものだな、と味わいながら思った。

前にも書いたけれど、この店のチャイは本当に特別。これだけでも店に行く価値がある、とさえ思う。

Atelier Petit*Calin 

静岡市葵区大岩4丁目29-29

 

 

桜は満開かつ花吹雪、といった状況。豪勢。

自転車で花見をしながら走るととても気持ち良い。

でも、どういうわけか通り雨に遭遇してしまった。ほんの数分だったが、ずいぶんな雨量だった。いわゆる宴会の花見をしていた人達は大丈夫だったのだろうか。

 

'80sガーリーデザインコレクション

'80sガーリーデザインコレクション

 

 この本、素晴らしかった。サンリオなどのファンシーグッズ、僕は男子だからそれほどの思い入れは無い筈なのに、どのページを見ても「あっこれ知ってる!」となるのだから記憶は不思議。タキシードサム、メリーレイカー、さてんのにいちゃん…。
義姉に貸したらとても盛り上がった。1600円が安く感じられる充実した本でした。

 

週末のレモンタルト

仕事帰りにしばし寄り道。
書店で本を探すが、見つからない。急ぐのならばAmazonがよかろう、と店員に教えていただく。なるほど。

https://www.instagram.com/p/BS3GvWAD8hx/

藤枝市の「ボクゥボクゥ」でひとやすみ。綴りは忘れた。

今日はさんざん迷って、レモンタルトを選択。定番かつ、どれかひとつと言われたらこのレモンタルトがお店の看板メニューだと思うのだが、どうだろう。
鮮烈に酸っぱく、でも嫌な感じがまるでない。
小さくてぎゅっと詰まったような、まん丸い充実感。愛でながら食べる。
カフェオレも美味しい。週末の贅沢、とはこのことだ。

ameblo.jp

 

帰宅してから、久しぶりの革工作を。
できるだけ縫わない、をテーマに鞄を作ろうと考えている。朝、通勤中にアイデアが沸いて、仕事中はずっとそのアイデアを検討していた。残念ながらWebでその手法を調べる時間は無かったし、そもそも仕事中に私用の調べ物はできないのだが、帰宅して検索してみたところ、どうやら僕の妄想はスタンダードな方法としてアマチュアでも可能らしい。
といっても、自室で静かに、片手間に(そして楽かつ低コストに)行うには、Webに記事を載せるような趣味人の方法そのままでは無理だ。僕はさらに改良というか、自分用に最適化をしていく。

とりあえず鞄の前に、小さなものでテスト。
モバイルバッテリー用のケースを試作中。あとは寝て待つ。
革細工ではなくて革工作、らしい作業となった。
興味がある人はコメント欄なりTwitterその他なりで伝えてください。個別に、あるいはきちんと日記に書きます。

道具は買い足さない方針で、今回は鞄を作る。
革もどこかで安い物を探さなければ。
作るのは楽しいが、お金さえかけて良いのなら、手芸作家さんの通販サイトで自作よりも良いものが簡単に手に入る。というか、ちょっとこれは安すぎるのでは、と思う“作品”も多い昨今、自分だってコストは意識しなければ面白くない。そういうテーマで望む所存。

 

大人のレザークラフト2 紳士の革小物 (Professional Series)

大人のレザークラフト2 紳士の革小物 (Professional Series)

 
大人のレザークラフト3 職人仕立ての革小物 (Professional Series)

大人のレザークラフト3 職人仕立ての革小物 (Professional Series)

 

 

 

では寝ます。
もう、眠くてたまらない。明日はおでかけ予定だが、その詳細は明日に決める。

 

 

携帯電話を職場に忘れた

 

Ascend Mate7 ホワイト

Ascend Mate7 ホワイト

 

 

帰る時にちょっとばたばたして、うっかり携帯電話を忘れてきてしまった。
車に乗った時に、あれもしかして、とは思ったのだ。自動的に車のカーナビ兼音楽プレイヤー的なシステムに繋がるはずだが、その表示が無い。しかし電話が無くても不便は無いし、いちど駐車場に出たあとに職場に戻るには面倒が多いため(敷地は広いし、退社後にまた入るには申請書その他が必要)、まあいいやと帰ってきてしまった。

