深緑色の草餅(柏餅)

とても濃い色の草餅を食べた。
正確には柏餅。中身はつぶあん
家族の知人からのおすそわけを1個もらった。

 

藤枝市の山のほうにある和菓子屋の名物。この蓬の色が濃い柏餅と苺大福だけが有名*1。何度か買ったことがあるけれど、本当に「村の和菓子屋さん」といった感じで、なぜ柏餅だけがこんなに尖った商品なのか、よくわからない。

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ここまで蓬の量が多いと、草餅としての(そして当然、柏餅としての)質感が変わってくる。
まず香りが強い。とはいえ、色ほど香りは濃くない。

舌触りについては“独特”としか言いようがない。
今日はざらっとしていた。連結材としての餅生地によって蓬繊維が繋がっているような力強さを感じる。

以前食べたときは、もっと滑らかだった。もしかしたら柏の葉の毛が混じっているのかもしれない。
なんにせよ、「これはこれでおいしい」と珍しさを楽しんでいるうちに、「一般的な柏餅よりも秀でているのでは」と思えてくるから不思議。

見た目も特徴的なので、手土産には良いと思う。訪問先で話題にできるし、独創性はあるし、それでいて味は「とてもおいしい柏餅」だから。

 

 

 

 

わくわく ほっこり和菓子図鑑

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  • 作者:君野 倫子
  • 発売日: 2012/04/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

*1:味噌まんじゅうもおすすめらしい。まだ食べたことがない。自分の観測範囲では「柏餅と桜餅が有名で、味噌まんじゅうは噂のみ有名。他は不明」までがセットで有名な店なのだった。

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