今日のおやつはサッカーボール型のもなか。
旧東海道沿いにある「フォンテーヌ府中屋」が扱う、藤枝市の名物である。
藤枝市はサッカー王国とされている。
最近はスポーツに力を入れている中学・高校の大半がサッカーの名門校になっているから影も薄くなったが、かつては全国大会の常連として、静岡県では清水市（現在の清水区）と藤枝市が「サッカーの街」だった。
かつて「サッカーもなか」もあった気がするけれど、商標の違いだろうか*1。
このサッカーエース最中、静岡県中部の人間でも食べたことがない人が多いと思う。藤枝市は観光地でもないし、ローカルチェーンの和菓子屋もあるし、なにしろ「サッカーの街」というだけでは特徴として弱い。
僕も食べるのは久しぶり。
ほぼ球型の最中は、虎屋のゴルフボール型のそれを思い出させる。とはいえ、味も仕上げも、いかにも”街の和菓子屋さん”なので、もっと気楽なもの。
かなり甘い粒餡は、日持ちを求められる土産ならでは。コーヒーや濃いお茶が合うはずだが、渋めの紅茶でもおいしかった。
そして、なにしろ球形だから餡の量も多くて満足感がすごい。決してサイズで勝負するお菓子ではないのだが、「つい2個目、3個目を食べてしまう」という人でも、1個をゆっくり食べてちょうどいいはずだ。
今日は袋に小分けしたものをいただいた。
多くのローカル土産菓子と同じく、紙箱が素敵なのだ。たぶん実家の引き出しかどこかで整理用に使われている。今度、箱で買ってみようと思う。
ところで先日の日記に書いた、最高裁判所裁判官の国民審査の件。
スマホもメモも持ち込みは禁止だよー、と会場の老人に指摘されたのだが、どうやら持ち込みOKのようだ。あんな場で駄目と言われれば信じてしまうよ。
なので、もし明日以降に選挙に行く人は、きちんと裁判官の実績をチェックしてから行くのがいい。「最高裁判所,国民審査」あたりで検索して、新聞社やWebニュースの記事をいくつか読めば、きっと各々の主張や生活に関連するチェックポイントが見つかるはずだ。
選挙、おすすめです。プロスポーツの応援よりも人生が変わるから。
*1:もなか皮と餡が別体となっていて、食べるときに小さなスプーンで組み立てる品があったはず。昭和の昔の話である。
