昨日に引き続き、県東部へ行っていた。
沼津や三島…の予定が西伊豆方面まで行くことに。
午後には自由な時間が作れたので、有名な景勝地「大瀬崎」へ立ち寄ってみた。

大瀬崎は駿河湾に突き出た岬・砂州である。沼津から伊豆半島西岸を進んでいくと戸田の手前にある。
昔は観光客で賑わったと聞く。僕も子供の頃に親や親戚達と訪れたことがあって、当時は海水浴客向けの店や民宿がたくさんあった。
今はダイビングが盛んで、今日もダイビングスクールの人達がちらほら。海岸から歩いて直接ダイビングスポットまで行けること、温暖な海ならではの魚が楽しめることが人気の理由と案内表示にはある。
岬の内側は遠浅、外側は急激に水深が変化する地形は変化に富むことから、テレビ番組で紹介されることも多い。

岬の突端には灯台がある。
大抵の灯台と同じように、見晴らしが良い場所に立っている。

その灯台の近くから見た富士山。
ちょうど雲に覆われているが、きちんと晴れていれば「絵のような風景」になる。

大瀬崎の先端部分は杓子・スプーンのように膨らんでいて、そこに「神池」がある。
潮騒が聞こえ、木々の向こうは海なのに淡水という不思議な池だ。
神域であること、調査により環境が壊され海水が混じる可能性があることから、きちんとした調査が行われていないそうだ。
「伊豆の七不思議」のひとつでもある。
砂利や砂が多い小さな岬の先端に淡水があるのは確かに不思議。
ちなみに池の端に立つと、たくさんの鯉が寄ってくる。
まだ幼い頃には、この鯉がとても怖かった記憶がある。一心不乱に口をぱくぱく開けて迫ってくる大きな魚は、あの頃の自分には不気味に思えたのだ。

岬のいちばん高い場所には神社がある。
ずいぶんと古く、そして今もばっちり信仰されている様子。
こんな奇妙な場所だから、昔から特別な場所とされていて当然だろう。
鬱蒼とした木々に囲まれているせいもあって、ちょっとした非日常感が味わえた。

岬の内側は波もほとんどない。海の色や木々の雰囲気こそ違えど、かつて住んでいた瀬戸内海沿岸を思い出す。
空気は冷たいが、それでも県中部よりは暖かく感じる。
さすが伊豆半島。
誰かが植えたのか流れ着いたのか、サボテンやアロエや、小さな多肉植物も野生化して育っていた。
ビャクシンや松や杉の巨木もあって、見応え十分。
写真には撮らなかったが、わけのわからない深海魚っぽい遺骸が海岸に打ち上げられていて、「駿河湾だなー」と思ったりもした。
オフシーズンだからか、ほとんど商売っ気のない場所だった。
有料駐車場(300円)を払って、1km程度の道を歩いて、ごく少数の観光客または地元の人とすれ違うだけの、実に静かな時間。今の季節ならば虫もいないし*1、空気も澄んでいて、とても過ごしやすい。
静かな雰囲気を楽しむにはぴったりの場所だと思う。
*1:木々に隠れる鳥の声はうるさいくらいに聞こえるし、海鳥も集まっていた。











