魔法使いの台所


昨日、自転車を預けたお店から電話。
部品の調達ができそう。ただし海外(たぶん台湾だろう)からの取り寄せになる為に1ヶ月ほどかかる、とのこと。部品代と送料込みで2千円ほど。工賃はサービス。
今がいちばん自転車で遊ぶのに良い季節なので、1ヶ月待ちは少し残念。
でも、とても嬉しい。1ヶ月で済んで幸運だった。ちょっと諦めかけていたから「相談して良かった」という気持ち。
しかし、ほんの少し「新車を買うチャンスを逃しちゃったな」と後悔に似た気分もある。節約は美徳だが、消費の快楽も否定できない。
高い買い物だし、遊び道具なので、平常時には買い換えない。またしばらくは、少し機能に見劣りのする(そして傷の多い)古い車に乗ることになる。



こういう時、兄ならば、欲しいものを躊躇なく買って、古いほうは倉庫に放り込んでしまう。金銭的見通しや、損得勘定に拘泥しない人なのだ。
同じ兄弟なのに、全然違う。一言でいえば、僕のほうが「ケチ」なのだ。「後悔するケチ」というのが正確だと思う。



新車を買えなかったのは残念だけれど、縁がなかったと思って諦める。
来年度にはさらに改良された機種が出るだろうし、「古いものを直しながら使い続ける」という美学もある。それに現状でそれほど不便はしていないのだ。後悔はすぐ忘れるだろう。





古書店で、料理本を買った。
「魔法使いの台所―まとめづくりと手早い料理で夕食用意が30分:婦人之友社」。
大昔に知人の家で読んで「なるほどなるほど」と感心した本。
昨今の料理本のように、見て楽しいタイプではないけれど、この本で得た知識はいまだに役に立っている。1回しか読んでいないのに、ずいぶん影響を受けたと思う。
2人〜4人暮らしで、材料のまとめ買いをする人には特におすすめできる。一人暮らしでは、作りおきおかずに凝りだすと、ちょっと持て余す。でも良い本だ。
200円で、ほとんど使用痕が無い。料理本としては、とても綺麗。良い買い物ができた。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。