困るのは明日の朝。
携帯電話のアラームで目覚めるのだ。
そして、そろそろ準備をしよう、家を出る時刻、家を出るタイムリミット、といったいくつかのタイミングで時報を鳴らすように設定していて、もうその合成音声が生活に染みついてしまっている。
アラームは、昔使っていた目覚まし時計で代用できる。
時報は代替手段が無いから、時計をたびたび見る必要があるだろう。

それだけなら、不便なだけだ。
でも今、会社にある携帯電話が、明日の朝はアラームが鳴るだろう。さて、どうやって止まるのだったか。5分か10分鳴ったら止まる気がする。止まれば良いのだが、スヌーズだったら困る。10分後にスヌーズ機能が働いて、また鳴るような気がしてならない。
同じアプリが手元のタブレットに入っていて、特に設定をしていない状態ならば「10分間の鳴動の後に停止」なのだが、そういう部分を自分が変えていそうで、怖い。
時報は鳴りっぱなしということはなくて、時刻を2回発したあとは勝手に黙る(だから設定している。忙しい時間に時計を見る手間を省くための工夫なので)から、安心。

 

帰宅前に、電池残量が残り15%程度だった。
充電して3日目。そろそろ充電する頃合い、だと考えたことは覚えている。夜のうちに電池残量が数%になれば、電話以外の機能は休止するモードに切り替わるはず。電池が完全に切れる可能性もある。
今回に限っては、そのほうが有難い。

ともかく、今日はさっさと寝て、明日は早めに出社する。万が一、職場でアラームが鳴り響いていたら、恥ずかしい。ちなみにアラーム音は、シンプルなベルの音。

 

 書店の新刊コミックス売り場に、最新刊と一緒にひとつ前の巻も置いてあって、しかも最新刊は売り切れ、という状態で、うっかり買いそうになってしまった。
なんとなーく、そういう変なことをする売り場担当者がいそうな感じがあるのだ、この店には。変な客の悪戯とか、誰かのミスではなくて。
これが、うっかり買わせて在庫を1冊減らす戦略だったら、それはそれで面白い試みだとは思う。新刊コミックスコーナーでは止めてほしいけれど。

あげくの果てのカノン 3 (ビッグコミックス)

あげくの果てのカノン 3 (ビッグコミックス)

 

 

 

久しぶりに茶道部でした。

 

https://www.instagram.com/p/BSn18nMDkYd/

 会社の片隅で行われている茶道部に参加。ずいぶん久しぶり。

すっかり忘れていて恐縮するが、それでも先生は覚えが良いと褒めてくれる。
たぶん旅先で和菓子と抹茶のセットをいつも注文していたからだろう。写真は、先日の三重散策で食べた赤福とお薄。
それ以外に茶道、抹茶文化との接点は無い。

とはいえ、やはり予習はしておきたい。
ざっと書店を見ても、「簡単に初心者向けのお稽古(盆略点前とか)」を写真付きで解説するような本は見つからない。
そうだ、こういう時はYouTubeだ、と検索すると、有るには有るのだが大変に見づらいものばかり。
茶道というのは、道具を平面に展開する事がほとんどなのだが、それを真横から撮ってどうするのだ。やたらぶれているし、画面の半分が人の顔だ。

YouTubeにまともな動画が無いのは、でも仕方がない。
この種の‘道’において、師匠にあたる人ならば、意識してネットの無料動画は避けるだろう。それは単純に商売にならないから、というだけではなくて、責任がとれない状態で情報だけ流すことは誰のためにもならないから。
プロフェッショナルというのはそういうものだと思う。
僕達だって、責任重大な仕事を任されたのに給料が据え置きだったら、それは違うんじゃないかな、と考えるだろう。
タダなら観る、程度の人間は相手にしない、そんな立ち位置でもかまわないのが、芸や習い事の世界では当たり前なのだ。

では寝ます。
茶道部は楽しいけれど、仕事の後のお稽古だから、たとえ数人の参加者でも(今日は3人)、それなりに時間がかかってしまう。特に今日は僕という覚えの悪い新米がいたから、なおさらのこと。
帰りが遅くなるのが難点だ。帰宅は、晩ご飯を食べるには遅すぎる時刻になる。
勤務時間にささっとお茶を点てられたら最高なのだが。仕事も中断できるし、稽古にもなる。

