讃岐うどん屋の中華麺と、スイートスプリング。そして宮脇書店。

讃岐うどん屋のつけ麺

製麺所が経営(あるいは併設)している讃岐うどん店では、中華麺や蕎麦(すごく太い)を扱っているところがある。そういう製造直売環境ではなくても、お客さんの要望に応えるために、うどん以外の麺が選べる店はあちこちにある。このあたり、信州の脱サラ蕎麦屋とは違うのである。もちろんコシや出汁や醤油にこだわった、カリカリにチューンナップされたうどん屋も多いが、基本的には日常の食なのだ。

今日は書店に行った帰りに、讃岐うどん屋「たも屋 本店」で、その中華麺を使った「つけ麺」を食べてみた。

つゆは、ざるうどん用の冷たいものを自分で器に注ぐ。
中華麺と共にゴマ油と胡椒を渡される。
ネギや天かすは無料。ワカメも無料なのは珍しい。これら薬味を入れて食べる。
何を合わせるのが良いのかよくわからなかったので、「だし巻きたまごの天ぷら」を添えてみた。この土地の人達は、何でも天ぷらにしてしまう*1金時豆の天ぷらよりは、つけ麺に合うのではないか。

見た目は、ちょっとさみしい。
高速道路のサービスエリアで、消去法で選んだつけ麺みたいだ。というか、今どきのサービスエリアで、こんな貧相なつけ麺は無いだろう。学食でも、もう少し気が利いている。

 

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味もさみしい感じ。
胡椒とゴマ油、天ぷらの油で、ようやく「中華料理」っぽさが生じた。しかし、麺をしっかり汁に浸けるとしょっぱい。
以前、鳥取県の紹介イベントで食べた「素ラーメン」を思い出した。とはいえ「素ラーメン」は肉や野菜が少しは乗っていたし、温かい料理だったから「これはこれで」と納得できた。
今日のつけ麺は、ただ貧相なだけだった。

なるほど、世のつけ麺が、色々と凝ったことをしている理由がわかった気がする。大抵は、過剰にこってりしているか、強い味付けで、量も多い。

そういえば、讃岐うどんのお店で「小:1玉」の麺を食べて、多少なりとも物足りなく感じた事も、自分としては異例。たぶん初めてだろう。

普通の讃岐うどんより割高で、このように満足感も低いので、少なくともこの店では今後はうどんを食べるだろう。「蕎麦とうどんを1玉ずつ」という不思議なセットがある店だから、変化をつけたい時にはそちらを選ぶ。

 

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宮脇書店 本店

この店の隣にある「宮脇書店 本店」は、とても楽しい場所だ。
宮脇書店といえば幹線道路沿いの中規模〜大規模なチェーン店だが、本店は少し趣が違う。
流通在庫を置いているのか、本店の意地なのか、あまり売れそうにない本も棚に並んでいて楽しい。しかも1階と2階の壁際は、全国の出版社ごとのブースがある。
ただ買うために行くのではなくて、実物を眺め、知らない本と出会うために書店へ行くので、こういうタイプの店は有り難い。
琴平電鉄の「瓦町駅」には、都会的な雰囲気のワンフロアを使った書店(ジュンク堂書店)もあるけれど、個性と面白さでは、宮脇書店本店のほうが勝っている。

3階は子供向けのフロアだけれど、半分は中古本の棚になっている。全て9割引。全国の宮脇書店で売れ残り、返本もできなかった本ではないだろうか。昭和の中頃のガイドブックから、聖闘士星矢ボーイズラブ的な本、数年前の流行本まで並んでいる。学校向け教材や、ファン向けの数量限定豪華写真集もある。誰が買うのか、レーザーディスクソノシート本まで置いてある。
子供向けコーナーとは雰囲気が全然違う。天界と冥界くらいに空気さえ違っているように感じる。
ちなみに今日は古いソノラマSF文庫を2冊買った。この中古本コーナー、「せどり」に使えそう。少なくとも今日買った本は、ネットの古本屋ではプレミア価格(といっても定価の3割増し程度)が付いていた。

 全然関係ないのだが、この「1階をいちばん上に書く表示」が、香川県の古いビルでは散見される。土地ならではのものか、それとも香川県高松市の看板屋だけの癖なのかは、よくわからない。

 

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ちなみに屋上の観覧車は、もう乗ることができないそうだ。以前は「修理中」だったのだが、今日は「廃止します」と貼り紙があった。なんでこんな場所に観覧車が、と思ってはいたけれど、無ければ残念に思ってしまう。

 

 

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スイートスプリング

おやつ兼夕食は、スイートスプリング。
四国は柑橘類が多くて、しかも安くて嬉しい。
スイートスプリングは静岡では見かけないなあ、と買ってみた。調べてみたら、清水区の柑橘試験場で作られた品種らしい。叔母の家の裏ではないか。

ともあれ、味は温州みかん系、皮は手では剥きづらいが*2、そのぶん日持ちする。1個で独り暮らしにはぴったりのみかんだ。

 

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ところでこのスイートスプリング、秋の終わりに買った時には緑色だった。中はきちんとオレンジ色で、甘かった。
先月に買ったものは、皮がレモン色で、実はさくさくとして、さっぱりとしていた。
そして今日は、皮はオレンジ色で、味は前述の通りみかん系の味。

先月に買ったものだけが、種類が違う気がする。
文旦か何かを、スーパーマーケット「きむら」の店員が間違えてラベル付けしたのではないだろうか。
まあいいや、おいしければそれでいい。

 

 

スイートスプリングは皮の苦味が少ない。そして厚い。
だからマーマレードやピールが簡単にできる。

今日はピールを作った。
電子レンジを使えば、刻んで茹でこぼして砂糖をまぶして再加熱して、と手順を踏めば、概ね15分で「あとは予熱調理」の段階になる。
乾燥させれば日持ちもするが、さてどうしよう。冷凍か冷蔵なら、別に今のままでもかまわないのだが。
下手に日持ちをする品を作るより、さっさと作ってどんどん食べるほうが自炊の効率は良いと思う。我が家は魔女の家ではないので。

 

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お題「今日の出来事」

 

 

 

 

 

*1:魚のすり身を揚げた加工食品も「天ぷら」と称する。なので讃岐平野の何処かには、「天ぷらの天ぷら」もあるはずだ。

*2:皮は夏みかんのように厚くかたい、でも実は柔らかい。なのでナイフで切るほうが綺麗に食べられる。