出張かばん

数ヶ月前に間に合わせで買ったかばんが壊れた。
UNIQLOの3Weyビジネスバッグ。
4000円程度だった。
価格の割にしっかりしていて、とても頑丈。そして軽い。余計なものがほとんど無い、かなり秀逸なかばんだった。こんな値段でコーデュラナイロンなんて昔では考えられなかった。

自分の場合、かなり重いものも一時的に入れる。
だから力のかかるDリングだけはアルミ製のものに交換していた。
が、やはりリングを固定するナイロンベルトが耐えられなくて、だんだんほつれてきてしまう。

このUNIQLOのかばんは職場での道具入れに活用する。
そして出張用のかばんを新調することにした。

 

Amazon楽天で売っているこれを購入。今日、届いた。

ノースフェイスの、これもやっぱり3Weyバッグ。
価格は1万6千円程度だった。UNIQLOに比べれば高価だが、この種のかばんにしては安いのではないか。

アウトドアブランドということで、なんとなく頑丈そう。
厚手の生地で、たぶん防水性もある。

ここまではいらないなあ、と思えるくらいに緩衝材やネオプレンゴム製のポケットが各所にある。それぞれデジタルツールを収めるためのポケットなのだろうが、自分としてはそんなに活用できない。
数年前は、タブレットや携帯電話やパソコンを全部持ち歩く人も多かっただろう。しかし最近は機器の性能向上もあって、いくつかの道具を兼用する人が増えていると思う。例えばパソコンが小型軽量化すればタブレットは不要になるし、大画面の携帯電話で移動中のパソコン仕事の大半は済ませることもできる。そもそもそれらの道具のための付属機器も減ってきている。

この手厚いクッション・ポケットはいかにも“数年前のデザイン”という感じだ。過渡期ならでは、と言えるかもしれない。

 

とはいうものの、全体としてはとても使いやすそう。
あちこち凝っているわりには軽い。UNIQLOのものと同じくらいだから文句は言えない。
書類を分類して放り込めるポケットはとても大きく、宿泊出張の着替え類を入れるメインコンパートメントもしっかり広い。
荷物を入れないぺたんこの状態で見苦しくならないのは助かる。日帰りの出張でも使えるので。
質感についてはUNIQLOのかばんで十分に満足していたけれど、細かい仕上げを比べると差がわかってしまう。

モニターで見るよりも落ち着いた暗めの色だったことも良かった。
リュック用のストラップもきちんと収納できて、なるほど評判が良いのもうなずける商品である。いや、まだ使っていないのだけれど、たぶん“当たり”の買い物だと思う。

 

 

 

先ほど防水スプレーを吹きかけてきた。
かばんを購入したらとりあえず防水。これはもう、儀式みたいなものだ。仕事のかばんが雨でびしょ濡れになるなんて想定できないが、それでもいちおう防水スプレーはしておく。スプレーした後で防水生地であることに気付くが、別にかまわない。儀式ですから。

 

古代生物図鑑 (ベスト新書)

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ほっとする平穏な月曜日

それなりに忙しかったのになんだかほっとする、そんな不思議な勤務時間だった。

パートさんの一家は朝の3時に起きてテレビを点けたそうだ。みんなで今日がサッカーワールドカップ(日本対ベルギー)だと勘違いしていたのだろう。パートさんはもちろん仕事があるからその間違いに付き合うことなく、きちんと出勤した。

 

 

 

職場にトラブルメーカーがいる。
有り体に言って、社会人としての経験が足りない*1。勤め人としての基本を学ばずに若い頃を過ごし、若者ではなくなった頃にコネで会社勤めをスタートし、諸般の事情であちこち関連会社をたらい回しにされた後に、我々と共に働くことになった、そんな人だ。

悪人ではない。
モチベーションは高い、かもしれない。
しかし能力以前の基礎教養みたいなものがまるで足りないから、全体的に子供っぽい動機や雑な分析で独断専行する。思い込みと感情で奇妙な攻撃性を示すことも多い。
そして僕の「役割期待」としては、この人(会社においては先輩である)の教育も求められている。

 

 

