夕方のスーパーマーケットで、前の仕事でお世話になった方に出会った。高松市は本当に狭い街なのだ。
その時は挨拶だけしてそれぞれの買い物を済ませたのだが、駐車場でまた遭遇した。
そして「これ食べてくれや」と釣ったばかりの魚をいただいてしまった。
釣ったのだが持て余していて、知り合いに配っているとのこと。
ビニール袋の中には、タチウオ2尾、イワシ4尾、小さなイカを3匹。
一人暮らしの身としては、有り難さ7割、迷惑3割といったところ。今日は暇で、しかも献立も決まっていなかったから良かったものの、これがカレーを用意した後だったら大変なことになっていた*1。シチューだったら悲劇である。
鱗も付いたまま、1つのビニールにまとめて入っている。魚をさばけない人だったら困ると思う*2。
白いごはんを炊きつつ、とりあえずイワシを開いて焼いてみた。タチウオはちょっと小さいので煮付けに。イカはさっと茹でて冷蔵しておく。
イワシは梅干しと煮ればお弁当になるかな、と考えていたが、身が柔らかく、そして量も少なかったので食べきってしまった。
結局、ごはんは少なめ、いただいた魚のほとんどは食べてしまった。
カニやエビを山ほど食べると後半になんだか疲れてしまうけれど(しょっぱくて旨味の強いものは、多く食べられない)それと同じ“症状”になってしまった。
とはいえ、とても有り難い。普段の自分の食生活では、ここまで徹底して魚を食べることはまずない。食べるにしても、きちんとした献立に組み込むだろう。
なんとなく外食じみたところのある、面白い夕食となった。ひたすら美味しいタンパク質を食べ続けるのは、ちょっとした非日常。
台所に溢れた生ゴミは、とりあえず冷凍しておいた。ゴミの日は数日後。
釣りの魚といえば静岡に住む叔父を思い出す。
彼はやはり釣り人だが、同時に気配りの人で、かつ料理好き。だから釣った魚を他人にあげる時には、きちんと下処理をする。下処理というか、製品または半製品といった形になっている。
例えばイカやカレイやエビは一夜干し、アジも開きか、3枚におろしたものがやってくる。イワシは手開き済み、鯖は酢で締めてある。当日食べてもいいし、翌日にまわしても大丈夫な形態となっている。
ちなみに叔母も料理好き。彼女が加わるとご馳走になる。
というわけで、彼らから連絡が来た時は、我が家はそれだけで祝賀ムードだった。
半日かけて燻製しました、といった凝った趣味の料理でないところも良かった。
世の釣り人は、全て下ごしらえ済みの魚を配るべきだ。
晩ごはんは豪華かつ混乱していたが、お昼は実にオーソドックスなお弁当だった。こんな感じ。
- 雑穀ごはん
- 目玉焼き
- 焼いたソーセージ
- プチトマト
- 小松菜の油炒め
- 大根、キュウリ、生姜のサラダ
- リンゴのコンポート
朝ごはんも同じような内容だった。炭水化物源がパンに変わっただけ。
ではもう寝ます。明日はたぶん雨。雨だと通勤が車になるので、ちょっとだけ面倒。早起きしなければ。