ケーキの切れ端

昨日に訪問した浜松市の卸本町は、問屋街。
服の問屋が多かったが、小さな食品工場や輸入業者もいくつかある。

 

そのなかにはアウトレット品の販売を行っているところもあって、なかなかお得な買い物ができるのだった。

端切れ布や、展示品らしきインテリア用品、梱包の端材など、いくら安くても自分には使い途が無いものがほとんど。でも「玉子屋本舗」という店では、洋菓子が安かった。

狭くて、ほぼ一方通行の小屋みたいな店舗は、ケーキ工場に隣接している。
お店の人は挨拶も無かったし、棚に並ぶ商品も綺麗に見せようとはしていない。

2020年代の日本における「アウトレット・ショップ」といえば、何かしらの楽しさとコスパ感があるのが当たり前。だが、この玉子屋本舗に限らず、卸本町にあるアウトレットは、そういう楽しさの要素が皆無なのだ。

商品も本当に廃棄品のようなものがある。
ケーキやシフォンケーキの切れ端は、ただビニール袋に放り込んで封をしてあるだけ。食品衛生法があるからラベルは付けているけれども、飾りっ気なんて皆無だった。

ただし安い。どの品も110円でたっぷり入っている。
パンの耳みたいな感覚で、ケーキの上面部分や、端の部分を買える。
僕もつい、2袋ほど買ってしまった。

 

 

切れ端の一部は、昨日に食べた。
残りの多くは冷凍した。冷凍しなかった分は、今日のおやつにした。

味は悪くないが、端の焦げた部分だけを延々に食べるわけだから、なんとなく苦いし単調。小さく切ってラスクにでもすればよかった。時間があればトライフルでも作ればよかったのだが、手を抜いてむしゃむしゃ食べたのが失敗だったのかもしれない。

 

 

こういう時のために、小さなクーラーボックスを車に常備している。
氷は無いから、帰路に冷たい飲み物を買う。浜松市から自宅なら、ペットボトルの温度でもなんとか保つ。暑い日や長距離ならば、冷凍した500mLのペットボトルか氷が必要になるが、昨日は大丈夫だった。

 

 

 

ところで今、左手の内側に蕁麻疹のようなものが出来ている。
ケーキの切れ端が原因かどうかは、わからない。食べてから時間は経っているし、鶏卵や、悪くなった洋生菓子ならば、もっと酷いことになっていそう。
そもそも今日は、とても疲れたのだ。体力が落ちているときには、こういう不具合も出てくるものだ。それに夕食には、親戚が釣ってきた川魚(鮎)を焼いて食べた。そちらのほうが怪しい気がする。
慌てず騒がず、抗ヒスタミン剤を飲んで寝ることにする。レスタミンは成分としてはドリエルにそっくりだから、睡眠薬代わりにもなってしまうのだった。

お題「ささやかな幸せ」

 

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