その人が長期の出張に行ってしまった。
監督者としての上司がほとんど不在(僕達はTV会議やSkypeやチャットなどで日々の相談や報告を行っている)なために、彼の独断専行には歯止めが効きづらかった。そして少人数かつ新人の多い職場でもある。
どうしても1人の身勝手が周囲に影響しやすい。実際、彼以外のメンバーの疲弊が看過できない状況になっていた。
だからとりあえずしばらくの間、別会社へ“お仕事”に行ってもらうことになったのだ。
僕としては「教育係としては力不足だったかな」とは思う。半年、よく頑張ったけれど、結局のところ彼は変わらなかった。

しかし彼はいわゆる「無敵の人」である。
ルールよりも自分の都合、を当たり前にしている。
そして、とある“諸般の事情”により、いきなりクビになるようなことは無い。ルールを破っても生活は保証されている。

TVニュースに登場する「無敵の人」は生活破綻者ばかり。というか生活が破綻していて失うものが無いから無敵になれる。
しかし勝手をしても暮らしが成り立つのならば、社会人が無敵生活を止める理由は良心のみである。いや、本人が良かれと思っているのならば、無敵を疑う理由も無くなる。
「超・無敵な人」である。

 

そんな人がその長期出張に行き、不在となった。
もちろん数多くのトラブルの種や申請書類の不具合を残して行ったのでその対処は仕事としてやるのだけれど(遅刻の報告書に「遅刻理由:夜更かしのため」と書いてある…)、それでもまあ、平和である。

教養がまるで足りない、ということは学ぶことの価値を見出せない。それでもモチベーションは高いから、ものすごく間違った認識で他人に強く当たる。きちんと聞けば、継ぎ接ぎの言葉による「実は愚痴」「感情的なたわごと」なのだけれど、それでも直接に言葉を浴びるのは嫌なものだ。
僕はもう鈍感なおっさんだから言いたいことも言える。仕事モードならば「いや、それ違うよ」とか、平気で言ってしまう。
でもやっぱり、「変なことを言う人」が同じ部屋にいないのは精神的に楽だ。他の同僚達もほっとしていた。

だから今日は平穏。
ただ忙しいだけならば、そんなに心は疲れない。彼が帰ってきた時に向けて、今は雑事を片付けなければ。

 

 

池上彰のこれが「世界のルール」だ!

池上彰のこれが「世界のルール」だ!

 

 

*1:フリーターも社会人だが、人によってはいくら転職を繰り返しても限定された責任感や経験しか身につけられない。その上で世慣れていく。非正規雇用の悪い点だと思っている。

メロン・タルト

行く先々で当てが外れて、消極的な選択としての「キャトルエピス」清水店へと立ち寄ることに。

この店、ケーキは間違いなく美味しい(見た目も素晴らしい)うえに店内も素敵なのだが、どうにも飲み物が好みに合わない。
いや、コーヒーはケーキに合う味で、他の飲み物も凝っているのだけれど、あと少し頑張って欲しいといつも思ってしまうのだ。特に温かいコーヒーは値段の割になんとなく普通過ぎる。たぶん食べ物が優れているせいで、合格基準を上げすぎているのだろう。

消極的な、とは書いたものの、チャンスがあれば寄りたいお店でもある。家からはやや遠い。ただし今日は別の目的地があったので“仕方なく”なのだ。

そして食べたのはメロンのタルト。飲んだのはコーヒー。
メロンは贈答品に使えそうな甘さと香りがした。豪奢、と言って良いだろう。高級なタルトといえば(静岡では特に)まず「キルフェボン」が挙がるが、少なくともメロンのタルトならば、見た目以外はキャトルエピスの勝ちだと思う*1

 

というわけで、いちいち文句っぽいことを書きながらも、実際はキャトルエピスにはとても満足している。

 

しずおか すてきな旅CAFE 海カフェ&森カフェ

しずおか すてきな旅CAFE 海カフェ&森カフェ

 

 


休日にやりたかった事は6割ほどしか進んでいない。今日は映画の日(毎月1日)かつ休日だったのに映画にも行けなかった。
ただ、色々な懸案に道筋がついた。色んなことが「何とかなりそう」になった。
だからきっと良い日曜日。では、さっさと寝ます。

 

 

*1:※個人の感想です。

トマトと塩豚とバジル

いきなり、というわけではないが夏になってしまった。
セミが鳴いていて、雲がなんだかダイナミックなかたちをしていて、街を気楽に歩けなくなる気温と湿度で、自転車も楽しんで乗るのが難しくなる。それが夏。

