くりごはんの正しい食べかた

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父が散歩の際に拾ってきた栗で、くりごはんを作った。
皮を剥くのは力仕事ということで、僕の役割。
オピネル・ナイフの亜種みたいな小さなナイフでさくさくと切っていくのだが、なかなか危ない。今年は栗を扱う機会が多いから、栗ナイフを買っても良い気がしてきた。

 

オピネル ステンレス#9 41439

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それはそうとして、くりごはんは「おいしい。だが合うおかずが無い」という意見があるらしい。僕は全くそうは思わないけれど、確かに他の何かを合わせて楽しむタイプの「ご飯」ではない。
今日は椎茸や鮭や銀杏なども料理して、秋の味覚フルコースといった内容だったが、それらがくりごはんと相乗効果を持つとも思えない。

こういう時には伝統に頼るのがよろしい。
伝統とは例えば会席料理、祝いの膳である。

外食かつ和食で、ちょっと良い料理となると、ご飯は最後のほうで別に供される。
米飯は「おかずと共に楽しむもの」ではないし、おかずは「ごはんを食べるもの」でもない。日常の食事とは少し違う。そういえば旅館のごはんもそんな感じだ。

だから今日は、くりごはんと漬物は、鮭や銀杏を食べ終えたあとに食卓に出した。
父はどうせ酒を飲んでから茶碗を手に取るので、いつもと変わらない。
僕や母は、自宅ではまず無かった食べ方が新鮮だった。

そしてこうやって、くりごはん単品で食べると、たしかに特別なのだった。
「おかずと栗がコンフリクトを起こす」といった心配が皆無なのは予想以上に嬉しい。

おそらく他の(塩味であっさりした)炊き込みご飯でも、この方法は有効だろう。
誰か「くりごはんは合うおかずが無い」と悩む人がいたら、ぜひ試して欲しい。
ぜんぜんそんなことは気にしないよ、という人には、全く役に立たない情報である。しかし情報の大半はそういうものだ。

 

 

それが今日の出来事。
今ふうに言うと「今日の学び」である。

では寝ます。
おやすみなさい。

 

お題「簡単レシピ」

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