お節料理・ちいさな同窓会

年を追う毎に縮小傾向のお節料理。
今年もほとんどのものを市販品で済ませている。
今日は午前中に、かずのこ、紅白なます、黒豆、煮しめ筑前煮)、それに田作りを作ってみた。

田作りは、砂糖をみりんに置き換えてみた。こうすると飴状に固まり難くなる。加えて、電子レンジで煮干しをしっかりと加熱・乾燥させてからタレ*1にからめることで、さくさくした軽さが出る。
料理上手な知人が、「ほとんど隠し味程度に七味唐辛子を入れると臭みや苦みが和らぐよ」と教えてくれたので、それも採用*2。さらに、仕上げの胡麻と共に胡麻油を入れると、冷蔵庫で硬くなることもないと聞いたので、足してみる。
結果として、友人からインターネットまで様々な情報から"いいとこどり"した田作りが完成した。
実際においしいし、冷めてもがちがちに硬くはならない食べやすい田作りができた。それでもきっと、田作りは不人気なのだろう。
僕は好きだが、たくさんは食べられない。

 

 

お節料理に加えて、お雑煮の具材も今日と明日に下茹でまでを済ませてしまう。
我が家の場合は、里芋*3、にんじん、大根、青菜、鶏肉を用意する。他に、そぎ切りにした柚子の皮を冷凍するなど、細々したことを進めていくと、時間がどんどん過ぎていく。

自宅なら父と僕だけなので少量で済む。しかしお節料理は、兄の家族にも届けることになっている*4
買いすぎても良くないし、もちろん作りすぎも無駄だ。だけど、足りなくなるのはさみしいもの。年に1回のイベントだから、量の見当に自信が無いのだった。

 

ところで今夜は、同窓会に出席したのだった。
秋に企画が始まったいささか急な同窓会だったこともあり、それほど人は集まらない。参加率は学年全体の5分の1程度だろうか。
会食向けの中華料理屋に集まり、和やかに、賑やかに、数十年ぶりの再会を楽しんできた。

 

 

自分は酒も飲まないし、カラオケもしないし、今夜も明日も色々と用事がある。だから一次会だけで帰宅を選んだ。こういう時の帰路は、なんとなくつまらない、孤独な気持ちになる。
でも帰宅をして、お風呂に入り、こうして普段通りにブログを書くなどしていると、その気分もどこかに消えてしまう。
その程度の薄い縁ということなのだろう。でも、それでも会えば間違いなく楽しいのだった。

 

お題「簡単レシピ」

*1:醤油・酒・みりん

*2:唐辛子と山椒が効くらしい。

*3:今年は海老芋を切って使う

*4:父と、亡くなった母が、季節の食文化を大切にする方針なのだ。

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