おでん・チャーハン・申請用紙

銀行や役所関係の手続きが、ひとまず完了した。
まだ峠の1つか2つを超えただけではあるが、母が亡くなってから担ってきた諸々も、概ねゴールが見えてきた。
実は勢いで、親戚の家の同様の書類手続きを請け負ってしまったのだが、そちらも恙無く終わりそう。

というわけで、今日は午前中がどたばたして、午後は開放感に溢れた日だった。

仕事を休み、普段は行かない都市銀行の静岡支店に書類を届けるために、久しぶりに静岡駅前へ行く。明日から始まる大道芸ワールドカップに先駆けて、すでに大道芸人達が街を歩いていた。

上に書いたように銀行に行ったあとは一仕事終えた気分で、そのまま寄り道をしようと考えたのだが、何もせずに車に戻ってしまった。好きな店は閉店してしまったし、最近は物欲が摩滅しているので、静岡の中心街でやることが思いつかなかったのだ。
それよりも、急いで家に帰って、良いコーヒーを淹れて飲んで、15分でいいから寝たかった。

そういう疲れ方をしていたのだろう。
実際に帰宅して、コーヒーを飲んで30分寝て、夕食を食べたら元気が出てきた。
せっかくなのでスーパーマーケットに行って、食料品を買い込んできた。それくらいに"回復"したのだった。

ある種の書類仕事、特に印鑑やサインが必要なものに関して、僕は苦手意識がある。決してミスが多いわけでもないし、平均以上に内容は理解していると思う。
ただ、この種のタスクをいくつか抱えると、それだけで体力と気力が消耗していくのだった。下手をすると、実作業をしている時のほうが心身ともに楽なのだった。
不思議なタイプの苦手意識ではある。そして、ここ数年は、こういった書類仕事に関わることが本当に多い。総務兼営業事務兼企画の仕事*1を辞めたあとのほうが、この種の悩みが深まっているような気さえしている。
因果な人生である。

 

 

 

ところでこれは、今日の昼に食べたチャーハン。
注文を待っている間、ふと周囲を見たら、僕以外の客は全員がおでんを食べている。店の片隅におでん鍋があって、1串80円のセルフサービス形式で取ることができる。
四国の讃岐うどん屋では当たり前に見かけたが、まさか静岡県のラーメン屋で遭遇するとは。

しかし、皆が当たり前の顔をして食べていて、僕だけが何もしていない*2というのも、なんだか落ち着かない。この店の流儀を乱しているように思えてくる。
かといって、そんなモヤモヤに屈服して、食べたくもないおでんを食べるのもつまらない。「ノルウェイの森」で主人公の先輩が言っていたように「やりたいことをやるのではなく、やるべきことをやるのが紳士」なのだ。僕は紳士でいたいと思う。だから、チャーハンだけを食べて、おでんは選ばなかった。申告・精算の仕方もわからなかったし。

チャーハンはとてもおいしかった。
大きめのチャーシューがごろごろ入っていて、予想外の嬉しさ。油の多さも含め、家では作れない味に満足した。

そんな金曜日。
開放感はあるが、もう寝る時刻なので寝ます。おやすみなさい。

 

 

お題「わたしの癒やし」

*1:小さな会社の書類仕事ぜんぶ担当

*2:kindle PaperWhiteで読書をしていた。

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