夏には酢橘の鍋を

遅めの帰宅。
家に誰もいないから、冷蔵庫にあるもので簡単に夕食を済ませる。準備から洗いものまでを省力化するには、鍋がいちばん。
たまたま酢橘(あるいは酢橘っぽい柑橘類、緑色で酸っぱい)があったので、使ってみる。

鶏むね肉は脂身を外してから適当に切る。脂身は少しだけ残しておく。
ズッキーニは皮を半分程度剥いて、スライサーで千切りに。ニンジンも同じように千切り。青梗菜は葉柄を細く、葉はそのまま。
豆腐は鍋料理としては小さめに。理由は無い。

脂身を土鍋で炒める。胡麻油を使った。
ごく少量のニンニクと、やや多めの輪切りの唐辛子も加え、脂が出たら取り出してしまう。鶏肉とお湯を加え、煮る。
酒と塩で調味し、なんとなく「鶏ガラスープの素」も使ってみる。鍋にしては濃いかも、くらいの味付け。隠し味にナンプラーも。

野菜は全て細切りのため、すぐに火が通る。
豆腐も入れて、温まったら火から下ろす。
輪切りの酢橘をどっさり浮かべて完成。レモンでも美味しいだろう。

葱の類を入れ忘れた。白菜・大根系の淡色野菜も足りない。なので、どこか鍋っぽさに欠ける。

もっと簡単に作りたければ、インスタントの春雨スープを活用すれば良いのではないか。添付のスープだけでは薄過ぎるが、そこは調整すれば大丈夫。炭水化物も補える。

僕は特に麺や餅は加えなかった。
ズッキーニ、試してみたけれど、特に違和感は無い。皮がある部分だけ、ズッキーニの風味が主張してくる。素直に大根や蕪を使えば、スタンダードな夏向けの鍋になるのではないか。
豆腐ではなくて、厚揚げでも良かったかもしれない。

ともあれお腹は膨れた。
酢橘の輪切りが浮くだけで、なんとも料理上手に見えるから不思議。Instagramに載せても褒められそうな見た目になる。僕は撮り忘れたけれど。

そんな夕食。
あ、素麺を入れたら美味しかったかもしれない。また試そう。

 

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