頭が痛い。
といっても、いつもの(低気圧接近に伴う)頭痛ではない。風邪やインフルエンザや新型コロナでもない。
もっとシンプルな、たんこぶの痛みだ。
自宅の洗面台が壊れて、排水管からの水漏れが発生した。
忙しい朝に応急処置をした時に、頭をぶつけてしまったのだ。
大人になると、というか中年になると、たんこぶといっても笑っていられない。脳の周辺での衝撃や血管破裂は、もっと致命的かつ切実な病を連想するので。
とはいえ、今日のこれは、そこまでひどくない…はずだ。
ただ、ぶつけたところを叩くと痛い。腫れている感じもする。
ところで問題の洗面台は、交換することになった。確認したら、色々と不具合が見つかったのだ。
近所の「水回りのお店」に相談したところ、修理するにも部品の在庫が無いという。ここは遠縁の人が経営している店で、何かと便宜を計ってくれる。
そんなわけで、今日も代替案として、展示品の洗面台を見つけてくれた。完全な新品に比べると安いし、今の時期に即日で手配できるのはありがたい。配管や配線を僕が行えば、工賃も要らないという。なかなかお得な買い物だと思う。
しかし、売り場担当者の「ボウルが大きくて朝シャン時代にぴったり」という勧め方はどうかと思う。老人と中年の2人暮らしでは魅力がわからない。「まるで平成の謳い文句だな」としか思えなかった。だって朝シャンだよ。
そんな木曜日も、もうすぐ終わる。
頭を打った以外は平和な1日だった。今日も寒かったけれど、正午過ぎには外気温も16℃を超えた。これならば、普通の冬だ。