ゆっくりとした旅支度

明日から旅行に行く。だから当然、旅の準備をしている。
どういうわけか、なかなか終わらない。

暑い時期だから服だって少ないし、そもそも隣県に1泊。自宅よりも"都会"に行くので、乱暴に言えば「金さえあればいい」のだ。
でも、夕食後にキャリーケース(いちばん小さいもの)を開けてから、まだ片付かない。

 

これならば仕事の出張のほうが何倍も速い。
最短で20分で準備を済ませて2泊の出張に出向いたこともある。

 

 

なぜこんなに準備に時間がかかるのか。
たぶん、旅に出るのが久しぶりだからだろう。

新型コロナの流行で遠出をする機会は減った。
それでも合間に何度か旅行をしているけれど、しっかりと計画を立てて準備万端な旅行か、かつて住んだ土地のような慣れた場所への旅ばかり。

今回は、ほぼ思いつきで決行した。
荷の選別に迷うようなことはないけれど、なんとなくてきぱきとは手が動かないのだ。こういう時は、もうひと回り大きいカバンを使うと解決する(とりあえず全て放り込めばいい)のだが、その新しいカバンやキャリーケースを倉庫から出すのが億劫なのだ。

もしかしたら、疲れているのかもしれない。
おそろしく暑い日だった。室内と室外での寒暖の差だけで身体がおかしくなりそうだった。
荷造りに集中できていない。掃除こそしていないが*1、ちょっとした片付け等で手が止まる。


明日は早朝に出立するから、とにかく今夜は寝ることにする。
カネとスマホと免許証があれば大丈夫。カメラも必要だ。それにパソコンと薬と着替えと、お菓子と筆記用具さえあればいい。加えて文庫本と電子書籍リーダーと予備のマスクとタオルと、移動中の飲み物と、疲れた時のビタミン剤…と考えているときりがない。
きりがない事は放り出すのがいちばんだ。というわけで、おやすみなさい。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:旅行前の徹底的な掃除は自分の悪癖である。

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