 

LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

 

 

 

 

 

 

 

銃剣道と小松未歩と。

九櫻(クサクラ) 木銃1・7米 GW2

お昼休みに、年若き同僚が「銃剣道が復活するとしても、イケメンに限るよね」と言い出した。いや、若いといってもイケメンなんて言葉をさらっと使うあたり、ひと昔前の若者っぽさが溢れる人なのだが、本人が若者だと信じているのだから若者なのだろう。

ちなみにこの人がイメージする銃剣道というのは、ファイナルファンタジーシリーズ的なものである。
つまりクロムハーツ風の装飾が施された銃に長大な刃物がついていて、それでまず相手を突いて、次に上から、そして横、最後に下側から切りつけて(どういうわけか切れずに吹き飛ぶ)、最後にばーんと銃弾を叩き込んで1セット、という奴だ。おそらく決めぜりふも必要だろう。
確かにクラス全員が並んで学ぶにはふさわしくない。先生だって足りない気がする。
もはや戦後ではない、と思いました。

しかしこういう、少し前まで若者だった人が、今も(自身が属する)若者文化だと思って馬鹿なことをしたり言ったりするのは、見ていて辛いものがある。女性は自身の最盛期の化粧を続けたがる、と何かで読んだが、もうすぐ天に召される年齢なのにものすごいお化粧の老婆を見ると、ちょっと辛い、みたいなものだ。

大きなお世話であるのは自覚している。だから本人には言わない。
でも思うのだ。不勉強で、無礼で、でも基本的に無力な、そんな存在として尊重される時代は過ぎてしまったのだと。残念なことだ。
「大好きな自分を保つために変わり続けていかなければ、あなたの弱さを求める相手しか寄りつかない、これからはさらに」と歌ったのは小松未歩だったか。
もはやどんな曲だったのかも忘れたが、その言葉はよく覚えている。

 

 

 つまり、馬鹿っぷりを“盛る”というのはとてもハイリスクなのだと言いたかったのです。歳を取る毎に、その戦略は使いづらくなる。

 

ヘンな物さし2。

ヘンな物さし2。

 
ヘンな物さし

ヘンな物さし

 

 

 

ふうせんかずらのそだてかた

https://www.instagram.com/p/BD7J-GhmMUK/

 

https://www.instagram.com/p/BD7z8-0mMdF/

 

https://www.instagram.com/p/BD75c6TmMVc/

ちょうど1年前に訪れた「瀬戸内国際芸術祭」の島々のことを思い出す。というか、Googleに写真を預けているのだが、唐突に、お前は去年の今頃に小豆島や直島を訪れたのだぞ、と教えてくれたのだ。

あまり過去の写真を眺める習慣が無いのだが、この旅に関しては別。見返すと、様々なことを思い出してしまう。本当に良い旅だったし、印象に残るイベントだったし、あの島と土地は大好きになった。

 

【メール便配送】 国華園 花たね 風船かずら 1袋(10粒)【※発送が国華園からの場合のみ正規品です】

さて、その巡った島のあちこちで、草花の種や多肉植物の葉などを貰ってきたのだった。多肉植物の多くは、移住組だろうか、カフェなどを営む若い人のお店で譲ってもらった。お茶を飲んでいた店で、葉が取れちゃったから良かったら持っていってくれ、と声をかけられたのが発端だった。
種のほうは、生け垣にあるものや、民家のイベント会場で地元の人と雑談をしていて、その時に少しずついただいてきた。

上手い具合にサンプリング用の瓶をいくつか鞄に入れてあったから(薬やビタミン剤の小分け用が余っていたのです)、春と秋、それぞれの旅でかなりの種類が手に入った。
自分から動いたわけではなくて、基本的には相手からの働きかけで得たものなのだが、なんというか、気前の良さが日常の(つまり静岡県中部の田舎町の)平均よりもずいぶん高かった気がする。そういう“とりくみ”を行っていた訳でもないだろうし、“とりくみ”ではないからこそ有り難みも増すというもの。あの非日常は得がたい経験だった。

