所用にて早朝より伊豆半島へ行っていた。
伊豆半島といっても西伊豆の付け根のあたり、内浦や三津といったあたり。静岡県東部の沼津市の端にあたる。
つい先月に閉園となった「あわしまマリンパーク」や、今も絶賛営業中の「伊豆・三津シーパラダイス」がある、なかなかに景色が良いところだ。
数日前のニュースで、このあたりの海(内浦湾)にザトウクジラが迷い込んだと知った。「あわしま」のホテルを背景にジャンプをする若いクジラが撮影されていた。
今日は作業の合間や休憩の時に、ついそのクジラを探してしまう。
いくら大きいとはいえ望遠レンズ付きのカメラでなければ形まではわからないとは思うのだが、それでも波や岩礁が目に入ると注目してしまう。
展望の良い駐車スペースでは、風景を撮影しながらクジラを探すカメラ趣味の人達もいた。
午後からは、県中部に向かいながら蒲原へ立ち寄る。
先ほどの三津が沼津市であること、そして蒲原が静岡市清水区であることに、未だに慣れない。大規模な市町村合併は、地形や風土を考えて欲しい。蒲原の住所表示を見るたびに「ここの何処が清水だよう」と思うのだった。
それはそうと、今日はこの蒲原で昼ご飯を食べたのだった。
小サイズの炒飯と注文したのに、餃子が付いてきた。
店側の間違いだったようだ。
でも、この餃子が他の客に回るわけでもないようなので、そのままいただくことにした。
炒飯が大きいというので小サイズにしたのに、追加で餃子を7個も食べることになってしまった。
ずいぶん大きな餃子だった*1。
餃子は中華料理店では2人以上でシェアする事も多いと思うのだが、素数では配分しづらいはずだ。喧嘩にならないか心配である。
ちなみに餃子の分も、きちんと代金を支払った。
老主人が「ごめんね」と柑橘類を1個手渡してくれる。おそらく不知火だろう。
思いがけない餃子、そして不知火。
この程度の"予想外"ならば、平和でよろしい。
しかしクジラは見たかった。
静岡県に住んでいて、駿河湾でイルカならば何度か見ている。港でペンギンも見た*2。クジラは骨の断片しか見たことがない*3。
だから、いわゆる"迷いクジラ"だから浮かれるのは不謹慎ではあるのだが、でも見たいのだった。