ガソリン
値上がりしているのは知っていたが、予想というか実感よりも高かった。
電子マネー払いの場合は、まず全額(全ポイント)をガソリンスタンド側に渡し、給油後に差し引き額(ポイント)が返ってくる。
だから、ちょっと多めのポイントをチャージしてから給油に臨む。満タンになり、少しのポイントが返ってくる。
それが今日は足りなかった。6千円と少しのポイントを全額使っても満タンにならなかった*1。
僕の車は約23.0km/Lの燃費。
今の価格ならば、だいたい7円分のガソリンで1kmを走る。つまり140mを走るのに1円かかる計算になる*2。
普段の生活では「高くても使うしかない」のが自家用車ではあるが、そろそろ節約のために自転車や公共交通機関を使う状況かもしれない。とはいえ、短距離ならば現時点でも車が圧倒的に安くて便利。これからは寒くなるから、尚更のこと。
ところで今日は給油中にガソリンスタンドのスタッフから声をかけられた。
何かのキャンペーンかと思ったら、靴の自慢だった。
「ねえねえ、いいでしょー」と履いている安全靴を見せてくる。「今度から全員にお揃いになったんですよ。これ売ってないオリジナル」と嬉しそうに説明してくれる。
それはいいですね、制服の色合いと合わせているんですね、と相槌を打っているうちに給油が終わった。
今思うと、あのスタッフは人違いをしていた。
年に数回しか使わないスタンドで、そもそも会話なんて皆無の店なのだ。当然、知り合いではない。
後から思い出して赤面していないと良いのだが。僕ならば夜中に思い出して、ばたばたしてしまうだろう。
パンプキン・タルト
ドトールでコーヒーを飲みながら、パンプキン・タルトを食べた。
ガソリンスタンドに併設された小さな店だが、上述のスタンドとは関係がない。
「モンブランが食べたいな」と入ったのだが、紫芋のモンブランしか無かったため、仕方なくパンプキン・タルトを選んだのだった。
おいしかった。
でも、冷たかった。
凍結させないぎりぎりまで冷やす技術があるのかもしれない。そう思わせる冷たさのタルトだった。温めて食べてもおいしそうなパンプキン・タルトを予想外の温度で提供するドトール、さすがである。
さらに言うと、水っぽいパンプキン・タルトでもあった。
カボチャペーストと砂糖と生クリーム、それに卵黄を使うレシピで、「健康のために」とか理由をつけて生クリームを抜いてしまうと、こういう味になる。澱粉質と糖がメインのフィリングで、この水っぽさを出すのは難しい。しっとりした和品種のカボチャに瓜の遺伝子を導入した可能性もある。
なかなか不思議な、でも満足できるおいしさのタルトだった。