仕事中に教わった「良いケーキ屋さん」に行ってみたら本当に良いお店だったので、書いておく。
場所はここ。
店名は「Le Temps des cerises」、確か歌の名前(ル タン デ スリーズ :サクランボの実る頃)だ。
さくらんぼの実る頃(Le temps des cerises )
- アーティスト: クレール・エルジエール
- 出版社/メーカー: RESPECT RECORD Ltd.
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: MP3 ダウンロード
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1つずつ手のこんだ鮮やかなケーキがショーケースに並んでいる。こう言っては悪いが、都会的でびっくりした。こういう小さなお店、東京の綺麗な街や京都の裏通りにある。地方だとベッドタウンの目立たないところに何故かある*1けれど、ここ高松市にはなかなか見当たらない。
まだ郊外までは足を延ばしていないから断言はしないが、この街ではつやっつやで真っ黒いチョコレートに覆われてお酒の効いた(そしてよくわからない名前の)洋菓子よりも、どかんと大きく果物が盛られたわかりやすいケーキのほうが好まれている気がする。ともかく「リッチなケーキ部門」において、当地では特別な立ち位置を占めているような気がする。
しかし価格は普通。というか、子供連れが来るようなお店のカットケーキと同じくらいの値段で、小さなホールケーキが買えるのだから割安だと思う。概ね食品が安いこの土地でケーキまで安いことに驚いてしまった。小麦粉を使うと補助金でも出るのだろうか。
残念ながら店内では食べることができない。
というわけで、今日はチョコレートを使ったサバラン風の品を買ってきた。
急いで自宅に戻り、きちんとコーヒーを淹れて、心して食べる。
これがもうとびきり美味しかった。
コーヒーに合う。
これを選んだ自分にご褒美をあげたい。
目立たない場所にあるお店だが、場所さえ覚えれば日常生活の範囲で簡単に行けることも判明した。
高松に移住して、ようやく「おやつマップ」が形になってきた。
経験上、マップの完成度はS字曲線を描く。これからぐぐぐっと充実するのではないか。特に根拠は無いが、いまそういう予感を抱いている。
*1:たぶん購買力のある層が、中核都市の中心街よりも田舎の住宅地に多いのだろう。