松山 おいしかったもの

松山市への旅が終わった翌日。
まだiMacは起動しない。
自分でできることを色々と試したが駄目だった。あと1手はありそうだが、今日は無理。明日またがんばる。

 

そんなわけで、遠出もしないで読書ばかりしている日だった。メインのパソコンが使えないから、仕事と旅用のノートパソコンを使っているのだが、これがまるではかどらない。もとより仕事の道具だったからか、だらだら楽しむ気分になれない。モニターも小さいし。

 

ところで先日の松山市旅行ではおいしいものをたくさん食べた。
主に甘いものについて書いておく。

とんかつパフェ

 

かつてネットで知った面白メニューである、松山のとんかつパフェ。遠方の知人からもおすすめされた。
僕は知らなかったけれど、ゲーム「桃太郎電鉄」にも登場したそうだ。
見た目よりおいしいだろう、と想像していたので味にはおどろかない。さくさくとした衣と、匂いや脂が控えめな豚肉、乳脂肪である生クリームに、アクセントとしての抹茶アイス、そして酸味と食感の生りんご。同じ材料で高級フレンチができそうではないか。

かなり細かく丁寧な食べ方指南が添えてあった。
その通りに食べると普通においしい。たぶん一人でのんびり(平熱で)食べるタイプのメニューではないのだろう。とはいえ、りんご以外のフルーツ(缶のサクランボやミックスフルーツ)を食べると、ちょっとだけ混乱する。

話題にはなるがそれほどゲテモノともいえない。お店自体も、新しいことを積極的に進めていく雰囲気あって、セットメニューやランチの種類も多く、下手なチェーン店よりも気が利いた感じ。近所にあったら通うかもしれない。

 

 

松山ラーメン

なにかの本で「甘い」と書かれていた。
そして「瓢」の字を継いだ暖簾分けがされている、とも。
たまたま正午過ぎに到着し、適当に停めたコインパーキングの近くにあったお店が、老舗だった。
居酒屋でもあるラーメン屋、といった雰囲気。昼なので家族連れも多かったけれど、夜は完全に居酒屋になるのではないか。
おでんがあるのも特徴的。僕は普通のラーメンと、おでん(タケノコ、きんかん(鶏の卵管と未成熟卵))を注文した。


スープは「九州の甘い醤油を使っているのかな」と思える甘さ。徳島ラーメンのような出汁の味と相まって、たしかに甘い。麦味噌的な甘さ。

1片だけ浮かんだ肉はさらに甘い。とろりと甘いスイーツに塩気を効かせました、といった雰囲気の甘み。これは少しびっくりする。中華街でぶら下がっている叉焼の外皮だけ集めてとろとろになるまで煮込んだ感じ。

どうしてこういう味付けにしたのかは、よくわからない。西日本の麺類は塩気が強い印象があるので、少し面食らった。
でもとてもおいしかった。機会があれば、他の「瓢」系のお店にも行ってみたい。

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マチボン愛媛vol.12「ぼくらの松山グルメ。」

マチボン愛媛vol.12「ぼくらの松山グルメ。」

  • 発売日: 2019/02/28
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タルト

松山銘菓の「タルト」は、香川県のスーパーマーケットでも普通に売られている。パン売り場の横にある和菓子コーナーの定番といってもいい。お年寄り用のお茶請け菓子の印象。
今まで何度か食べた記憶があるけれど、べったり甘い餡に柚子の風味が混じっていて、それほど好きな味ではなかった。

でも今回、 id:cimacox さんに教えていただいた「六時堂」の品はちょっと違う。お茶に合わせるとぴったりの味になる。

本店は松山城に登るロープウェイ・リフト乗り場のすぐ近くにある。
バラ売りのものを1個買って、松山城で食べた。この選択は自分で自分を褒めてあげたい。暖かな3月の日差しの下で、ペットボトルのお茶とタルト、眼下には松山市街が、そしてすぐそこには松山城がある。

運良く、月に何回かあるという(たぶん6が付く日付)、タルトの端っこを売り出す日だった。自宅用に購入。しばらくタルト生活となる。

 

四国懐菓子88

四国懐菓子88

 

 

 

