二俣町 本田宗一郎ものづくり伝承館

先週に行ってきた三浦半島と鎌倉近辺への旅について、今日も書く元気がない。

今週は静岡県の西部に行く機会が多い。
今日は自分にとって全く縁が無かった土地、二俣町の辺りに行ってきた。
なにしろ暑いことで有名な土地。すぐ近くに天竜川が流れていて見た目は涼やかだが、気温は37℃。どこを歩いていても、体力を削られるようだ。

この暑さで痛むのが嫌だから、今日はお弁当を用意していない。
となると外食になるのだが、お店の大半が閉まっていた。
一応は観光地のはずなのに、商店街の蕎麦屋みたいなところまで閉まっている。
コンビニ(少ない)で買ってどこかで食べてもいいのだが、とにかく暑い。
山奥に移住した人がパンを手作りしている云々…と説明看板だけあるが閉まっている店を見たときは、嫌がらせかと思った。

結局お昼ごはんはパスして、14時過ぎにカロリーメイト的なものを齧り、野菜ジュースを飲み、干しアンズを齧ったのだった*1

 

 

この変則的な昼休みに立ち寄ったのが「本田宗一郎ものづくり伝承館」。
ホンダの創業者である本田宗一郎氏がこのあたりの出身らしい。氏の業績を顕彰し伝えるために、元は役所だった建物で展示を行っている。

建物はとても小さい。
本田氏の生涯の年表や、残した言葉。氏を知る人の評など、パネル展示が目立つ。
このあたりは、彼の評伝などを読んだ人ならば、知っていることばかりだろう。ウィキペディアよりは詳しいかもしれない。

ホンダが興るきっかけになった原動機付き自転車やスーパーカブ、いくつかのバイクの実車が展示されている。
たぶん、ここに来る人の多くはこれが目当てだろう。確かに見てわかりやすく楽しいものだ。バイクに興味が無い自分でも、古いバイクは面白く見てしまう。

2階には本田氏の趣味であった水彩画や、直筆の書類などもある。それから、伝記やホンダについての本。

そういう場所なのだから仕方がないとは思うのだが、最初から最後まで100%が本田宗一郎氏の素晴らしさを称える内容だったので、それほどじっくりとは楽しめない。全体的にNHKの「プロジェクトX」みたいな感じ。
ホンダやスーパーカブのファンならば、何かしらの感情移入ができるのかもしれない。

 

薄暗くなるまで二俣に滞在したが、立ち寄れたのは「本田宗一郎ものづくり伝承館」だけ。有名な古い駅やマイナーな鍾乳洞には寄り道できなかったし、名物らしきものも買えなかった。二俣城だって見ていない。

日焼けしたのか全身が火照っていて、先ほどシャワーを浴びてようやく落ち着いた。
明日は代休がもらえる。じっくりのんびり休むつもりだ。

 

本田宗一郎 語録

本田宗一郎 語録

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*1:写真は商店街で見つけた書店。こういう手書きの通知は久しぶりに見た。

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