 

幸い、多肉植物はどれも根付いている。冬を越して、今週から外に出している。

そして今日は、「ふうせんかずら」の種を植える準備をしている。
種は20粒ほど。半分を試してみるつもり。
たぶん茂ればそんなに難しくはない、と予想する。ただ経験が無いから、まずは慎重に。

ふうせんかずら、と言えば学生時代に住んでいた町にいた老人を思い出してしまう。
小学生が夏休みに持ち帰ってきたアサガオ(支柱付きプラ鉢の教材で育てるもの)を引っこ抜き、ふうせんかずらの苗に植え替える、という「頭のおかしいおじいさん」がいたのだった。
新興住宅地のあちこちでそんなことをして、なかにはある程度育ってしまった鉢もあったようだ。新聞にこそ載らなかったものの、学生である僕にまで伝わるくらいのニュースになったのだから、当事者である小学生達には大きなインパクトがあったと思う。
なんとなく怪異の趣きがある。
特に何年か後に言い伝えとして残れば素敵だ。「会った人は必ず死ぬ」とか、尾鰭が付くとさらに良い。
「ふうせんかずらじいさん」、今も存命だろうか。

 

タンブラー キリコ 風船かずら 300ml HG107-26WG

タンブラー キリコ 風船かずら 300ml HG107-26WG

 

 

 

昨日の出来事(雨の三重県)、そして今日の出来事(手創り市とゴースト・イン・ザ・シェル)。

昨日は三重県に遊びに行ったのだった。
ずいぶんのんびりした1日で、県外に出かけた感じがまるでしない。

https://www.instagram.com/p/BSnGWV-DHsH/

 

いつもの「Cafe Snug」でお昼を食べた。
ここの「しみじみごはん」が大好きで、いや定食メニューで大好きというのもおかしいのだが、とにかく信頼していて、何種類かあるランチセットでも迷うことは少ない。ほぼ空腹具合で決まる(少しだけ、の時はスープとパンのセット)。

この日の「しみじみごはん」では、蒸し鶏(鶏ハム?)に添えられたもったりしたソースが素晴らしかった。豆腐を潰して、バジルか何かを混ぜてあるのはわかるのだけれど、それだけではない。山葵かもしれない。

https://www.instagram.com/p/BSnWI10jHHv/

食後にはキャロットケーキも食べた。

これはまあ、別腹というやつである。スパイスが効いていて、なにやら不思議な美味しさ。異国の味。とはいえ人を選ぶような味ではなくて、単純に美味しい。

 

 

https://www.instagram.com/p/BSnVf9_DQfl/

小雨のなか、自転車でSnugの周辺を散策する。

「アクアイグニス」は混雑していた。

ちょうど「ふじっこぱん」が開店する日と時刻だったので、パンをいくつか購入した。
この店の「あおさパン」は僕よりも家族が喜ぶ。天然酵母パンの味に、あおさの香り、少し塩気があって、なかなかお洒落な味わいなのだ。
他のパンも間違い無く美味しい。

fujiccopan.cocolog-nifty.com

パンと言えば、その後に四日市市へ行った時に、「Sido boulangerie」で甘いパンをいくつか買ったのだった。ここは人気のお店で、夕方だと種類が少ない。大好きなカヌレも買うことができた。

 

いつも行く雑貨屋さん、「Novi」では、小さな文具をいくつか購入。最近はこの種の「必需品ではない、あると楽しい品」を買う機会がずいぶん減ってしまった。ほぼNoviだけかもしれない。Noviだからこそ買うものがある、というのが正しいのか。

d.hatena.ne.jp

https://www.instagram.com/p/BSn18nMDkYd/

 

帰り道に寄ったSAで、赤福とお薄をいただいたりもした。もう癖になっていて、抹茶を飲む際に、茶道部で学んだ所作が自然に出てしまう。
そして、そういう仕草を店員さんに褒められる。これは赤福だけでなく、香川の庭園でも、金沢の和風喫茶でもそうだった。若いのに感心、といった感じで。でも若くないのですが。

 



