今日のおやつはバウムクーヘン。
知人からのおすそわけ。
ラベルを見ると「ソーキナカタ」とある。
藤枝市にある機械設備のメーカーだ。工場や厨房向けにオーブンや撹拌機、充填機などを設計製造するBtoBの会社だったはず。大昔に製薬会社に務めていた時に、この会社の銘板を見た記憶がある。
調べてみると、そのソーキナカタ*1の主力商品であるバウムクーヘン・オーブンや調理機器で作った品を売る、小さなお店が工場に付属しているようなのだ。
なかなか珍しいタイプの「工場直売」である。
知人からはデラックスだったかスペシャルだったかいう良いものと、ごく普通のもの、2種類のバウムクーヘンをいただいた。
見た目ではよくわからない。違いはあるが、どちらが甲でどちらが乙なのかが判別できない。とりあえず片方を開封してみたが、判明したのは「とてもおいしいバウムクーヘン」というだけ。
日本各地にバウムクーヘンで有名なローカルチェーンの洋菓子店があるが、そういう店でもソーキナカタ社あるいは類似の企業が作った機器で焼いているのだと思う。
このバウムクーヘンは、そういう「おいしい店」のそれと同レベルの質のように感じた。もちろん機器メーカーなのだから、生地の配合などは、あくまで"標準"なのだろう。でも、目を閉じて食べたら、有名なお店のバウムクーヘンと区別はつかないと思う。
そんな良いおやつを食べたので、今日は良い木曜日だった。
もちろん色々と煩わしいこともあったけれど、バウムクーヘンが手元にあるから気にしない。「大変だなあ」と思っても、すぐに「でも良いバウムクーヘンがあるんだぜ」と自分を鼓舞できる。
素敵なことだ。
*1:奇妙な社名だ。Webサイトによると、先代まではナカタ氏が社長だったらしい。操機ナカタの意だろうか?