朝霧高原から「山の読書室 虹ブックス」へ

今日は特筆すべき事なし。
自作のお弁当が会心の出来だったことくらいか。

というわけで昨日に行った富士山麓のサイクリングについて書く。
久しぶりの朝霧高原は、快晴で快適だった。
長袖Tシャツだけだと少し肌寒く感じるけれど、パーカーを羽織ればちょうどいい。自転車を走らせている時は、涼しくて気持ちが良かった。

富士山は山頂部のみ冠雪していた。先日までの低温で降雪したのかもしれない。
昨日の日記に書いた「山女茶屋」のご主人は、珍しい事だと言っていた。

朝霧高原といえば道の駅やフードパークが有名。自分もトイレ休憩に立ち寄ってみた。
野菜は普通のお値段。珍しい野菜があれば買ったのだが、荷物を増やしてまで欲しいものは皆無。でもせっかくなので和菓子屋で大福餅を購入した。

昨日の主な目的地は、猪之頭エリアにある「山の読書室 虹ブックス」。
小規模出版社(家族経営?)の「虹霓社」が自宅横に作った私設図書館だ。
500円払えば、小さな図書館を使うことができる。おいしいコーヒーも飲ませてくれる。

kougeisha.net

 

なにしろ環境がいい。
古民家みたいな建物はとても静か。古びた窓の向こうには森と田んぼと富士山。理想的な読書環境といえる。
本はサブカルっぽいものから社会問題を取り上げたもの、それに小説まで色々。こういう場は、普段あまり読まないものを手に取れるから嬉しい。

今回は小説を2冊、それぞれ序盤を読んでみた。

「星を継ぐもの」は大昔に読んだ。読み始めてから思い出した。
きょうのできごと」は一章だけでとても気に入った。あまりに良くて、帰りに柴崎友香作品を新刊書店で買ったくらい。こういう出会いがあっただけでも、ここに来て良かった。

そんな素晴らしい「山の読書室 虹ブックス」は、開いている日が限られる。
基本的には事前予約が必要なようだ。といってもSNSのメッセージ機能やメールで問い合わせれば良いだけ。

こういう場所が近所にあれば、と思う。
今日も思い出して、近所に欲しいと再び思った。読書なんて、どこでもできるはずだけれど、でも良い場所と、本に詳しい人がいるだけで、なんだか大きな違いがあるのだった。

近くには陣馬の滝や養鱒場、そして公園もあり、なかなか面白い土地なので、ここは強くおすすめする。本好きの友人知人の顔がいくつも思い浮かんだ。

 

そんな金曜日は、総じて素敵な休日だった。
ちょっと他にも予定があって、のんびりサイクリングという雰囲気ではなかったのが残念。次回は、きっちりと時間を作って再訪したい。

 

お題「ささやかな幸せ」

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