さて今日は、静岡市まで行って映画を観てきた。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」。
悪くは無いが特別な何かを得た感じはしない、それが劇場を出た時の印象。
世界中の、というか主にアメリカと中国の「Ghost in the Shell」に魂を奪われたオタク兼映画制作者達が、リスペクトと金と技術を込めて、メジャー指向の攻殻機動隊を作ったらこんな感じになってしまった、という作品。ファンなら喜ぶ小ネタが詰まっているが、ではファンはこれに満足するだろうか、とやや疑問はあるが、それでも十分に面白かった。

 

豪華絢爛、見ていて楽しいけれども、かつての攻殻機動隊(原作本、劇場版からアニメまで)にあった、衒学的な雰囲気がまるで足りない。
なるほど猥雑でサイバーパンクなアジアを描き出すことには、一応は成功している。透けない立体映像が溢れる無国籍シティは見応えがあるし、3分毎に出てくる過去作のリスペクトも嬉しい。みんなニッポンセイヒンが大好きなんだね、と思わせる徹底ぶり。
VFXも抜かりないし、スピード感もある。
しかしあの、原作漫画から延々と受け継がれてきた、「つま先の位置からモブキャラのつぶやきにまで理屈がある」世界と、それをあえて説明しない(観客側に求める)姿勢、そしてなにより個々人の気持ちよりも大きな「その先の世界」への視線が足りない。
イノセンス」の択捉島なんて、あれできちんと士郎正宗サイバーパンクになっていたのだから、やはりそこは頑張って欲しかった。

全体に、過去の作品をばらばらにしたピースで再構築した、普通のハリウッドSFアクションだった。派手なアクションなどを評して「バイオハザード」だと友人は言っていて、なるほど近いかもしれないと僕も思う。

そういえば、ビートたけしが「荒巻課長」として登場していた。彼だけが日本語そのままの台詞。しかし滑舌の悪い棒読みは、ジャパニーズオリエンタリズムとしては正解かもしれないけれど、深慮よりも‘何も考えていない’ように見えて仕方がない。やたら強いし。
ちなみに今回の「少佐」はそれほど強く無い。でも、今までの作品で無理だったアレを開けられるあたり、なんともいえない違和感がある。

これは映画の内容とは直接関係無いのだが、「柳宗理のステンレス・ケトル」が劇中に登場する。そのケトルは、お湯が沸いたらぴーぴー鳴っていたが、もちろん義体が実現する世界だから、その程度の技術的進歩は気にしない。我が家のケトルにも欲しいところ。

 

なんだか辛辣なことを書いてしまった。
しかし観て損をした気にはならない。
ソウルでもスピリットでもなくゴーストが殻に入っている、という物語の中心軸はずれていないし、往年の名場面がハリウッド流の豪華CGになっている点だけでも観る価値がある。
短い時間できちんと娯楽作に仕上げているところは素晴らしいし、単純なストーリーは親切かつ集中を削がない。
映画館でポップコーンを食べながら「攻殻機動隊」を観る未来、そんな時代なのだ。長生きはするものです。

 

というのが映画の感想。

 

 

https://www.instagram.com/p/BSp-l4Qjezu/

あとは今日は、護国神社で「手創り市」に行ったことが特記事項かもしれない。昨日の悪天候のせいか、妙に混んでいた。とはいえ今日だって晴天ではないから、なんだか不穏な感じはしていた。足下はぬかるんでいるし、木々から雨のしずくが落ちる。

僕は小さなものをいくつか購入した。訪れた時期が遅くて食品はほとんど売り切れ。

www.shizuoka-tezukuriichi.com

 

https://www.instagram.com/p/BSpgaqIDm_U/

節制のため、今日はケーキなどは食べていない。

その代わり、MARIATHANKでリッチなミルクティーを飲んだ。生クリームたっぷりの紅茶を、持ち手の無いカップで飲む。気持ちが華やかになる味。美味しかったです。

ameblo.jp

そういえば、先ほどFacebookで教えられたのだけれど、僕はちょうど1年前に「瀬戸内国際芸術祭 春」に参加していたのだった。あれは本当に良いイベントだった。今でも思い出すと、気持ちがきゅんとなる。しかし1年は早い。たぶん365日程度しか無いのだろう。

 

 

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