朝にはこんな風に考えていた。
「最近、平日が忙しいからといって休日は“のんびり・甘やかしモード”にしていた。でもそれでも疲弊する。休みの間だからこそできることをてきぱきこなせば平日のストレスも減るだろう。つまり、休日こそ“やることやってすっきりモード”を選択する必要があるのだ」

実際、午前中はそれなりにてきぱきと雑事を片付けていた。
夏服も出した。
家族に頼まれていたパソコンの不具合対応も終わらせた。

でも、午後にはいつもどおり、自分を甘やかすために全力でのんびりしていた。美味しいものを食べて、映画を観て、読書をして。

結果として部屋が中途半端に散らかっている。
いかにも「明日がんばれば片付く」程度の乱雑具合だ。つまり、明日は、明日こそは「やることやってすっきり」させる必要がある。

 

衣・食・住 暮らしの雑貨帖 ~ずっと愛したい、わたしのお気に入り~

衣・食・住 暮らしの雑貨帖 ~ずっと愛したい、わたしのお気に入り~

 

 

 

 

それはそうと、お昼に食べたパスタが美味しかった。
バジルがたっぷり。
塩豚とトマトのパスタ。こういう料理こそ、外食で味の違いが明確になる。
自分で作っても、100点満点で94点くらいの味にはできるかもしれない。失敗して60点くらいになる時もあれば、運が良ければ100点も取れる。
でもプロにかかると、少なくともALLEE RESTAURANTで同じ料理を作ると、100点に特別評価60点を加えて160点になる。しかも毎回。
当たり前といえばその通りでしかないけれど、大したものだと感心してしまう。

どういうわけか自分の場合はイタリアンでこの「感心」を実感する。特にパスタ。中華料理は「家で作るものとお店のものはまるで別物」の感覚が強くて美味しくても感心はしない。
ケーキに関しては完全に別次元。彼我の比較はしない。

ケーキといえばパスタ・ランチの後に注文したガトーショコラがとても美味しい。チョコレートが冬のものって誰が決めたのか。

 

というわけでお昼ごはんが美味しかったので、今日は良い土曜日。
なぜか頭痛がする。低気圧で頭が痛くなるらしい。昔はそういう事は無かった、そして周囲にはわりとたくさん居たので、なんだか不思議な感じがする。

 

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

 
地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

夜中の駅前、一万円札を崩す方法とは。 ──使い途の無い切符についての記録──

新幹線を使った出張では、駅の近くにある駐車場に車を置くことがほとんど。「直帰」の場合に使うのは小さなJRの駅で、帰宅する時刻(終電ではないもののわりと遅くなる)には周囲には飲み屋くらいしか開いているお店が無くなる。個人の旅行の時も、駅の近くにある有料駐車場を使う。

先ほどそんな状況で、駐車料金が払えなくなってしまった。
ゲート式の駐車場、一定以上の使用は一律料金。とても安い。千円以下だ。
この出口の支払機が、硬貨と千円札しか受け付けない。
僕の財布には一万円札と5千円札、そして駐車料金にわずかに足りない小銭のみ。

駅のロータリーにも駐車場の横にも、ジュースの自動販売機はある。
しかし自動販売機も受け付ける紙幣は千円札のみ。

わりと本気で困ってしまった。
以前はコンビニエンスストアがあったけれど今はソフトバンクのお店になっている。歩けばコンビニにも辿り着くだろうが、小雨でしかも疲れていて、できれば歩きたくない。
お酒の飲めるお店はあるけれど僕は酒が苦手で、もちろんそういうお店も苦手だ。地元の垢抜けない若者が集うハワイアン・バーに入り、ソフトドリンク(600円)を飲む?冗談じゃない。

 

ロータリーをうろうろしていると客待ちのタクシーが反応する。客でもないのに、なんだか悪い気がする。このタクシーの運転手にお願いすれば両替をしてくれるのだろうか。それはしかし身勝手過ぎるし、格好悪い。

 とにかくそんな感じで、途方に暮れていた。

 

とりあえず駅に戻ろう、と考える。
駅は屋根もあるし、高い位置にあるから近くにあるお店(1万円札を崩せるお店)が見つかるかもしれない。もしかしたら駅員さんが両替をしてくれるだろうか。今の時刻は誰もいないかもしれないけれど、とにかく駅前ロータリーでぼんやりしていても仕方がない。

