沼津の「どんぐり」

一昨日の「あわしまマリンパーク」への日帰り旅の続きを書く。

 

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f:id:t_kato:20211009201815j:plain家に帰る前に、「どんぐり」でおやつを食べてきた。
沼津に行くたびに立ち寄る、お気に入りの甘味処である。

 

この店は沼津の中心街では有名店。
たまにテレビに出ると行列もできる。
とはいえ、お汁粉やあんみつ、きしめんを出す甘味処が流行するわけでもないので、普段は静かなものである。今日もお客さんは絶えないが、混んでいる印象は無かった。

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どんぐりの特徴は、注文と配膳のシステムだろう。
店内はカウンター席のみ。席の前には水路が流れていて(!)、空の桶がゆっくりと流れている。ここに食券機で買った券を入れてしばらく待つと、注文したクリームみつまめや磯辺焼きが桶に乗ってやってくる。
これが楽しいのだ。
ひとりで寂しく席についても楽しいのだから、2人やそれ以上ならもっと面白がれると思う。

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席は東海道五十三次からピックアップしたいくつかの地名が付いている。
自分は「四日市」に座った。三重県四日市に何年か住んだので、ついこの席を選んでしまう。
食券を挟む小さな伝票ホルダーに「四日市」と書いてある。厨房側は、どの席に何が届くのかは気にしなくて良いシステム(良心に基づいた水流搬送システム)ではあるが、一応はこのホルダーで席を申告することになる。

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今回はデラックスなタイプのクリームあんみつを注文した。
きしめんとずいぶん悩んだが、しかし時刻は15時過ぎ、完全におやつタイムだったので。

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いつもながらおいしい。味はわりとスタンダードな、街の甘味処といった感じ。和菓子屋や餡工場や茶問屋がやっている店ほどのこだわりがないけれど、この店に来る客でそんなものを求めている人もいないだろう。

追加で注文するのも無粋かな、とクリームあんみつだけを食べて店を後にした。

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帰りにはすぐ近くの書店*1と、「宮まんじゅう」の店に寄った。

本当に久しぶりの沼津。仕事の合間ということでそれほど長居はできなかったが、でも好きな街だ。海や川と近く、老若男女が街を歩いているのがいい。同じ静岡県東部なら富士や三島も好きだけれど、寂れているところはもう怖いくらいなので、中心街の散策ならば沼津がいい。いささか飲食店とパチンコが目立つ気がするけれど(そしてもちろん「ラブライブ」も目立つ)のんびり散歩をするには良い街だ。

 

 

以上が「あわしま」の日の記録。
今日は平穏だった。
ただし、自転車のタイヤ交換で手間取って、指先に血豆や傷ができてしまった。せっかくタイヤを外すので、きちんと手を入れようと今日は分解したまま。
新しいタイヤが、あんなに入りづらいとは思わなかった。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:最近珍しい、商店街の大きい書店だ。

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