甥が帰省していたので、父とともに会いにいく。
そして一緒にトンカツを食べてきた。
清水区の三保半島にある「五郎十」は、人気のお店。
古ぼけた店ではあるが、いつも賑わっている*1。
これはロースカツ定食。
味も良いが、肉の大きさがすごい。
特別大きな「特製ロースカツ」になると大人用のサンダルみたいな厚みと寸法になるが、通常のトンカツでも分厚いのだった。
ただ、とても柔らかくて、年配のお客さんも普通に注文している。
昔はもっと大きかった気がする。
今日のトンカツは縦横の寸法は「標準より少し大きい」程度だった。ただし、厚みは一般的なトンカツの3倍くらいある。ロースカツだから、脂身も分厚い。
ちなみに衣の色が暗いのは、スマホカメラのAIが悪い。いや、実際にずいぶんと濃い揚げ色ではあるのだが、ここまで黒くはない。
甥は若いので、特大サイズのものをぺろりと平らげていた。
僕は通常のロースカツで精一杯。父はフライ定食*2を半分くらい食べて、あとはビールを飲んでいた。
多くの客が残すため、最初から「持ち帰り」の準備が万全なのも、この店の特徴かもしれない。持ち帰る旨を伝えると、アルミホイル*3とビニール袋のセットを持ってきてくれる。
今日はもう絶対に残すだろうと思い、最初にいくつかのトンカツをアルミホイルで包んでおいた。
下手なプラ容器などより密閉できるし、小さくて白いビニール袋に入れると可搬性も高い。ただし見た目は東南アジアの屋台というか、犬の散歩の帰り道みたいになる。
「五郎十」は久しぶりで、とてもおいしかった。大満足。あまり揚げ物を食べなくなった父も、これはうまいと喜んでいた。甥も巨大なトンカツはお気に入りの様子。
しかし、老人と中年の2人暮らしである我が家においては、1週間分の肉の摂取量を1回の昼食でとってしまったような感じだ。ご飯も多かったし、明らかに食べ過ぎである。
でも、確かに満腹ではあるが、気持ち悪くなるようなこともない。不思議なトンカツである。
そんなわけで、食べ過ぎの我が家の夕食は「豆腐とネギと白菜と人参とキノコを和風出汁で煮たもの」だった。
ほんの少しだけ春雨を加え、薄めの醤油味に仕上げる。薬味は柚子胡椒。
ほぼ鍋料理である。
普段なら絶対に物足りない量ではあるが、今日はこれくらいで十分。父の健康を考えると、夕食を抜く選択は避けたい。あまりお腹は空いていないと言っていたが、それでも食べやすいものを用意するのだった。
そんな平日の休暇日。
父や甥との時間は久しぶりだった。こういう日も、たまにはいい。