疲れた脚を動かして階段を登っている時に、解決策を思いついた。

 

切符の券売機でいちばん安い切符を買えばいい。

 

そして実際、券売機は1万円札を受け付けた。
入場券を小児料金、70円。お釣りは9930円。

かくして不自然な時刻に不自然な切符の売り上げが発生した。
JR職員の誰かが、この不自然な記録を気づき、いつの間にか怪談へと変化したら素敵だと思う。夜中に入場券を買う子供の霊。

ともあれこうして、無事に駐車料金を小銭で支払うことができた。
さきほど帰宅した。
無駄にした時間は10分未満5分以上といったところか。

 

 

ずいぶん昔に、やはり夜のコインパーキングで同様の状況に陥った。あの時も駅前で、小さいながらもショッピングモール的なビルがある街だったが、でもお店が閉まった時刻に高額紙幣を使う場所が見つからなかった。少し歩いてコンビニに行った記憶がある。あの時はGoogleAmazonのポイントカードを買ったのだったか。飲みたくもないジュースなどを買うのも癪だったので。

 

 

 

これからの人生で、また同様の事態に遭遇するかもしれない。
でも大丈夫。
コインパーキングで小銭が無い場合、駅が近ければ入場券を小児料金で買う。これで解決*1
70円の出費は純粋な損失だけれど、時間と無駄な買い物を防ぐのならば許容範囲だと思う。

いま日記を書いているキーボードの前に、この70円の切符がある。
不注意の戒めとして、この使い途のない紙片は捨てずにしばらく置いたままにしておく。

 

 

 

*1:田舎なので駅の遠くには有料駐車場は存在しない。

静岡市葵区のピーチメルバ #孤独のグルメ #孤独の甘党紳士 #ピーチメルバ

※「孤独のグルメ」風に書いてみます。

 

「2日連続の会議はさすがに疲れる。なんだか甘いものを入れたい気分になっちゃったぞ」

「しかしこの鷹匠という街、なんだか不思議だ。どうして住宅と雑居ビルが混在してるんだ」「雑多な店があちこちにあるけれどよくわからない個人店が多い、小綺麗なんだが店内が想像しづらいぞ」「静岡っぽくない、でも東京とも違う」

 

「甘いものといってもケーキの気分じゃあないんだ」「俺は何を食べたいんだ?」
「黒糖ぜんざい?気温32℃湿度90%でぜんざい。違うだろう」「ケーキでもいいんだけどなあ。もう少し心にぴったりのものがありそうなんだよな」「かき氷は真夏に取っておこう」「しかしこうやって歩いてもなあ、とりあえず駅に向かうか」

 

「ああそうだ、あの店のピーチメルバがそろそろだったか。駄目元で行ってみよう」

 

──笠井珈琲店 店内 ほどほどに混んでいる──

 

「ふう、どうやら駄目元のピーチメルバ、まだあるみたいだ、コーヒーセットが基本か。良いじゃないかピーチとコーヒーなんて気が利いてる、大歓迎」

 

「ピーチメルバ、ください」
店主「はい。二分の一アイスコーヒーは?」
「あっ、ああ今日はコーヒーだけ。ミルク無しのほうで」

「なんかなあ、覚えられちゃったなあ。お店の人に顔を覚えられるのは、どうにも気恥ずかしい」

 

(しばし回想)

※省略

(回想終わり)

 

店主「これ飲んでみてください」
「ありがとうございます。なんでしょうこれ?」
──グラスに透明な液体。とろりとして冷たい──

「白ワインでね、桃を煮たシロップです。本当はシャーベットにするんだけどね」

「いただきます…うっ甘い」
(でも何だろう?桃缶のシロップを磨き上げたような味だ。濃い、濃すぎる甘さと香り。でも止まらないぞ)
「美味しかったです、ありがとうございます」

 

 

 

 

──ブレンドコーヒーと、ピーチメルバが到着。スプーンが大きい──

「来ましたよピーチメルバさん。ではいただきます…」

 

──美しい陶器の器に自家製バニラアイスと桃のコンポートが半個ぶん。桃のソースがかかっている。たっぷりした量──

 

