辛いパスタとファミリーレストランの喧嘩

家族の車が事故に遭った。
といっても怪我はなくて、信号待ちの停車中に後ろから追突されただけ。
ぶつかったのは自動車教習所の車。来年度を目指して路上教習中の生徒さんかと思ったら、送迎帰りの講師(教師?)のミスだそうだ。
部品交換は要るけれど急いで治す必要性を感じないくらいの軽微な事故。
家族が病人ということもあって、現場でのやりとりは最低限にして、警察や保険会社が後で自宅まで報告に来てくれた。

別に悪気があったわけではないだろう。事故後の対応も誠実だった。
しかしお詫びに持ってきた品が、菓子折りではなくタオルだったのは解せない。煎餅でもゴーフレットでもいい。なにか僕のおやつになるものを期待していたのに。タオルを食べることはできない。
まったく気が利かない自動車教習所である。

 

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自分のほうは概ね順調な1日だった。
色々とばたばたして、お昼ごはんは遅めの時刻となってしまった。
トマト味の辛いパスタ、いわゆるアラビアータをファミリーレストランで食べて済ませた。おいしかったけれども、なんだか自宅で作れそうな味。テーブルにあったオリーブオイルを足したら、きちんと外食味になった。

 

天冥の標Ⅱ 救世群

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隣のテーブルでは中年女性4人が喧嘩をしていた。
喧嘩は2人vs2人で行われているようだった。
テーマは「今の時期に料理をシェアすべきか」である。
A(会食派)とB(自粛派)の戦いといえる。

A-1「以前と同じように、適当に注文して、みんなで突けばいいじゃん」
B-1「それは現在の新型コロナウイルス流行下ではふさわしい行動とはいえない」
A-2「それじゃあマスクも外さないの?まるで私達が汚いって言っているみたいじゃない、それって」
B-1「今は、それぞれが“汚い”可能性を想定して行動すべきだろう」
B-2「喧嘩しないで、シェアしたい人だけすればいいのでは?」
A-1「じゃあなんのために集まっているの?楽しくないなら止めよう帰ろう」
A-2「そもそも偉そうなんだよ。汚いと思っているんでしょう」
B-1「そういうわけではない。慎重なだけだ」

と、こんな感じで声がだんだん大きくなってくる。
まるで中学生あたりが作った啓発劇みたいだった。

僕は食後に少し仕事をするつもりでノートパソコンを持ち込んでいたのだが、彼女たちの喧嘩が気になって集中できない。ドリンクバーのコーヒーも2杯しか飲めなかった。

なんとなく、普段からの確執が表面化したような雰囲気はある。
きっと今の日本で、この種の諍いがあちこちで発生しているのだろう。
ぜんぶウイルスが悪い。とはいえ、ファミレスの料理を回し食べすることが喧嘩するほど重要とも思えないのであった。

ともあれようやく平日が終わった。
朝、目が覚めたときには「木曜日気分」だったから、とてもうれしい。
ぐったり疲れたので、もう寝ます。おやすみなさい。

 

大阪

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春の庭 (文春文庫)

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お題「わたしの仕事場」