富士宮市の山女茶屋

唐突に休暇となったので、思いつきで富士山麓へ出かけてみた。
あちこち巡って、久しぶりにサイクリング的な事もしたけれど、今夜は時間が無いので昼食について書く。

 

訪れたのは富士宮市の北部、富士山がよく見える朝霧高原の辺りだったけれど、昼食の時刻は白糸の滝の近くにいた。Googleの導きにより立ち寄ったのは「山女茶屋」というお店。
茶屋と名乗るが、現在は日替わりの定食1種類だけを出す店のようだ。
とにかく丁寧に作られていておいしい、と評判がいい。ならば(他に選択肢も無いので)行ってみようと飛び込んだのだが、確かにすばらしい店だった。

今日の昼はポークソテー・デミグラスソースの定食とのこと。本当に1種類のみ。
年配の店主1人で切り盛りしているから、多種類は扱えないのだろう。

広くて落ち着いた雰囲気の店内は、景色も素晴らしい。
昔は行楽客向けの和風喫茶か和食処だったのだろうか。今はあちこち手が入っていて、店主の手作り山小屋風味が加わっている。

 

定食ということだが品数は多い。

小鉢(こんにゃくの煮物、ぬか漬け)は、それぞれたっぷりの量がある。
それらを食べて待っていると、味噌汁にごはん、それにポークソテーがやってくる。
どれもとても良い出来栄えで、村上春樹あたりがエッセイで「休日に食べたい定食」として描きそうだ。

食後にはコーヒーとデザートが付く。今日は日向夏みたいな柑橘をゼリーにしたもの。手が込んでいて、見た目もいい。
なんだか嬉しくなるものが次々と出てきた。これで1100円はすごい。
このお店だけでも、静岡県中部地方から東部地方に来た甲斐があったというものだ。

 

それが今日の昼ごはん。
なかなか行ける場所ではないし、近々このお店も閉店するかも…なんて雑談が聞こえてきたので、今回が最初で最後かもしれない。でもとにかく、良いごはんだった。

 

 

お題「昨日食べたもの」

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