「うーん美味しい。桃そのまんまより美味しいんじゃないかこれ」
「果物より美味しくするって、スイーツは人類の英知だよな本当に」


「スプーンが止まらん。しかしコーヒーはいつのタイミングで飲めばいいのか困る」
「口の中が冷たくなってきた、よおしコーヒー・タイムだ」
「桃とアイスとコーヒー、大人の三角食べだなこりゃ」

 

「ふう、腹いっぱいだ。冷たいスイーツはつい急いで食べてしまう…」

──店主、コーヒーを注ぎ足す──

「あっ、ありがとうございます」
「ありがたい。お腹はたぷたぷだけれど、冷たい舌に新しいコーヒーが嬉しい」
「しかし注文を受けてから豆を挽くのに、いつもこうやってオマケのコーヒーが注がれる。どういう計算なのか?」

 

 

──支払い──

「ごちそうさまでした。ピーチメルバ、いつ頃まで食べられますか?」
「今年は桃が少なくてねえ。一応16日までは、って言ってるんだけどね」
「なるほど。美味しかったです。ありがとうございます」

──店を出る──

「ふう。小雨が降ってきたがなんだか悪くない気分だ、でも腹は満タンだ」
「ピーチメルバ、あと何回食べられるかなあ、今年も、来年も」

 

おわり

 

 

孤独のグルメ 2 (SPA!コミックス)

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孤独のグルメ 【新装版】

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品川駅にて

いま出張と会食を終えて帰宅の途につくところ。

品川駅はキラキラしている。

 

朝は何も食べず東京に到着し、インドの豆カレーを挟んだピタパンみたいなものを食べた。ちょっと珍しいものが朝から売られているあたり、都会だなあと思う。静岡ではこうはいかない。

 

今日は大仕事(精神的大仕事)を済ませたので、珍しく夜なのに甘い飲み物を買った。スターバックスの、甘くて冷たくてクリームが乗っていてカプチーノがベースの何か。名前は忘れた。カフェイン抜き。

 

そして今からその甘くて冷たくてクリームが乗っているカプチーノがベースの何か(名前は失念)を持って新幹線に乗る。寝過ごしたら名古屋に運ばれてしまう点には注意したい。

出張支度と鯛飯への期待

そろそろ東京への出張も慣れてきたので、思い切って荷物を減らすことにした。
例えばパソコンは持参するがマウスは置いていく。
いつもKindleを持ち歩いているけれど、今回は薄い文庫本(昔の小説は薄い!)にしてみた。

 

キッチン

キッチン

 

 

キッチン (角川文庫)

キッチン (角川文庫)

 
キッチン (新潮文庫)

キッチン (新潮文庫)

 
キッチン (福武文庫)

キッチン (福武文庫)

 

 


ハンカチも機能一辺倒の薄いもの。とはいえこれは吸水に優れ、かつ乾きやすいので旅には重宝している。さっと拭いて、洗って絞ってしばらくすれば乾く。もう少し色が落ち着いていると良いのだけれど。それとモンベルのロゴも控えめだと嬉しい。

 一般的な吸水速乾タオルとは質感が違う。普通、この手の品といえばスポンジやセーム革を極細の繊維で再現したような素材が多いが、このマイクロタオルはメガネ拭きに近い。畳むとリップクリームより小さくなる。でも、きちんと吸水するし、普通のハンカチと同様にポケットに入れて大丈夫。色柄だけ気にしなければおすすめです。500円と少し、という安さも魅力。
2枚買っておけば数日の旅行に対応できる。

 フェイスタオルで同様のものもある。

 こちらはもう少し厚手。とはいえ普通のタオルに比べるとびっくりするくらい薄い。通勤カバンに入れておくと雨の日に便利です。

 

話が逸れた。
とにかくもう荷物を極力減らして、東京日帰り出張に趣くことにしたのだ。かばんが軽い。

そういえば、明日は朝ごはんを静岡駅で買うチャンスに恵まれそう。
あまりに早い時刻だとスターバックスも駅弁屋さんも開いていない。遅いとそもそも朝食は家で食べる。
運が良ければ好物の「鯛飯」を買いたい。なぜ静岡で鯛なのか不明だけれどとにかく美味しいのです。

鯛飯の気分じゃない場合は、スターバックス・コーヒー(新幹線の待合室併設)でケッタイな甘い焼き菓子を買う。

 

