久能山東照宮に登る

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数時間の空きができた午後、久能山東照宮に参拝してきた。
駿河湾を望む崖の上にある古刹にして名所、あの徳川家康が祀られている神社である。
有名な日光東照宮に骨が移されてからも、権現様の社として特別な場所となっていたそうだ。僕が子供の頃にはたくさんの観光バスが来る定番の観光地だったし、今でも文化財として地元では有名な場所となっている。
ロープウェイもあって、裏山にあたる日本平から気軽に行くこともできる。

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とはいえ自分は子供の頃に一度行ったきりで、今日は数十年ぶりの訪問。
人が少なくリーズナブル、数時間の滞在で済んで、少しの運動になれる場所*1として選択した。ここしばらく仕事や私事のため久能街道*2を往復することが多く、いずれ登ろうとは思っていたのだ。

 

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新型コロナの影響か、オフシーズンだからか、門前から少し離れたところにあった駐車場は無料だった。据え付けてある貯金箱にお金を入れれば200円の駐車料金、しかしちょうど無人販売の野菜を補充にきたお婆さんが「野菜を買えば無料」というので、空芯菜などを買って実質無料となったのだ。

 

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下から見ると大変そうな石段だが、傾斜はそれほどきつくない。
階段が大変な山寺は各所にあるが、かなり親切設計だと思う。昔ながらのきつい階段は、最後のほうにしか無くて、基本は一段ずつが低くて歩きやすくなっている。
1000段と少しと聞いたが、折返しも多くて景色の変化もあって、子供も高齢者も登っている。

でもさすがに息は切れた。
最近本当に運動不足なのだ。自分の足では無いみたいだった。

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本殿は修復作業中。門の類は綺麗に塗り直されていた。
修復中かあ…と後悔したけれど、ちょうど漆を塗っているところを見物できたので得をした気分。ゆっくり境内を散策して戻ってきたら、龍の鱗が2列だけ進んでいた。この暑いのに長袖を着ていて、大変な仕事である。

そう、今日は本当に暑かった。
山からの強い風で、石段を上り下りしているときにはそれほど辛くなかったのだが、それでも喉が乾いて大変だったのだ。
石段の半分、それに本殿の周辺は照葉樹林で涼しかった。でもたぶん、体力を少しずつ奪っていたはずだ。

 

 

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とまあ、想像以上に疲れたのだが、それでも素晴らしい場所だった。
温暖な海沿いということで、自然の様相が四国の香川県を思い出させる。ほぼ視界に誰もいない場所で、ぼうっと香川県の生活を思い出したり、夕食のおかずを想像していると、いくらでも時間を過ごせてしまう。

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昔は和菓子と抹茶を飲める座敷があったはず。
今は閉鎖中なのか、もう無くなってしまったのか。お茶さえ飲めれば、また行きたい。

 

 

 

 

*1:入院している家族への健康祈願も目的だが、残念ながら神様に祈る習慣が無い。

*2:久能山東照宮の前を通る海岸沿いの道。東照宮を仰ぎ見ることができる。