寒い満月の日 うどん市場めんくい

今日もまた寒い。
気温を言い訳に、何もしない休日を過ごしているような気がする。

遠出をしても寒いし、ガソリンは高いし、動物園の動物達は元気が無い。四国水族館は建設中だし、映画館は混雑している。
家にいれば読書ができるし、コーヒーもココアも飲み放題だ。
寒い日に部屋から出る必要性がどんどん無くなっていく。

しかし独り暮らしで自主的に引きこもりをしていると、家事も趣味も滞ってしまう。1日のうちで多少なりとも変化をつけないと、本当に何もしないまま休日を過ごし、日曜日の夜に後悔することになる。

 

 

こういう時に気軽な娯楽が「讃岐うどんを食べにいく」である。
長く住んでいる人達にとっては讃岐うどんは日常だが*1、僕にとってはそうでもない。店の情報を調べ、おいしいうどんを食べて、ついでに買い物も済ませ、帰宅する。なにしろ狭い香川県、おそろしくコンパクトな高松市である。時間もお金もかからない、個人的なお手軽レジャーである。

特に今日のお店は安かった。
かけうどん(小)とかき揚げで、300円と少しの金額。看板の修正跡を見ると、昔は1杯100円だったらしい。

それできちんとおいしいのだ。そのへんにある普通のお店より味は良いと思う。古くて、長く続いている店で、かつ行列ができない。僕はこういう店が好きだ。
ちなみに4年前に観光で訪れた時に、近くの宿に泊まっていた。気になる雰囲気で写真も撮っていたし、この地に住む事になってからいつも気にしていたのだが、開店時間に訪れたのは今日が初。正直なところ、現役のお店だとは思っていなかった。

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店内の写真は撮っていないが、この店は揚げ物を取るためのトングが面白い。天井から数本のトング吊られていて、客はそれで野菜の天ぷらや鶏天を取る。トレイにもお皿にも届き、かつ客の通行の邪魔にならない位置にぶら下がっていて素晴らしい。スタジオ・ジブリ的な機能美がある。

うどんのサイズは「小:1玉」だったが、それでも量は多い。夕食は主食抜きの野菜鍋(白菜、人参、大根、エリンギ、鳥ささみ)だけで十分だった。
身体がどんどん安上がりになっている気がする。

 

村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

 

 

さて、もう寝ます。洗濯物は畳んでいないし、アイロンもかけていない。そういう諸々は、早く寝て早起きして片付ける所存。今日は何もしなかった日。とても寒い満月の日。

 

*1:「タコ焼き」や「ドーナツ」に近いのではないか。軽食の部類になる。

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