労研饅頭

ろうけんまんとう、と読む。
これも松山名物。
ふた昔前のku:nelや暮らしの手帖で”再評価”された、なつかしくてほっこりする系の、素朴な地元菓子。

要は蒸しパンである。二酸化炭素の発生は酵母によるもの。
いかにも大正・昭和の真面目な雰囲気があって好ましい。長径15cm弱の大きくて平たい、ふかふかした饅頭だ。
14種類の半分が、「餡なし」な点は珍しい。中国のマントウが好きな僕としては嬉しい限り。今回は「うずら豆」「よもぎ」「よもぎ(餡入り)」「バター」「つぶあん」「かぼちゃあん」を買った。これは帰宅後、今日から食べている。
「バター」は生地にバターが練り込んである、とあるけれど、現代の基準でいうとかなり弱い「バター味」だ。しかしそれがとてもおいしいのだ。

冷凍すれば日持ちするらしい。しばらく労研饅頭生活となる。今回のお土産としては、これがいちばんの収穫だろう。

 

地元菓子 (とんぼの本)

地元菓子 (とんぼの本)

  • 作者:若菜 晃子
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地元パン手帖

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  • 作者:甲斐 みのり
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  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

「みよしの」の、五食おはぎ

ここは必ず行きたかった。
あんこ好き必携の書籍である「何度でも食べたいあんこの本」で知った。
おはぎとしては小さめ、一口か二口で食べられる寸法のものが5個、経木に包まれている。残念ながら今は持ち帰りのみ。売り切れ必至、とのことで開店直後に行った。

こしあんつぶあん、ごま、青のり、きなこ、で5色を成している。

これは本当においしかった。びっくりした。
動物園の隅で包みを広げて、お茶とともに食したあの時間はこの旅のハイライトだったかもしれない。

労研饅頭とこのおはぎをもう一度買うためだけに再訪しても良いくらい。
「みよしの」は松山市の宝だ。

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何度でも食べたい。 あんこの本 (文春文庫)

何度でも食べたい。 あんこの本 (文春文庫)

  • 作者:尚美, 姜
  • 発売日: 2018/03/09
  • メディア: 文庫
 

 

わかくさ珈琲

こういうお店が高松市には無いのだ。
店主が好きなものをちょうどいいバランスで配していて、押し付けがましくない都会ののんびりしたカフェ。場所もいい。お城をぐるりと自転車で散策する途中にある。
観光ルートからほんの少し外れた、でもお堀も石垣も路面電車もすぐ近くという、旅人の休憩にはもってこいの立地。近所にあったらなあ、と松山市民をうらやましく思う。

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パンケーキ

朝ごはんを求めて商店街を彷徨っているときに見つけた喫茶店
数年前、頻繁に東京出張をしていたときに、神田か秋葉原か、あのあたりで入った記憶がある店の本店だった。

厚いパンケーキも、やや苦めのコーヒーも良い感じ。

 

 

 

鯛飯

宿の近くにあった店で食べた。鯛飯(2種類あるらしい)は出張時の接待で、何度か食べた記憶がある。なぜか高松市でも県外者を接待するときに、コース料理の最後に鯛飯が出るのだ。
好物*1だけれど、今回は割愛。というか写真を撮り忘れた。
炊き込みタイプの鯛飯なら最近よく作る。今回は「正解」を知ったので、後日きちんと再現してみる。

 

春夏秋冬 おいしい手帖

春夏秋冬 おいしい手帖

 

 

 

食べたものに関してはこんな感じか。
観光キャンペーンでミカンジュースを試飲させてもらったり、宿のお茶請け菓子が「せとか」だったり、大判焼き的な「日切焼」の白あんが普通に柚子風味だったりと、柑橘県らしかったところも印象に残っている。

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ひとり旅、かつ目的地といえば城と動物園くらいなので、始終食べていた印象がある。
街中は自転車で移動したから路面電車に乗れなかったこと、宿に温泉はあったけれど有名な道後温泉には行けなかったことが心残りだ。

しかし心残りも含めて、隣県に「また行きたい場所」ができた旅は、良い旅といえるのではないだろうか。うん、良い旅でした。

お題「行きたい場所」

お題「もう一度行きたい場所」

*1:JR静岡駅で買える鯛飯弁当は新幹線旅行のお楽しみのひとつだ。売り切れていると悲しい。