今日は静岡県の西部、天竜川沿いに行ってきた。
スタートは海の近く。そこから山に向かって移動して、夕方には浜松市の北端近くまで到達。
昨日までの大雨のせいで砂利まみれの道もあったし、裏山が崩れて農家の庭に赤土が流れ込んでいるような場所もあった。ただ、自分の見た限りでは、瓦礫が積まれるような大きな被害は無かったようだ。
同じ静岡県でも中部地方、特に静岡市はずいぶんと酷い様子だった。友人の家も、倉庫が横倒しになったそうだ。
天竜川の中流より先は、山道と小さな集落の連続だ。
まだお盆の続きなのか、大雨の後だからか、店を閉めている商店が目立つ。こういうこともあろうかと、今日はお弁当（サンドイッチ2種と梨）を用意しておいた。傷まないようにクーラーボックスまで用意して、まるでピクニックである。しかし仕事なのである。
トラブルも無く、暗くなる前には帰宅できた。
ずいぶん長く山道を走ったせいか少し疲れている。
しかし、慣れない代車ではあるが、ヤリスはとても運転が楽な車だ。小さくて小回りが効くだけでなく、カーブでは思ったように曲がる。
エンジンだけの車だからモーターのアシストが無く、停車からの加速は滑らかではない。しっかりアクセルを踏むと、エンジンが「がろろろろろ」と唸り、急激に加速する。カーブや登り坂でも同じ。50ccのスクーターを思い出させる挙動だが、昔ながらの車好きならば、これもまた好ましい乗り味だと高い評価をしそうな気がする。
今日は本来ならば、休みをとって親戚の介護施設に行くつもりだった。
しかし新型コロナの蔓延で、介護施設から「訪問はできるかぎり自粛していただきたいと、強くお願いします」と言われてしまって、休暇を取りやめたのだ。
自宅の近くの私立病院もマクドナルドみたいな混み方をしているし、知り合い家族は全員が罹患した。近所の中学生は7月末に感染して、今も喉が苦しいという。
テレビニュースでの扱いは小さいが、かなり危うい状況になっているのではないだろうか。
もうすぐ誕生日が来る。この歳で祝うようなことは何もないのだけれど、子を持つ知人達から「何か欲しいものがあるか」と事前調査のLINEがいくつか届いている。親を通して「あのメガネのおじさん*1が何を欲しがっているのか」を知ろうとしているのだろう。
親戚や学校関係者ではない、年に数回会うだけの親の友達である僕は、子供達にとって「やりやすい」相手なのだと推測する。
手紙のやりとりをしたり、近場で会って甘いものを食べたり、こうして誕生日プレゼントを贈るのにちょうどよい距離感なのだ、たぶん。
親戚の少なくなった現代では、そういう大人が求められているのかもしれない。
しかし小学生相手に*2コーヒーミルが欲しいとか、大きなバウムクーヘンが欲しいとはリクエストしづらい。定番のハンカチは余っているし、本は自分で買う。
悩ましい問題ではある。とりあえず「カルディの杏仁豆腐が好き」と返信してみた。
↑この本が欲しい。でもたぶん、自分で買う。
