特筆すべき事が無い日。
というわけで、夕食に作った「鶏肉の梅あじ」について書く。
ずいぶんおかしな名前だと思う。
子供の頃に給食センターへ見学に行って、その後の家庭科の授業で教わった料理だ。授業参観か何かで親にレシピが伝わり、今でも時々は作る"我が家の味"になっている。
とにかく名前が印象的で、なかなか記憶から消えない。
大昔の「暮らしの手帖」あたりに載っていそうな名前でもある。
手順は簡単。
材料費も安い。
- 梅干しは種を除き、刻む。
チューブ入りの梅肉ペーストが手軽。 - 1.にみりんと醤油あるいはめんつゆを入れる。醤油味は控えめに。
- あれば青紫蘇を刻んでおく。
- 鶏むね肉(皮なし)は筋を取り除きながら一口大に切る。
- 胡麻油を熱したフライパンで、4.の鶏むね肉を5分ほど焼く。
- 裏返して中心に火が通るまで焼く。
- 2.をフライパンに投入し、照り焼きの一歩手前まで加熱し続ける。
- お皿に盛り、青紫蘇を乗せる。あれば削り節も乗せる。
- 梅肉の残りがあれば添える。
梅肉の塩気があること、焼色をあまり付けたくないこと、味が物足りなければ梅肉を添えて供すれば良いことから、醤油(あるいはめんつゆ)は色付け程度にする。
弱めの中火でじっくり火を通すことだけ気をつければ、失敗もないだろう。
鶏むね肉の食感が苦手ならば、ささみを使うと食べやすくなる。
平成になって柚子胡椒が我が家にも導入されてからは、柚子胡椒を使った同様の料理も作るようになった。
特別においしいものではないけれど、思い出して作る。
家族も喜ばないし、誰かに作って感心された記憶もない。
ところで、こうして書き出してから気づいたが、どうして学校給食でこんなものを出していたのだろう。小中学生に梅干し風味の鶏肉を出して喜ばれるとも思わない*1。
しかし、学校給食というのはとにかく種類を増やす傾向にあったので、時々は妙なものが混ざっても不思議はない。給食センターでは出来合いのタレとオーブンを使ったのかもしれない。
さて、書くことがないからと料理について書いていたら、髪も乾いた。
そろそろ寝ます。おやすみなさい。
*1:それこそ、暮らしの手帖に「急なお客様にはチョット作ってお酒とお出しすると喜ばれます」とか書かれてそう。