昨日の出来事(雨の三重県)、そして今日の出来事(手創り市とゴースト・イン・ザ・シェル)。

昨日は三重県に遊びに行ったのだった。
ずいぶんのんびりした1日で、県外に出かけた感じがまるでしない。

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いつもの「Cafe Snug」でお昼を食べた。
ここの「しみじみごはん」が大好きで、いや定食メニューで大好きというのもおかしいのだが、とにかく信頼していて、何種類かあるランチセットでも迷うことは少ない。ほぼ空腹具合で決まる(少しだけ、の時はスープとパンのセット)。

この日の「しみじみごはん」では、蒸し鶏(鶏ハム?)に添えられたもったりしたソースが素晴らしかった。豆腐を潰して、バジルか何かを混ぜてあるのはわかるのだけれど、それだけではない。山葵かもしれない。

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食後にはキャロットケーキも食べた。

これはまあ、別腹というやつである。スパイスが効いていて、なにやら不思議な美味しさ。異国の味。とはいえ人を選ぶような味ではなくて、単純に美味しい。

 

 

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小雨のなか、自転車でSnugの周辺を散策する。

「アクアイグニス」は混雑していた。

ちょうど「ふじっこぱん」が開店する日と時刻だったので、パンをいくつか購入した。
この店の「あおさパン」は僕よりも家族が喜ぶ。天然酵母パンの味に、あおさの香り、少し塩気があって、なかなかお洒落な味わいなのだ。
他のパンも間違い無く美味しい。

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パンと言えば、その後に四日市市へ行った時に、「Sido boulangerie」で甘いパンをいくつか買ったのだった。ここは人気のお店で、夕方だと種類が少ない。大好きなカヌレも買うことができた。

 

いつも行く雑貨屋さん、「Novi」では、小さな文具をいくつか購入。最近はこの種の「必需品ではない、あると楽しい品」を買う機会がずいぶん減ってしまった。ほぼNoviだけかもしれない。Noviだからこそ買うものがある、というのが正しいのか。

d.hatena.ne.jp

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帰り道に寄ったSAで、赤福とお薄をいただいたりもした。もう癖になっていて、抹茶を飲む際に、茶道部で学んだ所作が自然に出てしまう。
そして、そういう仕草を店員さんに褒められる。これは赤福だけでなく、香川の庭園でも、金沢の和風喫茶でもそうだった。若いのに感心、といった感じで。でも若くないのですが。

 



さて今日は、静岡市まで行って映画を観てきた。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」。
悪くは無いが特別な何かを得た感じはしない、それが劇場を出た時の印象。
世界中の、というか主にアメリカと中国の「Ghost in the Shell」に魂を奪われたオタク兼映画制作者達が、リスペクトと金と技術を込めて、メジャー指向の攻殻機動隊を作ったらこんな感じになってしまった、という作品。ファンなら喜ぶ小ネタが詰まっているが、ではファンはこれに満足するだろうか、とやや疑問はあるが、それでも十分に面白かった。

 

豪華絢爛、見ていて楽しいけれども、かつての攻殻機動隊(原作本、劇場版からアニメまで)にあった、衒学的な雰囲気がまるで足りない。
なるほど猥雑でサイバーパンクなアジアを描き出すことには、一応は成功している。透けない立体映像が溢れる無国籍シティは見応えがあるし、3分毎に出てくる過去作のリスペクトも嬉しい。みんなニッポンセイヒンが大好きなんだね、と思わせる徹底ぶり。
VFXも抜かりないし、スピード感もある。
しかしあの、原作漫画から延々と受け継がれてきた、「つま先の位置からモブキャラのつぶやきにまで理屈がある」世界と、それをあえて説明しない(観客側に求める)姿勢、そしてなにより個々人の気持ちよりも大きな「その先の世界」への視線が足りない。
イノセンス」の択捉島なんて、あれできちんと士郎正宗サイバーパンクになっていたのだから、やはりそこは頑張って欲しかった。

全体に、過去の作品をばらばらにしたピースで再構築した、普通のハリウッドSFアクションだった。派手なアクションなどを評して「バイオハザード」だと友人は言っていて、なるほど近いかもしれないと僕も思う。

そういえば、ビートたけしが「荒巻課長」として登場していた。彼だけが日本語そのままの台詞。しかし滑舌の悪い棒読みは、ジャパニーズオリエンタリズムとしては正解かもしれないけれど、深慮よりも‘何も考えていない’ように見えて仕方がない。やたら強いし。
ちなみに今回の「少佐」はそれほど強く無い。でも、今までの作品で無理だったアレを開けられるあたり、なんともいえない違和感がある。

これは映画の内容とは直接関係無いのだが、「柳宗理のステンレス・ケトル」が劇中に登場する。そのケトルは、お湯が沸いたらぴーぴー鳴っていたが、もちろん義体が実現する世界だから、その程度の技術的進歩は気にしない。我が家のケトルにも欲しいところ。

 

なんだか辛辣なことを書いてしまった。
しかし観て損をした気にはならない。
ソウルでもスピリットでもなくゴーストが殻に入っている、という物語の中心軸はずれていないし、往年の名場面がハリウッド流の豪華CGになっている点だけでも観る価値がある。
短い時間できちんと娯楽作に仕上げているところは素晴らしいし、単純なストーリーは親切かつ集中を削がない。
映画館でポップコーンを食べながら「攻殻機動隊」を観る未来、そんな時代なのだ。長生きはするものです。

 

というのが映画の感想。

 

 

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あとは今日は、護国神社で「手創り市」に行ったことが特記事項かもしれない。昨日の悪天候のせいか、妙に混んでいた。とはいえ今日だって晴天ではないから、なんだか不穏な感じはしていた。足下はぬかるんでいるし、木々から雨のしずくが落ちる。

僕は小さなものをいくつか購入した。訪れた時期が遅くて食品はほとんど売り切れ。

www.shizuoka-tezukuriichi.com

 

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節制のため、今日はケーキなどは食べていない。

その代わり、MARIATHANKでリッチなミルクティーを飲んだ。生クリームたっぷりの紅茶を、持ち手の無いカップで飲む。気持ちが華やかになる味。美味しかったです。

ameblo.jp

そういえば、先ほどFacebookで教えられたのだけれど、僕はちょうど1年前に「瀬戸内国際芸術祭 春」に参加していたのだった。あれは本当に良いイベントだった。今でも思い出すと、気持ちがきゅんとなる。しかし1年は早い。たぶん365日程度しか無いのだろう。

 

 

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