銀座ウエストの直売所 山梨県笛吹市

 

今日も山梨県へ行っていた。
夕方に家族へ土産でも買おうと、桔梗屋信玄餅のアウトレットショップ的な場所に立ち寄った。信玄餅の詰め放題などで朝には行列ができる場所だ。
自分はそこまで桔梗屋信玄餅に興味はない。でも、この工場付属のテーマパーク的な場所は、なかなかおもしろかった。
まず直売店がある。おそらく工場勤務者のためのコンビニもある。
さらにアウトレットショップがあって、詰め放題などを行う店舗もある。
信玄餅や最中など土産菓子以外にも、カステラの切り落とし、スーパーで売っていそうな和菓子、そしてドライフルーツなども売られていた。道の駅やサービスエリアにある謎のドライフルーツは、こういうローカルチェーンが輸入販売しているのかもしれない。
全体に雑然としていて、いかにも観光地といった感じがした。桔梗屋甲府にある店は「文化の担い手」みたいに手間と金をかけているけれど、このアウトレットショップに関しては徹底的に俗っぽい。それが楽しいのだった。

 

 

さて、この桔梗屋と道路を挟んであるのが洋菓子舗ウエストの工場直売店
エストといえば東京の老舗だ。銀座にある喫茶は、大好きな場所。
でも最近は東京に行く機会が激減していて悲しい。

しかし山梨県のこの場所では、ウエストの焼菓子を買うことができる。工場直売ということで1割引。ドライケーキやリーフパイ、そして「ヴィクトリア」も売っている。
もちろん大好物のダークフルーツケーキだってある。

すっかり嬉しくなって、自分用にいくつかお菓子を買い込んだのだった。

このウエストの直売所は、とてもこぢんまりとしている。
小さなガラスケースが2つに、商品見本が少し。工場の通路みたいな場所にある。
でも、さすがウエストである。働いている人の物腰や穏やかで、売り場はとても清潔。余計な装飾は一切無いが、小さな油絵などが華やかだ。
小さな工場なので働いている人が時折見えるが、複数人で雑談しているような人はいない。庭には大きな木が植えられていて、掃除が行き届いている。

大昔のku:nelや暮らしの手帖で見た記憶があるが、まさにああいう雑誌が好みそうなきちんとした風情があった。

言っては悪いが、向かいにある桔梗屋アウトレットショップとは「育ちが違う」。
銀座や六本木のお店も教育が行き届いていることに感心したが、まさか工場までもウエストはウエストなのだった。

 

 

いつか行きたいものだ…とグーグルマップにはピンを打っていたけれど、今日は思いがけず立ち寄ることができてしまった。
親戚に買った桔梗屋信玄餅、父に買ったワイン、そして自分用のウエストのお菓子。どれも良い土産だけれど、やっぱり自分用が最高に嬉しい。

 

お題「わたしの癒やし」

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