引っ越して1ヶ月。
だから記念に、というわけではなくて完全に偶然なのだが、お昼は讃岐うどんにしてみた(写真は撮り忘れた)。
昼に外出した先に讃岐うどんの店があったのだ。注文したのは、冷たいかけうどん。小さな天ぷらが2つ付いてきて1000円くらい。街の手打ち蕎麦屋と同じくらいか。
あまり値段の事を言いたくはないけれど、香川のセルフ式なら400円くらいで済むだろう。四国が外国みたいだ。
店自体は、ちょっとお高めの蕎麦屋さんのような雰囲気。
だから特に割高ということもない。
店は民芸風で綺麗にしていたし、柚子胡椒には刻んだ生の柚子が混ぜてあって、風味の良い青のりも付いてきた。
香川県で修行しました…みたいな免状も飾ってある。そういえば香川のハローワークでは「職業訓練:讃岐うどんコース」があった。僕もあのコースに進んでいれば、静岡で開業することも(スキル的には)可能になっていたはずだ。経営と衛生管理と、もちろん製麺の技術もまとめて学ぶことができる。
95%は選ばない道だが、しかし可能性というのはソフトな麻薬。つい、考えてしまうことがある。いやまさか、あの時は社会がこんな風になるとは思わなかったけれど。
味はさすがにおいしい。
わかりやすい讃岐うどんポイントとして、とにかくコシが強かった。
でも汁は醤油の色が濃いめで、少し甘い。この辺りは、関東圏の影響が強いのだろう。
静岡県では珍しい「うどん屋」だけど、讃岐人が日常的に食べているそれとは違う。
讃岐の食を求めるのならフードコートのチェーン店のほうが近いかもしれない。でも満足した。
それ以外は、真っ昼間に自転車で走ったら頭痛がしたとか、自転車を折りたたんでいる時に大雨でびしょ濡れになったとか、帰宅してから3時間も熟睡してしまったとか、とにかく「予想外」が多い日だった。
全て、この不安定な天気が悪い。住んでいる土地に災害が無いのは幸運だけれど、それでも細かな不調はあちこちに発生しているように見える。