今の勤め先はフリーランスから公務員まで様々な立場の人達の寄り合い所帯*1。
なので仕事に対する姿勢、モラルみたいなものも全然違う。
今日は朝の始業前から、こほこほと空咳をしていて、声がガラガラの派遣社員さん達がいた。
理由を聞くと(なにしろこのご時世なので、喉のトラブルは理由を聞かなければならない)昨晩は夜中までカラオケ大会をしていたという。
カラオケボックスもスナックも、家族での使用&4名までの同室と制限されていたけれど、適当にごまかして歌いまくった…と笑って言っていた。
もちろん職場ではマスクを着用しているし、体温チェックもしている。
しかし念の為に、今日はカラオケ参加者は帰ってもらうことになった。
ちょうど明後日に振替休日的な休暇日を設定していたので、日をずらすことにして、手続き的には大事にはならなかった。
当事者たる数人は、反省もしていないし、逆に気を悪くもしていない雰囲気。「そういうこともあるかな。じゃあ帰ります。すいませんね」くらいの反応。
これにはちょっと驚いた。
自分だったら、たとえ非正規雇用だとしても、出勤してから「君は帰りたまえ」と言われたら、おそろしく凹むだろう。
全く気にしなくても、神妙なふりはするはずだ。
これは、我々が“協力依頼”されている「休日の過ごし方ルール」の是非とは別の話である。
仕事を管理する側から「不適切」と言われたのだから、心配になって当然ではないだろうか。「どう働いても評価や報酬が変わらない」としても、である。
なんだか、そんなことが朝からあったので、もやもやを抱えたまま仕事をしたのだった。
個人的には、昨晩にカラオケをしたこと*2よりも、根深い問題を孕んでいるような気さえしている。
そういえば「真面目な労働者」という建前があちこちで軽んじられているような
しかし、こういうことは、あまり仕事中は話題にしない。
なにしろ様々な立場の人が少しずつ違う仕事をしている職場なのだ。
どうしたって「立場の違いによる軋轢と断絶」が生じてしまう。僕は仕事中の雑談においては、性善説を採用しない。
彼らが抜けても仕事への悪影響はほとんど無く、ならば内心は隠して働けばいい。そして、ちょっとした驚きは、こうしてブログに書くか、穴を掘って叫べばいいのだから。