パンガシウスのフィレ

数年前からスーパーマーケットで見かけるようになった魚「パンガシウス」を、大量に入手した。冷凍魚を扱う問屋さんから格安で分けてもらったのだ。

大量といっても切り身(フィレ)が8枚。でも、2人暮らしの我が家では、食べ切るのが大変な量なので、やはり多い。
早速、今夜から活用することにした。

 

パンガシウス、というのは属名か何かだったはずだ。
東南アジア原産のナマズ*1の一種で、似たものはカンボジアベトナムで食べた記憶がある。淡水魚としてはずいぶん大きく、日本のナマズと違い泳ぐのが速そうなかたちをしていた。水族館では「メコン川の魚たち」コーナーで、ゆったり泳いでいるのを見たこともある。

ナマズの仲間ということで、脂の乗ったきれいな白身をしていることから、最近はタラなどの代用として使われている。
自分は今まで買ったことがないけれど、おそらく安物の魚フライなどで食べているはずだ。

 

 

脂の多い白身、大きな切身、そして安価。
となると味付けはしっかり効かせたほうが良さそうだ。

今日はオリーブオイルとバジル、隠し味程度のカレー粉、塩、そしてごく少量のニンニクで下味をつけた後に焼いてみた。油がフライパンに溜まってきたら、プチトマトも加える。

なかなかおいしくできた。火の通りが早いのがありがたい。
残った油でキノコと薄切りのジャガイモを炒めて、付け合せとした。

切り身の何枚かは、オリーブオイルと塩と月桂樹*2とで、オイル煮にしてみた。
輪切りの赤唐辛子なども適当に加えてみる。これは明日以降に食べるつもりだ。

東南アジアの淡水魚ということで父が忌避するかと思ったが、全くクセもなく、おいしく食べてもらえた。クセも特徴もなさすぎて、コメントのしようも無かったのかもしれない。

 

 

今後、このパンガシウスがスーパーで売られていたら買うだろうか。
魚はもう少し個性があったほうが、献立に組み込みやすいので、他の魚よりは優先度は低そうだ。
ただ、おそろしく安い時には手にとるかもしれない。最近、魚が高くてカゴに入れるのを躊躇することが増えた。

 

 

*1:キャットフィッシュ

*2:庭に生えている。市販品に比べて香りが薄い。

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