暑い。家にいても涼しくはならないので昼間はどこかに出かけたい。
今日は高松市美術館の企画展「宮永愛子:漕法」を見てきた。
瀬戸内国際芸術祭2019にも参加していて、この企画展も芸術祭に含まれていて、日本の現代アート界ではメジャーなアーティスト、ナノだそうだ。僕は不勉強でよくわからない(作品は記憶にあるが名前は忘れていました)。
まあ平日の美術館なら静かだろうし、間違いなく涼しいし、何ならロビーのソファ*1で読書でもしようかと、その程度の気持ちで訪れた。
でもこれは素晴らしい展示だった。
瀬戸内国際芸術祭2019に関連した作品群のなかでは、今日のこれが一番楽しめていると思う。1巡りした後に、もう一周したくらいに気に入った。自分より前に歩いていた人も、入口のスタッフにお願いして再入場していたから、気に入る人にはとても“刺さる”展示なのだと思う。
全体としては透ける素材と照明の組み合わせが多い。
ナフタリン(昇華して再結晶した様子が美しい)やアクリル、ガラスのような透明な素材、それにサヌカイト*2。
全体的に涼やかで、気持ちが良くて、深く心の奥に沈んでいくような展示だった。
言葉を連ねても意味が無いタイプの作品群ばかり。
なので、興味があったら(そして行ける距離ならば)ぜひ行ってみて欲しい。
美術館のすぐ近くには古くて真面目な喫茶店「城の目」もある。
ここは美学と教養が詰まっていて素晴らしいところ。撮影禁止なのだが、撮影などせずに椅子でコーヒーとチーズケーキを楽しむだけで時間が過ぎてしまうので全然かまわない。いや本当に凄い店なのだ。
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帰りに入った安い八百屋さんが中国食材のお店だった。
PayPayを含め様々な決済手段が揃っていて、ニンニクが量も種類も多く、そして飲み屋や飲食店が多い通りにあるので、もしかしたらと思っていた。中国のジュースから冷凍肉まで売られている。
自分は乾物、特に豆が安く買えるのが嬉しい。Amazonで買ったものと同じ輸入元の品が3割近く安くなっていた。豆と月餅と野菜を買った。
夕食は手抜きをしてタコ焼きで済ませた*3。
香川県は本当にタコ焼きが安い。補助金でも出ているのではないか。
イオンなどのフードコートには全国チェーンの「銀たこ」等が全国と同じ価格水準でタコ焼きを売っていて、そちらも商売が成り立っているので不思議だ。
ちなみに今日買ったタコ焼きは10個で260円。商店街の奥深くでお婆さんが焼いている。自分はこの1パック入りだが、多くの人が30個入り、あるいは数パックをまとめて買っていく。当然そちらのほうが割安になる。文化祭みたいな価格だ。
もちろん味も悪くない。醤油かソースを選べる。醤油味にすると鰹節が増える。青海苔を抜いてもらうこともできる。
ただしこの店、お釣りが多くなると露骨に嫌な顔をされる。だったら300円とかキリの良い価格にすればいいじゃないか、と思うのだが、でもまあお店の方針だから仕方がない。
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暑くて家を出るまではぐずぐずしていたけれど、結果としては大満足の日だった。そして今日もとても眠い。昨日は21時前に寝ている。今日も歯を磨いたら寝るつもり。