 

では寝ます。何にせよ朝は早い。
でも、前職で遠くに通勤していた時と起床時刻はそれほど変わらない。前職の上司が「通勤時間は人生を蝕む」と語っていて、最近それをよく思い出す。今の勤め先は色々と大変だけれど、10分未満で出社できるし、駅だってそれほど遠くない。本当に睡眠不足の時は、始業時間の30分前に起きても何とかなってしまう*1。通勤時間50分では、そうはいかない。

*1:食事は野菜ジュースとヨーグルトで済ませ、身支度を最速で行えば間に合う。

麦味噌で豚汁

僕が子供の頃は、「ぶたじる」と呼んでいた。
小学校の学校給食では「ぶたじる」派と「とんじる」派が混在していて、しかし別に論争にもならず、さらに言うとその違いで面白おかしく会話が弾むわけでもなく、とりあえず「豚汁」に2種類の読み方があることが(少なくとも僕とクラスの皆には)当たり前だった。

その「豚汁」を今日は作った。朝から。

家族がサッカーワールドカップを観戦したせいで起床せず、料理を作るのは自分だけ。
朝に「ひと椀で栄養が摂れる料理」として具沢山の豚汁を作ることにしたのだ。自分用の炭水化物は春雨を少量。家族は各自が用意する想定。

 

フンドーキン 九州そだち麦 1kg

フンドーキン 九州そだち麦 1kg

 

 

以前、九州旅行で買って放置していた麦味噌*1を使う。
何度か料理に使ったものの、なんというか「言うほど特徴があるわけじゃないよね」という感想しか湧かず、ほとんど使わずに保管していた。
先日の三重周遊ではこの麦味噌を使った味噌汁を飲む機会があった。Snugの「しみじみごはん」の汁物が麦味噌の味噌汁。これが抜群に美味しくて、しかも麦味噌の風味が活きていて、なるほどこれならば活用できると、今朝ふと思い出したのだった。

どうやら少し個性のある具材のほうが好みの味になる。
豚肉と牛蒡と葱を多めに入れてみたら丁度良い。
出汁もしっかりした味が合う。今日は鯖節を使った。

豚肉は細く切ってしっかりと胡麻油で炒めた。
隠し味に唐辛子。普通の味噌汁よりも全体に濃厚にした。
本当に少しだけ、にんにくのすりおろしも入れた。

 

朝はしっかり食べる家なのだけれど、さすがに豚汁は珍しい。
しかもしっかり外食風に濃い味。味噌が多いわけではないけれど、なぜか外食の味付けになってしまった。

 

全然関係無いけれど、大昔にお付き合いしていたひとの実家では「赤だしの味噌汁に卵焼き」が当たり前だった。その家の誰もが当たり前に食べていて、なにしろお招きされて緊張もしていたから質問もできず、後から聞くことも忘れて、そして今もその小さな不思議を覚えている。
味噌汁の具材と地域・家族の文化について書かれた本は多いが、しかし卵焼きの記述は知らない。
試してみるとわかる。卵焼きは味噌汁と、まるっきり調和しない。普通に美味しいのだけれど、味噌や出汁の味と卵焼きの味が合わさり何かを生じるわけではない。あそこまで非調和な味噌汁も無いのではないか。
今でも、ちょっと変わった味噌味の汁物を作る時に思い出す。いつか街で遭遇したら、近況や思い出話より先に聞いてしまうかもしれない。

 

トマトの味噌汁?食べ物大好きエッセイ? (光文社知恵の森文庫)

トマトの味噌汁?食べ物大好きエッセイ? (光文社知恵の森文庫)

 

 トマトの味噌汁は、宿坊料理の本で知った。
赤だし仕立て、トマトはゆっくり温めて、食べる前に黒胡椒を振る。マーガリン(お坊さんだから植物性)を落としても良い。
試してみたら美味しかった。和歌山県の山奥では普通に食べるとのこと。

 

高野山 一乗院のこころとからだをととのえる精進料理

高野山 一乗院のこころとからだをととのえる精進料理

 

お題「起きて最初にすること」

 

 

*1:自然食品店にあるような味噌より、その土地のスーパーマーケットにある普通の安い味噌のほうが料理には使いやすいと思う。調味料に関しては地元スーパーのプライベートブランドが高水準だったりする。

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